久しぶりの浅草岳。わりと最近行ったばっかりかと思ってたら、前回は2016年でした。年を取るはずだ…。雪はたっぷり。大自然館の除雪終点の雪壁は3~4mありました。風もたっぷり、というかかなり強かった。山頂ではシールはずすこともできず、しばらくシールのまま滑るという…、なんというか、勿体ないというか…。早坂尾根を先っぽまで滑る予定にしてたけど、風が強いので途中に谷に逃げちゃいました。雪も悪くて悪条件が重なった山でも、終わってみれば楽しかったと思えるのが不思議であります。
- 日程: 2025年3月22日(土)
- 天気: 晴れだけど霞み気味で爆風
- メンバー: T世
- 温泉: 浅草温泉 600円 4/1から800円になる
- 食事: 一彰 南魚沼市ラーメン
- 登山口情報: 浅草山荘先、大自然館の除雪終点に縦列駐車 トイレない
前夜発して南魚沼の道の駅で前夜泊。ここは久しぶりに泊まりました。前に泊まったのはできたばかりの時で、まだ知られてないのか閑散としていました。今回はかなりの埋まり具合い。湯沢エリアで車中泊でスキーするには打ってつけの場所ですからね。南魚沼あたりも雪が多い。多分2006年だったと思うが、この年も雪が多くて、六日町あたりGWでもまだ田んぼに雪が積もってたのを思い出した。今年はどうだろう…。
最近忘れ物多し…
大自然館の除雪終点に到着。晴れ予報の土曜ということでお客さんたくさんと思いきや、意外にも少なく10数台程度。出発準備して板を出して…ストック忘れた!昨日は別の車で行ってて、板だけ移動してストック移すの忘れたのでした。あきらめて近くのスキー場かな…と思ってたんだけど、ダメ元で浅草山荘へ。ストックお借りできました。おかげで晴れの休日を無駄にしなくて済みました。感謝であります。

大自然館からスタート
しばらく車道を進み、ヤジマナ沢を渡る橋の手前で林道に入ります。林道終点から急な坂を登ると、雰囲気のよろしいブナの尾根になります。そして徐々に開けていきます。背後には常に守門岳。守門岳の方がご無沙汰してるなあ。浅草岳にスキーで来るのは9年ぶりだけど、昨年の秋にネズモチ平から浅草岳に登ってます。また、2019年には浅草山荘から鬼ヶ面山の北岳にも登ってます。そんなことで、久しぶりとは思えなかったんだと思います。





前岳直下で強風から爆風へ
今日はスキーの人は少数組。歩きの人の方が圧倒的に多かったです。勝手な予想をするに、歩きの人よりスキーの人の方が天気予報に敏感で、今日の強風を察知して避けたのかな…と。多分違うとは思うけど。で、その強風ですが、嘉平与ポッチあたりまでは普通の強風。今日は風が強いなあ…くらいなもん。ところが前岳直下から爆風となりました。





山頂ではシールもはずせずそのまま滑る
浅草岳山頂に到着。山頂には誰もいません。この風なので、登った途端にとんぼ返りでしょう。うちらも風をしのげるところがどこもなく、シールもはずせない。板を脱ぐと飛ばされてしまいそうなくらいでした。なので、仕方なくシールのまま風が弱くなるまで滑ることにします。アウターを着ることもできませんでした。ただ、爆風なのにシャツだけで寒くなかった。気温は高かったと思われます。


早坂尾根を堪能するどころではなかった…
山頂からの滑り出しは表面がキラキラ光ってて滑るとシャリシャリ。フィルムクラストになっていました。ここはシールなしで滑ったら気持ちよかっただろうなあ…。フィルムクラスト区間はちょっとで終わりました。シールだと滑らない。シールの抵抗と爆風で滑らない。風が収まるところまで早く下りたかったのに…。標高で100mくらい下りたところでシールはずしました。
シールはずしても強風とシュカブラ(たいしたことはない)で滑りにくい。早く尾根から離れたい。早坂尾根の末端まで滑るつもりだったけど、途中で谷を下ってネズモチ平のある広い谷へと下りました。滑走路のような広い尾根がウリの早坂尾根、今日はその雄大なロケーションを楽しむ余裕ナシでした。




帰りの林道が滑らず長い…
風が吹き荒れる尾根は堅めな雪だったけど、尾根を離れて谷に入っていくにつれ風は収まります。同時に雪が腐り始めます。滑りは修行系になってきたけど、さっきまでの爆風の中よりはずっとまし。夏の登山口でありますネズモチ平の少し上のあたりで、今日初めてのんびり休憩できました。
ネズモチ平まで下ると、あとは林道を辿って下るだけ。ただ、この林道下りに1時間以上を要しました。傾斜が緩い上にベタ雪で滑らない。借り物のストックは深雪用じゃないので、ゾンデ棒状態。推進力としては無用の長物でした。滑るのはあんまり関係なかったけど、ストックは漕ぐ道具として一番有効だなと改めて思ったのでした。




本日の下山後温泉とラーメン



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