好きな山だけど混むから行きづらい雨飾山。わりと近くにあるけど、なかなか遠い山。コロナの自粛が解除となった最初の週末に行ってみたら、やっぱり混んでいました。許容範囲内ではありましたが。自粛解除を待ち焦がれていた人たちが一斉に繰り出したんでしょうね。その中にこーちゃん&きょーちゃんもいて、登山口で偶然会ったので一緒に登ってきました。
登山口駐車場、近いところは既に満車
昨年の6月9日にも雨飾山に登ってます。その時は残雪&新緑&花がちょうど良い感じ。ただ、天気はいまいち。同じ日曜日の7時でしたが、駐車場は舗装のところが半分程度の埋まり具合。今日は既に満車。路駐も一杯。手前の砂利の駐車場に停めました。
この差はやっぱり解除で一斉に繰り出したことが一番大きいんか?天気も今日の方がいいか…。あと、残雪はない方が人は増えるのかな、一般的には。なんにしても、予想より多い人出。これでも紅葉の時と比べると足元にも及ばん感じ。
砂利の駐車場に停める前に、とりあえず登山口のトイレへ。すると、そこにきょーちゃん、そしてこーちゃん。あらま、こんなところで…ってことで一緒に登ることに。しばらく待っててもらってスタートです。
大海川沿いの道、ブナ平、そして荒菅沢へ
大海川沿いは草ボーボー。もう少し早い時期か紅葉シーズンはいい感じなんですが。なんの木だか知らないけど、ここに生えてる巨木は季節を問わずいつも存在感抜群。ブナ地帯は残雪もなく、新緑はとっくに通り越してます。すっかり夏って感じです。ブナ平付近のブナは立派。知ってる限り、雨飾山周辺では一番立派なブナが生えてます。他はここより細めで、シュッとしてる。
荒菅沢はアルペンチックなロケーション
荒菅沢に下りるトラバースの雪は既に融けて夏道。ここに雪があると結構やらしい。荒菅沢はまだビッシリ雪で、雪渓って感じです。上流を見上げると雪渓の奥に布団菱、空は真っ青で素晴らしい景色であります。雨飾山屈指の観光スポットです。ここでしばらく休憩。雪渓の風は涼しくて快適。
荒菅沢左岸尾根とやらの急登を登ります
荒菅沢の対岸に渡って急な尾根登り。あれだけ車があるのに、わりと人と行きあう回数は少ないです。遅めの出発、遅めのペースが幸いだったのかな?山頂でも長居して、下りものんびりだったので、他の人とすれ違ったり追い越したりするストレスは少なかったです。
途中まですれ違う人の数を勘定してたけど、笹平でわからなくなってしまった…。笹平あたりで30数人だったので、たぶん全部で100人くらいだったんじゃないか…と。
笹平まで登ればほぼ終わったようなもん
笹平の分岐から少しだけ金山方面の道に入ると、台地状の笹平の東端に出ます。ここからは海谷のトゲトゲしい山々を見下ろすことができます。いつも立ち寄ってるんで今日も。
いつもは便所臭いけど、今日は全く感じませんでした。携帯トイレブースの効果なのか、はたまた自粛で入り込みが少なかったからか…?いずれにしても、いいことだ。
今日の雨飾山に咲いてた花々
笹平から山頂の間は花見区間。シラネアオイとハクサンチドリが全盛。ハクサンイチゲはもう終わりかけで、中間にあるハクサンイチゲ畑のとこだけ、なんとか見れる程度に残っていました。荒菅沢源頭の雪庇の残りのところは、雪が融けたあとからカタクリが咲いていました。
山頂への登りでも色んな花があって気を紛らせてくれます。ただ、良いところですれ違いがあったりで、ゆっくり写真を撮ってられる雰囲気ではなかったです。
雨飾山山頂は居心地よく1時間以上も長居しました
山頂は居場所もないくらいかも…と少し心配したけど、意外と隙間はありました。ごった返してる感はなかったです。本物の山頂じゃない北側のピークの方が空いてたので、そちらでゆっくりすることにしました。
天気の方ですが、朝よりだいぶ雲が増えてしまったのかな~。笹平では雪倉岳や朝日岳が見えてたけど、今は稜線だけ雲がかかってしまってます。焼山にも雲がかかったりなくなったり。海の方はしっかり見えてます。まあ、雨飾山は位置的に北にあるので、北アルプスの眺めとしては恵まれてないですからね。
山頂は暑くもなく寒くもなく、太陽が照ったり隠れたり、居心地のよい山頂でした。1時間以上も長居。4人もいれば話もはずむってもんですね。
のんびり下山開始です
本物の山頂に立ちよることもなく下山開始。山頂の人数もだいぶ減っていて、時間的にも登ってくる人は少しだけ。帰りの荒菅沢でも休憩。やっぱ、ここが一番いいな。往きより長く休んじゃいました。下山したら舗装の駐車場はガラガラ。当たり前か。
県外への移動の規制がなくなり、花の季節に一度東北へ行っておきたいかな。あとは、北アルプスや南アルプスの山小屋の動向が気になるところ。テント場も予約になりそうな雰囲気あるし。どうなることやら~
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