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尾瀬 アヤメ平 2025/4/5

スノーパーク尾瀬戸倉から延々林道歩いてアヤメ平に行ってきました。登りの行程の9割が林道というなんだかよくわからないルートです。登った先のアヤメ平は展望がとても素晴らしいところ。とはいっても、林道が長すぎる。一度は行っておきたいけど、二度目はないなあ…の典型例ですな。そんな二度目はないアヤメ平、天気に恵まれて一度で片づけられたのは大きいです。ま、次にアヤメ平に行くとしたら鳩待峠からだな。

  • 日程: 2025年4月5日(土)
  • 天気: 晴れ
  • メンバー: T世
  • 温泉: 尾瀬ぷらり館 戸倉の湯 600円
  • 食事: おおぎやラーメン 吾妻原町店
  • 登山口情報: スノーパーク尾瀬戸倉の駐車場 1000円
コースタイム
  • スノーパーク尾瀬戸倉(7:50)
  • 富士見下(9:00)
  • 富士見峠(11:55)
  • アヤメ平(12:35~13:05)
  • 富士見下(13:55)
  • スノーパーク尾瀬戸倉(14:10)

尾瀬戸倉まで片道4時間。早朝発か前夜発か悩むところ。悩んだ末に前夜発。高山村にある中山盆地という道の駅で前夜泊です。7時半ごろにスノーパーク尾瀬戸倉に到着。駐車場の入口に『スキー場利用者は無料、山に入る人は5000円』なる看板あり。駐車場のことは詳しく調べてなかったけど、5000円というのは法外だなあ…。直接ホテルに行って聞いてみると1000円でした。ギリ許容範囲。看板は脅しかな?

この冬は3月の後半になってもしつこく寒の戻りとか来て、なかなか本格的な春が訪れません。前日も雪が降ったようで、高い山は少し白くなってるのがわかりました。これから目指すアヤメ平あたりも白くなってる感じ。スキー場あたりは雪のない部分が目立つようになってきてて、春がやってきつつあるという状態です。

スノーパーク尾瀬戸倉からスタート

スキー場のゲレンデとホテルの間を抜けて林道に入ります。スキー場の直前まで雪が少なくて、林道雪あるんかいな…と心配してたけど、スキー場から先はしっかり積もってました。小1時間歩くと便所が見えてきて、ここが富士見下と呼ばれてるところ。雪のない時期はここまで車が入るみたいです。

スノーパーク尾瀬戸倉からスタート
ひたすらの林道歩きの始まり

林道をひたすらひたすら歩きます

富士見下までは川沿いを進みましたが、ここからは川から離れて九十九折の道に。下半分は傾斜が緩いので、帰りとか簡単にショートカットできそう。九十九折が終わると田代原という湿原。湿原を通って行こうと思ったけど、全然違うとこ通っちゃいました。帰りは地図見ながらちゃんと立ち寄ろう。

富士見下 夏はここまで車が入ってトイレもある
掘ってあるなあ
田代原の平坦地

林道後半はロケーションよくなる

林道は約9キロあります。前半は単調だけど、田代原から先は植生も景色もよくなってきます。天気もよいので気分よく歩けます。滑り降りてくるルートの候補はいくつかあったんですが、林道を歩きながら見れる範囲で観察しておきました。そのうち正面に大きな雪庇のある稜線が見えてきます。あそこらへんがアヤメ平のはず。アヤメ平は尾瀬ヶ原側は緩い斜面になってるけど、反対側は急斜面になっています。広い無木立の急斜面が雪庇の稜線から続いています。ここ滑ったら気持ちよさそう。雪と雪庇の状態次第だな。

さらに林道を進みます。最後の最後、富士見峠までが長く感じました。稜線は富士見田代という湿原になっています。その少し手前には公衆便所。まだしっかり埋まってます。大峰峠のお堂ならぬ富士見峠の便所…といったとこかな。稜線に出たあたりで、出発直後に抜かされた単独女性、少し前に抜かれたクロカンの人、そして峠直下で追いついてきた単独男性が集結です。帰りに泊まり装備の歩きの人とすれ違いました。本日のオールスターズかな。

荷鞍山あたりの山並みかな
林道の雰囲気が栂池に似てる
アヤメ平の雪庇の稜線が見えてきた
滑った斜面 左の方から入ってきた
アヤメ平から滑る斜面はいくつか選べる
大峰峠のお堂ならぬ富士見峠の便所 

富士見田代からアヤメ平へ稜線歩き

富士見峠でやっとこさ林道から解放されます。そしてアヤメ平まで稜線歩き。稜線といってもほぼ平坦な感じです。左側は雪庇が発達してて落ち込んでますが…。展望の主役は右側です。右にはいつぞや登った景鶴山、やや後ろ目には燧ヶ岳、前目には至仏山。この3つの山がアヤメ平からの展望の主役ですかね。景鶴山の奥に平ヶ岳も見えてますが、目立つ感じではないです。

稜線は意外に風がありました。昨日の寒気の名残りかな、ヒヤッとしてます。名残といえば、昨日の雪がまだ樹林に着いててキレイでした。アヤメ平まで上がると広い雪原になります。雪原のその先は針葉樹の森になってて、そこらへんがロケーションがイマイチです。でも、雪原の先に燧ヶ岳や景鶴山があるところは、良い眺めでした。

富士見田代 やっと林道から解放されて稜線へ
アヤメ平へ樹林帯を進む
疎林になると展望が開ける
尾瀬ヶ原の向こうに景鶴山
振り返ると燧ヶ岳がカッコイイ!
昨日の雪の名残が
滑り出しの確認をしておく
樹氷ごしの燧ヶ岳
樹林越しの燧ヶ岳
燧ヶ岳オンパレード
至仏山 朝、自転車で向かう人がたくさんいた
燧ヶ岳オンパレード
真ん中の少し白いのが日光白根山
滑り出しの確認後に
しつこく燧ヶ岳オンパレード
利尻山にも似てる
景鶴山と奥に平ヶ岳
ここで休憩&滑る準備

滑りの部です

尾根の付け根は雪庇が張りだしてなくて、必然的にそこから滑ることになります。雪は悪い…。昨日降った新雪がギュッと固まってて滑りにくい。先週の山で肋骨を痛めてて、絶対に転ぶことができない。なので、余計に腰が引ける悪循環です。尾根を2段ほど滑って標高落とし、そこから無木立大斜面へとトラバースします。

無木立斜面はロケーションが雄大です。谷の中の方が雪はマシ。古い茶色いところはザラメに近い雪、白いところは新しい雪が溜まってて板とられる…。春によくある光景ですな。絶対に転べないけど、ここはテレマークで滑れました。めっちゃ慎重にだけど。林道まで滑り降り、さらによさげな斜面が続いていたので、もうひと滑りしちゃいました。ウロコの利点を生かせます。

尾根を少し滑ったあと大斜面に入る
下まで滑って上を

登ってきた林道を滑り下ります

ウロコの欠点といえば緩い林道が滑らないこと。ここからの延々の林道滑りがまさにウロコの欠点が露呈する場面。上の方はベタ雪状の新雪が乗ってるのでブレーキかかります。ただ、全般的に斜度があるのでわりと滑ってくれました。

田代原で湿原に立ち寄ります。立ち寄るというより、上手くルート取りすると通る感じですかねえ…。湿原から林道に戻らず沢形を滑っていくと効率的でした。このあたりロケーションが良いので、長い林道滑りのウンザリ感はないです。九十九折もショートカットしながら楽しく下れました。富士見下からは平坦な部分とか緩い登りとかあって捗りません。けどまあ、最後の最後のとこなのでしょうがないですな。ということで、本日も無事下山であります。

帰りは田代原の湿原に立ち寄った
湿原は雪のある時はただの雪原

本日の下山後温泉とラーメン

本日の下山後温泉は尾瀬戸倉にある尾瀬ぷらり館戸倉の湯へ。大きな駐車場に隣接する日帰り入浴施設なので、大きな温泉かと思いきや、洗い場が4つだけの小さな温泉でした。空いてたからよかったけど。下山後ラーメンは中休みの時間につき、通し営業のチェーン店狙い。吾妻のおおぎやラーメンにしときました。沼田近辺で通し営業のそこそこ美味しい店をみつけたいなあ。


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