屋久島(日記) 2024/12/5~8

3泊4日で屋久島へ。2024年8月末の台風10号(屋久島が台風を弱めたとウワサの台風)の影響で、白谷雲水峡の弥生杉が倒れたり、淀川登山口への車道が全面通行止めになったり、千尋滝の滝つぼへの遊歩道が通れなかったり…。他にもあるんでしょうけど、個人的に一番影響が大きいのが淀川登山口に入れないこと。宮之浦岳への日帰りコースが閉ざされた…。ということで、山小屋泊まりの計画を余儀なくされました。

11月に入って紀元杉まで開通。淀川登山口まで徒歩で30分弱の地点です。大きな石が道路に落ちてきてるだけで、人間が通るには支障はないとのこと。しかし、安全が確保できてないとのことで、依然として徒歩も含む全面通行止めが続いてます。11月は膝が悪くて泊まりは厳しい状態でした。最悪ズルも頭に入れながら計画を練ります。ま、荒川登山口からの往復が無難なところです。

屋久島では宿をとらずにレンタカーでの車中泊を選択。宿をとると日程が制約されます。天気を見ながら臨機応変にいきたかった。初日、屋久島に9時半着なので、3日目が雨予報になってしまった場合
初日も山に使えます。高塚小屋くらいまでなら行けそうですからね。ただ、屋久島には道の駅やコンビニはないし、日帰り入浴の施設もパッとしたところがないです。車中泊にはちょっと向いてない島だと思いました。

今回の最大の核心 羽田空港

さて、羽田発が6時25分なので前夜発で石川PAで寝ます。羽田には5時着。とにかく羽田空港はでかい。駐車場もよくわからんけど、運よく第1ターミナルに近い第2駐車場に入りました。とにかく飛行機に乗るのは20年ぶりくらい。仕組みからしてわかっていない…。まだ営業前なので聞く人いないし…。ネットで予習して、『手荷物を預ける→保安検査→搭乗口へ』は頭に入れてきたけど、実際に現場に来ると、ほんとにここでいいのかなあ…となってしまいました。終わってみれば簡単だったんですけどね~。次回はもう余裕。次回はいつになることやら~~ですけど。

あっちウロウロこっちウロウロ
太陽が昇る前の離陸

飛行機では窓からの景色にくぎ付け

久しぶりの飛行機、窓からの景色に感動しました。ちょっと雲は多めだったけど富士山が見え、知多半島だか渥美半島だかが見え、室戸岬、足摺岬、宮崎の真っすぐな海岸線、そして霧島連山。次の難関は鹿児島空港から屋久島便への乗り継ぎ。ここではQRコードが出なくなるハプニング。なんとか紙のチケットを出してもらって事なきを得ます。時間が綱渡りだっただけに焦りました。

屋久島への飛行機は鹿児島便に来ればてちっちゃいですね~。歩いて行って階段を登るタイプで、客室も通路を挟んで両側に2席ずつ。バスみたいなもんでした。プロペラ機でよく揺れて酔いそうでした。飛行機から屋久島が見えないかと期待したけど、どうも方向が逆のようでした。まあ、どっちみち天気が悪いのでスカッとは見えなかったと思います。

最後の心配はちゃんと荷物を回収できるのか…。なかなか出てこなくて、最後から2つ目でやっと出てきた。もしや…と心配になりますね~。荷物を無事回収。屋久島はレンタカー率高そうです。出口には名前を書いたプラカード?を持つレンタカー屋がたくさん。無事予約した会社を発見してレンタカーゲット!ワゴンRでした。

雲が多いながらも富士山見えた!
室戸岬
霧島
開聞岳
けっこうぼろい屋久島空港
屋久島便はプロペラ機 結構揺れました
4日間お世話になるレンタカー

荒川登山口下見

天気予報はハッキリしない感じで、毎日コロコロ変わります。良くないことだけは確か。2日目、3日目ともに曇り予報で降水確率は10%。まあ最悪ではなさそうなので山には登れるんじゃないか。ということで、今日はまず登山口の下見。荒川登山口は11月いっぱいはマイカー通行止め。それもそのはず、駐車場は数台しか停めれません。今日も当然のように満車で、少し路駐もありました。遅いと停められないけど、路駐はできそうなので心配はないかな~

このトロッコ軌道を明日は歩きます
まあいろいろ書いてあります
荒川登山口の駐車場

淀川登山口の方も見ておきます

次に淀川登山口の方へ。紀元杉の少し先で通行止めになってますね。簡単に動かせそうなバリケードでした。レンタカーが1台停まってて、あたりに人影はないので、山に入ってるのは確実でしょう。せっかく紀元杉に来てるので見物しておきました。屋久島に着いた時は小雨でしたが、今は晴れ間が広がっています。高い山はここから見えないけど、わりといいんじゃないかな~。

通行止めのゲート
木が倒れてきたり、石が落ちてきたりが懸念されるということか…?

白谷雲水峡を少し散歩

次に向かうは白谷雲水峡。入り口で500円徴収されました。渓谷沿いに進んでいくと、このまま渓谷沿いの道は通行止め。台風10号の仕業です。弥生杉も倒れちゃいました。渓谷が見たかったのに、渓谷から離れていきます。ずっと進むと苔むす森みたいだけど、あんまり興味がないので引き返すことに。小雨も降ってきたし。

白谷雲水峡の入り口
弥生杉は台風で倒れてしまった
こんな感じの渓谷
屋久島特有って感じはない
どっちか言うと奥秩父な雰囲気

海から温泉が湧く平内海中温泉

次に向かうは平内海中温泉。海から温泉が湧いているところです。協力金200円。人気があるようで10数人は入ってました。地元のおじいちゃまと観光客が混じってます。外人さん比率も高い。外人さんは女はもちろん男もガードが堅いです。ただでさえ公衆浴場の文化がないんだろうし。でも入りたいという…。

中は撮影禁止

安房の駐車場で車泊

さて、本日の下見&観光はここまで。安房にあるAコープで一人宴会の買い出しをし、すぐ近くにあるトイレ完備の駐車場が宴会場。屋久島は車中泊できる場所も少なそう。ここは貴重なところです。ワゴンRは後席がフラットになります。自分は背が低いので斜めに寝るとほぼ収まる格好。足元だけザックで埋めてやれば快適に寝れました。

屋久島産の刺身と焼酎
この形で寝た

12/6-7は宮之浦岳登山

登山当日の様子は詳しく書いてる別ページにて。

宮之浦岳&縄文杉 2024/12/5_06
世界遺産の屋久島へ。夏の台風の影響で制約の多い中、荒川登山口から縄文杉を見て宮之浦岳に登頂してきました。ほぼずっとガスガスだったのが山頂で奇跡的に晴れてくれました!素晴らしい展望!森の中は逆に霧でもやってた方が鬱蒼とした雰囲気が増しますね。
ウイルソン株のハートマーク
縄文杉
宮之浦岳からの永田岳
宮之浦岳山頂
宮之浦岳からの黒味岳方面

本日の下山後はうどん

山から下りてきて、普通なら下山後ラーメンとなるわけですが、屋久島にはパッと見そそるラーメン屋はない。代わりにってわけではないけど、『屋久どん』といううどん屋がそこそこ流行ってる感じです。ということで屋久どんへ。うどんのみだと800円。どんぶりなどセットだと1100円。チキンカツ丼のセットにしました。海っ端にある変わった造りのうどん屋でした。

安房にある屋久どん
変わった作りの建物でした
チキンカツ丼とうどん

屋久島の有名どころ千尋の滝

お次は滝巡り。屋久島南面を流れる鯛ノ川には、有名な千尋の滝、竜神の滝、トローキの滝などがあります。上流から攻めていきます。千尋の滝の駐車場はモッチョム岳の登山口を兼ねていました。遊歩道を進むと壮大な直瀑と側壁の大スラブが見えてきます。この先滝つぼまで行ける遊歩道があるみたいですが、台風の影響で通行止め。残念…

千尋の滝遊歩道の入り口
ここにあるのかモッチョム岳登山口
石畳の遊歩道を歩いて行くと
ドン!と現れる

ついでに竜神の滝とトローキの滝も

次は竜神の滝。駐車場は3台くらいしか停めれないので、そんなに人気のある滝ではないんでしょう。駐車場に停めて鯛ノ川に架かる橋の上から滝が見えました。立派な滝なんですが、これは本州にもある感じでしょう。最後にトローキの滝。これは鯛ノ川が滝となって海に落ちてます。海側から見ると巨大な滝つぼのように見えるけど、実は滝つぼじゃなくて海。ま、滝つぼも兼ねてるか…。

竜神の滝は駐車スペース狭い
まあよくある感じの立派な滝
トローキの滝

下山後温泉は尾之間温泉

続きましては下山後温泉。尾之間温泉という日帰り温泉へ。料金は300円。管理人さんがいました。お風呂場は地元のおじさま方が大半。(温泉ではない)お湯の量が限られるので、シャワーは洗髪だけにしてくれと貼り紙。身体は湯船の湯で洗うシステムのようです。湯船の縁は占拠されてるので、割り込みにくい…。最低限洗って湯船に入るのですが、お湯がまた熱いこと。ちょっとで出ました。ちょっとなのに、おなかや太ももは真っ赤になっちゃいました。

汗も流せて本日も予定終了ってとこかな。Aコープで買い出しして、おとといの駐車場でお泊まりです。早い時間にいつの間にか寝落ちしていました。

尾之間温泉 地元客比率高い

屋久島-鹿児島

屋久島を発つ飛行機は10時5分。朝はけっこう暇でした。屋久島はゴミ箱が基本ありません。自販機の横にある空き缶やペットボトルの箱もありません。たまったゴミをどうするべ…。空港に行ってみるとさすがにありました。持ち帰るわけにもいかないので捨てさせてもらいました。最後にガソリン満タンにします。180円台/リットルとそんなに高くなかった。長野県と変わらんがや…。

今日は結構な荒れ模様。時々横殴りの雨が降っています。かと思ったら上がったり。空港に行くと、今鹿児島から屋久島に向かってる飛行機(これから乗るやつ)が屋久島空港に着陸できない場合は欠航となります…との貼り紙。それはちょっと…。でもまあ、往きの便だとアレだけど、もう宮之浦岳に登ったし、あとはなるようになれって感じだな。そんなこんなで無事に着陸しました~

鹿児島往きの飛行機、翼の真横にならなよう席を予約したけど、ちょうどプロペラの真横でした。これはこれで面白かったけど、ずっとは邪魔でした。分厚い雲を抜けると青空。鹿児島に近付くにつれて雲は途切れ途切れに。途切れ途切れの間から開聞岳が見えました。そして桜島!桜島を反時計回りで回りながら鹿児島空港へ。

プロペラの真横でした 桜島

鹿児島-羽田

鹿児島空港から飛び立つ時は霧島に近いところを飛んでくれました。韓国岳、新燃岳、高千穂峰がハッキリと確認できます。新燃岳ってまだ火山活動活発なのかなあ…。いつか端から端まで歩いてみたいです。宮崎、足摺岬、室戸岬、潮岬…そして御前崎、伊豆半島。富士山はちょっと距離があって、雲もあってギリギリわかるくらい。気を抜いてたら真下に近いとこに新島?そして伊豆大島。半島が見えてきたと思ったら房総半島でした。ちょうど館山あたりが良く見える感じで飛んでいきました。グルーっと回り込んで羽田に着陸するようです。よい眺めでした。サービスかと思っちゃいました。無事羽田に着陸です。

薄っすら雪化粧の霧島連山

羽田空港はとにかく広かった

下りる時の心配はあまりしてなかったけど、荷物が出てくるとこまで結構遠かった。1階から出てくるんだ…。下りたとの心配として、車を停めた場所を控えてなくて、どこに停めたか覚えてない…。連絡通路から駐車場に出た時に見える位置に停めてたので事なきを得ました。

このあとT世さんの指令により岡田謹製というお菓子屋さんへ。調べてみると第2ターミナルにあるようです。かなり遠そうだけど探検気分で行ってみます。スタート地点から800mありました。とにかく羽田は巨大です。第2ターミナルの2階にあることはわかったけど、2階に上がってからがみつからなかった…。出店みたいなやつなので、空港の案内板には掲載されてません。やっとのことで発見!店が混んでなくてよかった。最後に大勝軒でラーメン食って羽田を後にしました。

帰りの車は渋滞もなく快適。さすがに東京に向かう反対車線はところどころで渋滞。スキー帰りの車も多いんだろうな。この週末からオープンしたスキー場も多かったようです。甲府昭和でいったん下りてガソリン入れて、諏訪南まで下道走って安曇野まで高速。無事帰宅であります。

ここにたどり着くのが大変だった

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