燕岳の紅葉はガスガス 2022/10/8

だいたい晴れる体育の日の3連休なんですが、今年はどうも様子が違う…。スカッと晴れる雰囲気ではなさそうです。紅葉を見に東北の山に行く予定でしたが、微妙なのでやめときました。先週も東北で、秋田駒、焼石岳。両日とも快晴だったので、無理して2週連続行くこともないですし…。自宅起点で天気見ながら動くことに。

土曜はやはり微妙な予報。ハズレても損失の少ない燕岳にしました。燕岳は残雪か新雪で登ることが多く、紅葉の時期はほとんど登ったことがないです。合戦尾根あたり紅葉しそうな木が生えてますので、一度見ておきたい。あと、北燕岳の北側、岩峰の基部を巻くところの紅葉も確認しておきたかったので。でまあ、行ってみたところ、紅葉は確認できましたが、ガスガスでほとんど展望ナシでした。帰りには雨に降られたりと、あんまり良いことはなかったです。

  • 日程: 2022年10月8日(土)
  • 天気: ガスガスのち小雨
  • メンバー: 一人
  • 温泉: なし
  • 食事: なし
  • 登山口情報: 
コースタイム
  • 中房温泉(6:45)
  • 合戦小屋(8:40~50)
  • 燕山荘(8:35~55)
  • 燕岳(10:15)
  • 北燕岳(10:30)
  • 燕岳北端2723m(11:05~35)
  • 燕岳(12:10)
  • 燕山荘(12:35~13:10)
  • 合戦小屋(13:35)
  • 中房温泉(14:45)

中房温泉の駐車場は思いのほか空いてました

燕岳は市内の山。合併前だと町内の山。物理的には近いけど、駐車場が混んだりで実質遠い山。テント泊とかで行く時は、市内の山なのに前夜泊ですからね…。天気悪いけど3連休。それなりに人は多いだろうな。車にチャリ積んでT世さんに中房温泉まで送ってもらいました。帰りはチャリです。中房温泉に着くと、第2駐車場がまだ結構空いててビックリしました。昨日は山は雪降ったりしてるからかな~。こんなことなら車で来ればよかった…。帰りにひどい目に遭わずに済んだし。

中房温泉は雨上がりな感じ。低い雲が垂れ込めてて、時おり隙間から青空も見えてます。まあスッキリ晴れることはないだろうが、時々晴れ間があって陽射しが届いてもらえばなあ…と思いつつ登り始めます。駐車場の車は少なかったけど、バスが着いてしばらくのタイミング。抜いても抜いても次が現れる。

雨上がりな雰囲気の中房温泉を出発です

昨日は雪降ったのに今日は暑いくらい

第三ベンチくらいから、チラホラと紅葉した木が現れます。このあたりは基本針葉樹がメインで、紅葉する広葉樹は少ないです。昨日は高い山では軒並み初雪&初積雪。下界も寒かった。今朝も寒くて装備も初冬並み。でも、登ってたら暑い暑い。真夏並みに汗かいちゃいました。結局は半袖Tシャツで、首からタオルぶら下げて登る真夏のスタイルに。

第三ベンチくらいから何となく紅葉
合戦小屋が近付くとだいぶ紅葉

合戦小屋から先の紅葉が見頃かな~

富士見ベンチを超えると広葉樹が増えてきます。合戦小屋からは針葉樹林帯は抜け、主にダケカンバ、時々ナナカマド。依然として曇り空ですが、たまに青空が見えて、雲の隙間から陽射しが届きます。やっぱり陽射しが届くと紅葉はキレイですね~。映えます。合戦小屋まではひたすら登るのみでしたが、合戦小屋からは写真撮りながらのんびり紅葉を楽しみます。紅葉は稜線上よりも、谷へと続く斜面の方がいい感じでした。

合戦小屋
合戦小屋付近はダケカンバがいい感じだけど陽射しがない
合戦沢の頭あたり
合戦尾根上部は紅葉盛りだが陽射しがない
合戦尾根の北斜面
帰りでもいいから晴れないかなあ…(帰りは霧雨でした)

燕山荘に着くと稜線はガッスガス

合戦沢の頭あたりでは時々陽射しがあったものの、燕山荘のある稜線に近付くにつれて、日が射す時間は少なくなりました。で、燕山荘に着きますと、稜線上は濃い雲に覆われてます。燕岳の山頂はおろか、数十メートル先も見えない。ダメ元で来てるとはいえ、やっぱガッカリしてしまいます。…と思ってたらスーッと雲が薄くなり、燕岳の山頂らしき影が見えてきました。で、すぐ消えた。

燕岳の頂稜の西斜面の紅葉がキレイです。斜面に生えてる花崗岩の岩峰とダケカンバの黄葉が素晴らしい。雲がなくなって太陽が当たって欲しいです。あきらめてこのまま下山するか、好転することを期待して燕岳やその先まで行くか…。

稜線は雲かかってます
燕山荘 昨日の雪はない
ガスガスで真っ白けっけ
ガスが薄くなって山頂方面がかすかに

淡い期待を込めつつ北燕岳の方に向かいます

燕岳山頂に向かいます。昨日の雪はほぼ融けてなくなってます。溜まってたところに残る程度。スパッツ持ってきたけど要らん。基本ガスガスだけど、時おり薄くなる時間があって、これから向かう燕岳山頂が見えてくれたりします。こんな天気なので歩いてる人も少ないですね。山頂にいた人もわずかでした。

主稜線の西斜面もダケカンバ中心の黄葉
イルカ岩
そのうち晴れてくれないかと期待して燕岳へ
山頂が見えてきた!
先に山頂に登っとくか 帰りは巻く
山頂 展望ないので看板

北燕岳から先の登山道はかなり荒れ気味

往生際が悪いと思いつつ先に進みます。燕岳山頂から先は人っ子一人いない。…と思ったら、北燕岳山頂にお二人様。北燕岳から先へは、いったん戻って岩峰の基部を安曇野側から巻くようになります。北燕岳から先は何年ぶりになるだろう…?調べてみたら8年ぶり。そんなもんか…。でも、8年の間にずいぶん道が荒れてしまってます。北燕岳から先の巻き道も踏み跡薄く、流されているところもあります。稜線の道にしてもハイマツが覆いかぶさってます。

北燕岳から北と南で大きな差がありますね。北燕岳から北はほぼ放置状態です。東沢乗越の道は歩いてないからわかりませんが、前日に見た記録では荒れてるようなこと書かれていました。燕岳は合戦尾根を登ってくれってことだろうな。

前日の雪は溜まったところに残るのみ
北燕岳かなあ?
北燕岳を前に本日初めての青空
北燕岳から先は手入れがされてなくてハイマツ伸び放題

粘った甲斐もなく退散するとします

燕岳頂稜の北端、2723mを今日の最高到達点とします。相変わらずのガスガスですが、ここで大休止。展望は全くもってないけれど、だれーもいない静かな燕岳の一角。なんだか心地よかったです。戻るのがだるかったってのもありますけどね~

往きはノープロブレムだったところ、帰りは道がわからなくなり右往左往。おっかしいなあ…と思いながら探してたら、ハイマツの中に道が隠れてました。ウロウロしてたら方向感覚がおかしくなって、180度狂っていました。こうやって遭難するのかな~。

東沢乗越に下りる地点
道がわかりやすい
燕山荘に戻る

燕山荘に戻るとわずかですが展望らしきもの

燕山荘に戻ってきたら、ずいぶん賑やかになってました。3連休初日ですからね。今日は微妙な予報だけど、明日はまずまずの予報。泊まりならアリでしょう。相変わらずガスガス。ボチボチ帰るかなと思った頃に、スーッと雲がなくなって燕岳山頂が現れます。本日一番の展望であります!タイムラプス撮ったりします。西側の空はわりと明るめ。西斜面の黄葉がキレイです。対して東側はモクモクと雲が湧きあがってきてます。西側と東側では対照的。

燕山荘で休んでるとガスが薄くなって…
本日一番の展望で燕岳も見えてきた
岩峰と紅葉
安曇野側はずっと雲

下山はなんとずっと雨

さて帰ろ。歩き始めたら1分もしないうちに霧雨。東側からの雲は雨を降らすほどに強力だったのかー。登ってくる人たちはみなさんカッパ着てます。いったいどこから降ってるんだろ?燕山荘で降ってないので、ワタクシずっとカッパなし。合戦小屋でどうしようか迷って、そのうちやむと踏んでカッパ着ずに下ります。ですが、ひどくなはらないもののやむ気配なし…。結局、中房温泉まで降り続けました。霧雨以上の降りでしたが、樹林帯だったのでびしょ濡れにはならず。

本日のキャンプ場
帰りに期待していた合戦尾根の紅葉も霧雨でダメ

帰りのチャリ、路面濡れててイヤだなあ。スピード抑えないといけなくて、ブレーキ握る手が痛くなっちゃいました。山から離れるにしたがい天気は良くなるものと思ってました。ところが温泉郷が近くなると本降りに。温泉郷から農免道路あたりが一番の降り。カッパ着るタイミングを失い、結局はカッパ着ないまま帰宅です。身体が冷え切ってガクガク。熱い風呂で温まって生き返りました。

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