三ツ石山 紅葉真っ盛りチョイ手前 2021/9/19

2021年紅葉シーズンスタートです。まずは本州で一番早く紅葉すると言われてます三ツ石山へ。真っ盛りにはもうひと息でしたが、天気に恵まれて今年最初の紅葉を満喫です。山頂だけ岩になってる、岩手山の眺めが良い、小畚山にかけてのだだっ広い稜線…などなどが、三ツ石山のウリなのかなと思います。今日は青空に加えて、良い雲が出てたのもポイント高かったです。

三ツ石山に登るまでは、ホントに紅葉してるんかいな…と不安でした。登ってみると紅葉してるんですよね~。なんか、早く紅葉するツツジやカエデなどの灌木が、三ツ石山に集中してるって感じです。周囲の山や稜線は高低差がないので、一気に一面が紅葉するというのも特徴なのかなと思いました。

時系列だとなかなか紅葉の写真が出てこないので、紅葉ギャラリーをご覧ください
  • 日程: 2021年9月19日(日)
  • 天気: 快晴!
  • メンバー: T世
  • 温泉: 休暇村岩手網張温泉 温泉館(600円)
  • 食事: 食堂なまえ 喜多方ラーメン(前日)
        たか志 一関市ラーメン屋
  • 登山口情報: 網張温泉スキー場の駐車場
コースタイム
  • 網張温泉スキー場 第3リフト上(7:45)
  • 大松倉山(8:50)
  • 三ツ石山荘(9:15~25)
  • 三ツ石山(9:50~10:30)
  • ニセ小畚1448m(11:05~45)
  • 三ツ石山(12:15~40)
  • 三ツ石山荘(13:00~05)
  • 大松倉山(13:30)
  • 網張温泉スキー場 第3リフト上(14:40)

動画も作ってみたのでよろしければ!

初日は雨なので喜多方に立ち寄りながら北上

シルバーウイーク前半、敬老の日絡みの3連休は北アルプスのつもりだったのが、テン場難民&初日台風ということで、どうしたもんか…。同時に東北の紅葉の進み具合もチェックしてまして、今年は9月が涼しいので早く始まりそうな雰囲気。後半の方が良いだろうなとも思ったけど、2日目、3日目は晴れ予報。後半も晴れる保証もないし、ちょいと早いとは思いながらも東北へ。初日の悪天は移動日と割り切ります。

初日は早朝5時ごろに安曇野を出発し、まずは恒例の喜多方経由。今回は『食堂なまえ』に。3度目で初の極太手打ちを頂きました。細めのうどんのような太さで、モチモチしてて美味しかったです。この日のうちに雫石の道の駅まで進んでおきました。

たくさんある三ツ石山のルートの中からリフトアクセスを選択

三ツ石山あたりは登山道がたくさんあります。どこから登ろうか…。昨年は9月22日に松川温泉から源太ヶ岳含めた周回ルートです。今年より3日遅かったのに、紅葉はまだ色づき始めってとこでした。一番最短は奥産道からだけど、駐車場の争奪戦が激しい?し、三ツ石山だけになってしまう…。

三ツ石山から源太ヶ岳 2020/9/22 紅葉はあと少し
松川温泉から三ツ石山、源太ヶ岳を周回してきました。いつもの年なら既に紅葉してるんでしょうが、今年は残暑が長引いたためか、まだ色付き始めといったところ。それでも結構よかったですけどね。紅葉真っ盛りの時にまた来てみたいと思ったのでした。

で、今回は網張温泉スキー場のリフトを使うことに。駐車場は安心!リフトのおかげでスタート地点は高いんですが、アップダウンの多い稜線を長く歩くので、かえって奥産道よりは時間がかかってしまいます。が、大松倉山に登れるのがうれしいところかな。2015年秋にスキー場から岩手山に登ってまして、リフトから三ツ石山荘の間の未踏の区間が埋められるのも、ここにした理由の一つであります。

リフトの始発は土日祝は7時。片道3本1500円、往復3本2000円、片道3本+奥産道バス1500円…と悩める料金体系。結局のところ、JAF割で往復2000円→1500円があったので、これに決定!リフト3本乗ると、上まで40分かかっちゃいます。かなり長い。今日は陽気が良かったからいいが、寒いと辛いだろうな…

詳しくは 2021網張展望リフト情報へ

網張温泉スキー場からのルートで三ツ石山に向かうことに
下界は雲海が広がっています

大松倉山の基部まではパッとしない稜線

リフト終点からひと登りで稜線の登山道との分岐。その手前に展望台があります。犬倉山や姥倉山の斜面がよく見えるけど、見る感じではほとんど紅葉してないです。一応、記録を見ると3日前で5分くらい染まってる感じだったけどなあ…。8割のつもりで来たけど、不安になりますな。

大松倉山の基部までは針葉樹と広葉樹が混じった、あまりパッとしない林が長いです。緩いけどアップダウンも多い。雨上がりということでか、泥がヌルヌルで滑る滑る。帰りがメンドクサイなあ…とか思いながら歩いてました。帰りは登り基調だしな。

犬倉山と姥倉山 紅葉はあんまりしてないなあ・・・
源太ヶ岳や小畚山などが見えてきた

大松倉山の頂稜は快適な稜線歩き

大松倉山の登りになると、笹と灌木になり開けてきます。ポツポツと紅葉した灌木も点在。山頂に着くけど展望悪い。エアリアには『展望良い』と書いてあるのになあ…。水分補給だけして先に進むと、『展望良い』稜線歩きに。振り返ると岩手山…はまだ逆光。太陽が上がった帰りが楽しみだな。乳頭山とかも見えてます。そして、三ツ石山も見えてきた!山頂付近は赤くなってる部分もあるが、ここから見る限り、どうなんだろう…て感じ。

始発のリフトにはそれなりに行列できてたわりに、ほとんど人がいない。岩手山に向かう人の方が断然多いのかも。稜線のアップダウンが面倒だから、リフト使って三ツ石山に登る人は少ないのかもね。紅葉見るだけなら奥産道からで十分だろうし。

大松倉山 ところどころ紅葉してます
乳頭山がよく見えた
大松倉山山頂 展望ヨシと書いてあったけど展望良くない
山頂から少し歩くと展望すこぶる良好に!
乳頭山の左に秋田駒ヶ岳も
三ツ石山も見えてきた
三ツ石山アップ! 紅葉はどんなもんなんだろう?
振り返ると岩手山

三ツ石山荘で小休止 湿原散策

ひと下りで三ツ石山荘。ここで奥産道からの人、松川温泉からの人が終結します。一気に賑やかになりました。…とは言っても、混んでるって感じではなかったです。T世さんトイレの間に、湿原で写真撮ったりして遊びます。

三ツ石山荘が見えてきた
三ツ石山荘
三ツ石山 登る斜面は笹原が中心
三ツ石山荘のところにある湿原 完全に秋色です
小屋のテラスより

三ツ石山への登りは笹斜面で紅葉の気配なし

さて、いよいよ三ツ石山へ!こっち面はほぼ笹の斜面。紅葉の雰囲気はほぼナシ。今日は秋晴れ!澄んだ青空が広がってます。笹と青空もまたいいんですよね~。それにプラス今日はいい感じの雲も出ております。紅葉してなかったとしても、『まあいいか…』って思える天気です。

三ツ石山に登りましょう
笹が広がる斜面
紅葉はしてないけど良い雲が出ていました
三ツ石山荘 いいとこに建ってるなあ

三ツ石山山頂! 紅葉はまずまずしてます

三ツ石山の山頂に着きますと、あれまビックリ!紅葉してるじゃないですか!まだ真っ赤っかにはなってないですが、この天気でこれだけ染まってれば満足できるレベルです。山頂に登るまでオアズケで、登って初めて紅葉した景色が見れるというのが、何ともドラマチックで…。唯一の笹斜面に道が付けられてるってのがミソですな。

三ツ石山山頂の一角に出るとコレ!
大深山&源太ヶ岳方面
知らない人ですが、いい感じで立っておられました
山頂の方の岩峰に移動です

山頂の岩峰でのんびり休憩します

手前の岩峰でまずひと休み&景色堪能。赤く染まった斜面越しの岩手山、三ツ石山定番の構図だな。岩手山が『山』の字に見えるとか。山頂の岩峰に移動。小畚山へのなだらかな稜線が印象的です。尾根というより台地だな。冬は一面の大雪原なのかなと想像してしまう。意外と強風で樹林出てたり?髭の剃り残しみたいになってたりして。ま、冬はともかく、春に来てみたいな。

山頂には人がウジャウジャいるわけでもなく、タイムラプスも撮れたし、わりとストレスなく過ごせます。北端の岩峰も混んでなかったし。この北端の岩峰に立った展望が一番すごいな。高度感のある紅葉のロケーションが凄いです。

やっぱ三ツ石山だけでは勿体ない。このだだっ広い稜線を歩きたくなります。かといって、戻ってこないといけないしな。小畚山はちょっと遠い。コルから1つ目のピークまで行ってみることにしよう。地形図には山名はなく、1447.9mとだけ。エアリアを見ると覘標ノ台とありました。でも、ニセ小畚がしっくりくるのかな?ここではニセ小畚で。

これが岩手山バックのよくみる構図か
のっぺりした稜線の紅葉は少し遅れてるのかな
乳頭山と秋田駒ヶ岳
なんとも言えない広い尾根ですなあ ここを歩かない手はない
風も穏やかでのんびりできます
なんかいます
コルから最初のピークでありますニセ小畚まで行くことにしましょう

ニセ小畚に向かいます 三ッ沼は感じのよい池

紅葉した灌木の中をタラーっと下っていきます。いったんパッとしない針葉樹混じりの林になるけど、またしばらくで灌木に。コルには三ッ沼。三ツ石に対抗か?池の周囲にはあんまり紅葉する木は生えてなかったけど、これから向かうニセ小畚と三ッ沼の絵はよかったです。それもこれも天気が良いから。

山頂の岩峰を回り込んでニセ小畚へ
こんな広い稜線はなかなかないぞ
振り返ると三ツ石山
岩手山と三ツ石山を並べてみました
コルの手前で針葉樹が混じってパッとしない林に
三ッ池 ニセ小畚をバックに

ニセ小畚の登りの紅葉がよかった!雲がいい!

三ッ沼からニセ小畚への登り。ここがよかったなあ~♪紅葉した灌木が増えてきて、青空と良い雲をバックに赤が映えます。振り返ると、だだっ広い稜線の先に三ツ石山。大雪山の白雲岳から忠別岳の、これまただだっ広い稜線を思い起こしますね。どっちが広いかな?あっちは完全に木のない風衝地だけど。

ニセ小畚の登りの紅葉もよかったです
雲に味がありますねえ
赤も鮮やかです!
三ツ石山はポチがあるからすぐわかる
見えてるところがニセ小畚かな

ニセ小畚でまたまた大休止

ニセ小畚はあんまり広くなかった。先客がいたけど、すぐに出て行ったので、快適な岩の上をゲット!のんびり休憩できました。小畚山方面もところどころ赤が密集してて紅葉よさそう!行きたい気分に駆られるが、行った分だけ戻ってこないといけない…。次があれば、やっぱ松川温泉からの周回がいいなあ…

ニセ小畚からの岩手山
ニセ小畚からの三ツ石山
小畚山、源太ヶ岳方面 やっぱ松川温泉からの周回ルートがいいなあ

三ツ石山に戻ります

今日は3連休の中日。帰りの心配しなくていいので、時間的にも気分的にもゆったり。おかげで、太陽がすっかり登り、向きも南に変えてきたので、三ツ石山や岩手山がだいぶ順光に。朝は少し逆光気味だった。太陽が昇ると全然違いますね。景色がクッキリしてきます。そのクッキリした景色を堪能しながら三ツ石山に戻りました。

素晴らしい紅葉の中を三ツ石山に戻ります
三ッ沼 三ツ石山に対抗しての三ッ沼なのか?
帰りにも三ッ沼とニセ小畚
目指すはあそこ!

帰りの三ツ石山山頂でまたまた大休止

帰りの三ツ石山は人出が何倍増かに!こんな感じの観光地みたいな山は、やっぱり昼にかけて混んでくるんだな。往きでゆっくりできてよかったです。とかいって、帰りもそこそこゆっくりしました。岩手山が逆光じゃなくなりました。往きで撮った写真は全て取り直しですな。これもまたヨシ。

帰りの三ツ石山
お昼になって太陽が高くなって日当たりよくなりました
さっき歩いてきた道
源太ヶ岳の右側に八幡平も見えてます
八幡平市街地 稲刈り間近の田んぼが良い色
三ツ石山山頂 だいぶ人が増えました

帰りの大松倉山も展望良好な頂稜歩き

三ツ石山荘までは道が混んでてペースあがらないけど、分岐の先からはガラガラに。リフトまで長い道のりです。あとは大松倉山という楽しみが残ってます。大松倉山の長い頂稜は気分爽快です。キレイな斜面とか見えてると、スキーのこと考えちゃいますな。

名残惜しいが下山 岩手山を見ながら三ツ石山荘へ
大松倉山付近より 三ツ石山
大松倉山の頂稜 岩手山も順光でクッキリ
この頂稜歩きはホント気持ちいい
もう少ししたらここの紅葉も良くなるのかな?
岩手山も見納めです

大松倉山からリフトまではやっぱり長く感じた

大松倉山を下ってしまうと、あとはリフトまで消化試合的なつまらない稜線歩き。それでも朝より雰囲気は良くなってたような…。太陽が昇って、暗かった林が明るくなったからかな?リフトに向けて最後が登りベースというのが辛いところですが…。40分かけてリフトで下山です。観光客が多かった。

リフト上の展望台 朝とはクッキリ度が違う

本日の下山後温泉とラーメン

下山後温泉はせっかくなので網張温泉。休暇村の本館はコロナのため日帰り入浴は休止中。日帰り入浴専用の温泉館の方へ。スキーシーズンじゃないから空いてるかと思いきや、だいぶ混んでる感じでした。隣接するキャンプ場も賑わってたしなあ。ただ、停まってる車がほぼ地元ナンバーというのが信州とは違うところかな。

下山後ラーメンは行き当たりばったりになり、危うくラーメン難民になりかけました。一関まで移動して『たか志』という市街地から離れた寂しい場所にあるラーメン屋へ。博多の白トンコツ、熊本の黒トンコツ、尾道の醤油ラーメン…などなど、有名ご当地ラーメンを再現してるようなラーメン屋。普通に美味しかったです。

厳美渓の道の駅まで進んで、明日の栗駒山に備えます。

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