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乗鞍岳 大黒岳、富士見岳、魔王岳 2025/7/26

バスで畳平まで登り、畳平周辺の山を散策してきました。天気が不安定だったので剣ヶ峰はパス。大黒岳、富士見岳、お花畑を周遊して最後に魔王岳に登りました。それぞれ特徴があってアレですが、個人的な好みとしては大黒岳が一番よかったかなあ。槍や穂高の見え方が良いし、コマクサたくさん咲いてるし、畳平を見下ろすロケーションも素晴らしいです。

  • 日程: 2025年7月26日(土)
  • 天気: 晴れのちくもり
  • メンバー: T世
  • 温泉: なし
  • 食事: 金太郎 松本市ラーメン
  • 登山口情報: ほうのき平で畳平行きのバスに乗り換え
コースタイム
  • 大黒岳登山口(8:15)
  • 大黒岳(9:00)
  • 富士見岳(9:35~50)
  • 肩ノ小屋(10:05~10)
  • お花畑(10:45~11:00)
  • 魔王岳(11:15~50)
  • 畳平バス乗り場(12:00)

登山っぽく登ってた頃は乗鞍には足が向きませんでした。人は多いし、ほぼ観光地ですし、登山っぽくはないです。でも、年齢を重ね良い山を楽に歩きたいと思うようになり、乗鞍に通う頻度が高くなってきました。バスで簡単に上がれていきなり3000m級の景観ですからね。美味しいところだけ歩くことができます。難点はバス代が高いこと。

乗鞍畳平行きのバス

そのバス代、3年前にも行ってるのでその往復料金の比較。濃飛バス(2500円→3400円)、アルピコ(3300円→4600円)とずいぶん値上がりしています。しかも濃飛バスとアルピコの差が大きい。さらにアルピコは今年から予約制になってて面倒くさい。さらにさらに、道はスカイラインの方が良くて乗り心地も良い。ということで、安房トンネル代の往復を考えても濃飛バスの方がいいかなと思ったのでした。

始発のバスが7時55分ということで、7時くらいを目指してバスの発着点でありますほうのき平に向かいます。予定通りに着いたところ、すでにバスは動いてるようでした。7時半くらいにバスに乗れたんですが、話によると5便目だったみたい。早く着いてれば早く乗れたってことです。今日は午後は天気急変の予報なので、知ってれば早いバスに乗りたかった。後の祭りですが…

大黒岳登山口バス停でバスを下ります

大黒岳登山口バス停で下車。ここで下りたのはウチら2人だけでした。ここで下りるメリットは大黒岳を通り抜けられるということ。畳平から往復するよりいいかなって感じです。下車したバス停からして既にロケーション抜群です。景色の素晴らしいバス停10選とかあれば入賞しそうです。さて出発…というところで、もう次のバスが来ました。というか、通過しました。ちなみに下りのバスはここから乗れません。

大黒岳登山口バス停で降りてここから歩きはじめる

大黒岳は雷鳥スポットになってるようです

バス停の脇からもうコマクサが咲いています。登りながらの景色も素晴らしいです。とくに後ろ側がいいですねぇ。とんがった烏帽子岳とその横に四ッ岳、遠くには穂高連峰が見えています。一段登ったところに、ずっと動かない怪しい人がいました。たたずまいからM村さんかも…と思って近づくと、ホントにM村さんでした。今日は一日見張りとのことです。大黒岳は雷鳥を見に来る人が多いようで、マナーの悪い人が散見されるとのこと。なるほど、でかいカメラを持ってる人が多かったです。

乗鞍スカイラインから登山道に入るところ
お立ち台の岩
大黒岳は全山コマクサ

『乗鞍の双六』が見れる

大黒岳の見どころとして、『乗鞍の双六』があります。双六岳の有名な景色として、馬の背のようなこんもりした尾根に槍ヶ岳に向けて一直線に登山道が伸びてる場所があります。そのミニチュアみたいな景色が大黒岳にあるんです。一直線の道の向こうにあるのは槍ではなくて穂高ですが。全体的な雰囲気がよく似てます。

尖った山は烏帽子岳
コマクサの先に伸びる1本の細い道
乗鞍の双六
大黒岳は雷鳥を探しに来る人が多いとのこと
しばらくご無沙汰してる双六方面に行きたい

大黒岳の山頂は南北に長い

大黒岳の山頂は南北に長いです。その一番高いところに山頂の看板とかあるのかな?コンクリート製の小屋?もあります。倒壊しそうで怖い…。長い頂稜なのでプチ稜線歩きを楽しめます。雰囲気も素晴らしいです。下りにかかると畳平や鶴ヶ池がいい感じで見下ろせます。下りの斜面にもコマクサがたくさん咲いてました。こちらも終わりかけではありましたが…。

大黒岳山頂
大黒岳の頂稜は気持ちよく歩けます
ちょっと雲が増えてきたのが気になるところ
畳平と鶴ヶ池が見えてきた
エメラルドグリーンですが水が少ない?
大黒岳の下り斜面にもコマクサたくさん

続いて富士見岳に登ります

いったん車道に下って、そのまま次は富士見岳へ。富士見岳の登り斜面もコマクサだらけ。富士見岳の山頂まで登ると眼下に不消ヶ池を見下ろせます。剣ヶ峰もグッと近付きます。ただ、予報通りなのか徐々に雲が増えてきてて、山にかかる雲も出てきました。ここ最近は昼にはあちこちで入道雲が発達してます。入道雲がどこで発達するかは神のみぞ知る…ですが、乗鞍に来ないことを祈るのみ。

このあと富士見岳に登ります コマクサたくさん
奥に見えてるのは白山
消不ヶ池
こちらは畳平と鶴ヶ池

本日は肩ノ小屋まで 剣ヶ峰はパス

富士見岳から下りて肩ノ小屋に向かいます。ほぼ車道歩き。その車道から大雪渓が見えてます。だいぶ小さくなりましたが、滑ってる人がまだたくさんいましたね~。モーグルとポールの練習をしてるようでした。肩ノ小屋に着きますが、目指す剣ヶ峰は雲がかかったり取れたり。この先どんどん雲は増える傾向でしょう。ということで、今日は剣ヶ峰には登らないことにしました。そのぶん畳平周辺の散策に当てたほうが合理的かと。天気急変にも対応できるし。ということで、引き返します。

大雪渓には大勢のスキーヤー
肩ノ小屋まで来ましたが雲が増えたので剣ヶ峰はパスします

お花畑は曇ってて残念

肩ノ小屋から引き返して、まず向かうはお花畑。2年前は木道が壊れて工事中で周回はできず、途中で引き返す格好でした。今回は周回できます。しかし、周回してる間の大半は曇ってて残念でした。花はなんやかんやよく咲いてました。

剣ヶ峰には行かずに戻ってお花畑散策
お花畑はなんやかんや咲いてました
雲ってしまったのがなんとも残念…

最後に初めてとなる魔王岳へ

お花畑のあとは魔王岳に登ってみます。魔王岳は初めてです。道は登山というより完全に遊歩道ですね。階段で登っていけます。最初に出てくるのが魔王園地。さらに先に魔王岳の山頂看板のあるピーク。道はさらに先に伸びており、眺めの良いポイントで最後の休憩とします。最後の休憩というか、2回目の休憩ってとこかな。雲が多いながらも時々剣ヶ峰は見える時間があります。穂高連峰はもう見えません。烏帽子岳や四ツ岳は見えたり隠れたり。次に乗鞍に来る時は魔王岳を一番最初とは言わないまでも、優先して登ってもいいかなと思いました。

下りのバスに乗ると雨が降り始めました

畳平のバスターミナルに戻ります。バスは定刻のものもあるみたいだけど、基本人数が集まり次第出発していく感じ。すこし待つ程度でバスに乗れました。バスに乗ってる間に雨が降り始めます。山にいる時はすぐに降り出す感じではなかったんですが、やっぱ山はいきなり降り出すんですな~。剣ヶ峰に登ってたら間違いなく雨に遭ってたでしょう。アンラッキーな時も多いけど、今日はラッキーだったかな。ほうのき平でも雨でした。そんなに強い降りじゃなかったので、びしょ濡れにならずに済みました。

魔王岳付近でのんびり休憩しました 四ツ岳方面
魔王園地よりバスターミナルを見下ろす
本日も無事下山であります

本日の下山後ラーメンは

本日の下山後ラーメンは松本まで戻っての金太郎。閉店間際のギリギリ滑り込みセーフでした。塩野菜ラーメンと味噌ラーメンを頂きます。塩の方はまだしも、味噌の方は自分の好みの味噌ラーメンではなかったかな~。


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