今シーズン3度目の根子岳へ。1回目はシーズン初めの北西面、2度目は小根子裏シュートを滑りました。そして3度目の今回は四阿カルデラの外輪北端と北西面の末端1729mまで行ってみる…がテーマです。外輪北端は米子大瀑布がもう少しで見えそうなくらいの位置、北西面末端は急斜面となって落ち込むところ、まさに根子岳緩斜面の末端まで行ってみました。どちらもどうってことないんですが、まあちょっとした根子岳の端っこ探索といったところです。
- 日程: 2025年2月27日(木)
- 天気: くもりのち晴れ
- メンバー: ひとり
- 温泉: なし
- 食事: 家
- 登山口情報: 奥ダボススキー場 一回券500円
登る時は根子岳山頂に雲が…
ちょっと山奥の方へとも考えてたんですが、いまいち腰の具合いが芳しくないので無難に根子岳。朝はダラダラしてしまい、奥ダボススキー場へは9時ごろ着。平日でも晴れてればそこそこお客さんいるんですが、今日は空いてました。根子岳に向かう人も少なかったです。予報からすると朝には晴れてると思ってたけど、根子岳山頂付近にはべったりとした雲が居座っています。しぶとそうな感じです。登っているうちに晴れてくれるでしょう。
とか思ってたけど、晴れたのは小根子あたりに差し掛かる頃でした。晴れる時には一気に晴れます。ちょっとシラ~っとはしてるけど、ほぼ快晴。ずっと雲がかかってたおかげで、小根子から先は霧氷がキレイでした。






根子岳山頂に着く頃にはすっかり晴れました
山頂は入れ違いになり貸し切り。そのうちスキーの人が2人登ってきました。四阿山や浅間山などはすっかり晴れたけど、志賀の山々、北信五岳あたりは雲がかかってます。北アルプスは朝から快晴だと思われます。結果論ですが天気的には根子岳で正解だったかなと思いました。



外輪北端に行く前に北西面をつまみ食い
まずは1つ目のテーマであります四阿カルデラの外輪北端です。稜線上を辿ろうかとも思ってたけど、北西面の雪がもしかしたら良いかもしれなかったので、少しだけ北西面を滑ってみることにします。登りの時の様子だと雪が良いとは思えなかったんですけど。降ってしばらく間があるし、晴れた日もあったし…。
稜線上や稜線近くの風当たりのある部分は変な雪でした。しかし、ひとつ林を抜けて北西面に入るとサラッサラの軽い雪が残っていました。緩い斜面なのにスピードがどんどん出ます。ところが、何かの拍子に一瞬で板を取られて派手に転倒…。雪自体は新しくないので、部分的に劣化してるようです。平坦だったり、少し南向いてたりするともうダメですね。北西面でもできるだけ北向きの斜面を滑るのが吉のようです。



四阿カルデラ外輪北端へ
夏道が横切るところで滑るの終わり。稜線に登り返します。稜線に登り返してからは、ずっと稜線上を滑って北肩の方へ。稜線上は雪は堅いし凸凹だし段差はあるしで滑りは楽しめません。でも、素晴らしい展望の外輪の縁を滑っていくのは気分爽快でした。北肩からさらに一段下りて、この先急斜面になるところまで進みました。米子大瀑布の方をのぞき込むと、もう少しで見えそうな雰囲気でした。この時期は凍ってるのかなあ…?








続いては北西面末端にあたる1729mへ
北肩まで登り返します。そして、今度は北西面の末端にあたる1729mまで滑ってみます。北西面の末端としては、ここが一番低いとこになります。北肩からの北西面は斜度が緩いんですが、ここも板がよく走ってくれました。途中まではダケカンバの疎林ですが、斜面から尾根に変わる1850mあたりからダケカンバの密林になりました。
北西面は地形に特徴がないので、1729mの尾根に乗るのは難しいです。スマホアプリというかGPSってものは便利だなと改めて実感するのであります。カーナビ状態ですからね。1729mまでダケカンバの密林は続きます。密林といっても滑る隙間はあります。雪が良いので避けながら滑るのが楽しい。何故だか雪面は凸凹がたくさんあって、凸凹で遊びながら滑るのも楽しい。1729mは少し登るので、手前で休憩&シール装着。シール着けてから1729mへ。ここもこの先急斜面となって落ち込んでいました。


稜線まで登り返してひと滑り
尾根から斜面になるところまでは、滑ったところを登り返します。1729mというと、リフト終点が1600mで根子岳が2200m。8割くらい下ったことになります。登り返しが長いです。夏道の高さまで登れば滑って下山できるけど、せっかく雪が良いので稜線まで頑張って登ろう。結局350mも登ってしまうことに。最後頃は疲れました。
北西面を夏道手前まで滑ります。あとはトラバース中心で良い斜面があったら滑る…を繰り返します。しかし、ツアーコースに近付くほど雪は悪くなります。北西面を夏道を少し通り過ぎるくらいまで一気に滑った方が満足できたと思いました。後の祭りです。ツアーコースに戻ってからは消化試合。ターンするとこがないので足が疲れちゃいます。最後のゲレンデ滑りも消化試合…。で、無事下山。


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