紅葉は高い山から徐々に下りてきて、もうほぼ里に近いところまで下りてきました。高い山には雪が降り、本来なら雪景色を求めて高い山に登るところ。しかし、最近ちょっと膝の調子が芳しくなく、北アルプスに登るの厳しい感じ。登れても下るのがね…。ということで、糸魚川の池巡り。
先週、戸倉山と白池を歩きました。紅葉はだいぶ遅れてて、白池あたりまだやっと色付き始めたところ。角間池あたりでブナが黄色くなってきたくらい。1週間でどれくらい紅葉が進むんだろうか…の検証を兼ね、ついでに高浪の池、蓮華温泉に行く途中にある白池も池を一周してきました。
- 日程: 2024年11月10日(日)
- 天気: 快晴!
- メンバー: T世
- 温泉: なし
- 食事: 家
- 登山口情報: しろ池の森 トイレあり
最初に向かったのは高浪の池
まずは高浪の池に行こう。先週も高浪の池を見下ろせるところまで車で来てます。冬の積雪バロメーターであります大峰峠のお堂、先週はなかった冬囲いがしてありました。冬の準備が進んでますね。高浪の池のキャンプ場は先週で営業終了のようで、駐車場はロープがしてありました。道端の広いところに停めて池を一周。
高浪の池に来るのは4度目。2度はスキーで。秋は2度目です。前回も同じ時期に来てるけど、ほとんど葉っぱは散ってたと思います。今回はまだ色付き始め。まだまだこれからですね。ゆっくり目に出てきたけど、まだ太陽は低い。池の東側はまだ日が差し始める前でした。まあ、この時期太陽自体が低いから仕方ない。
高浪の池といえば、池越しの明星山の眺めが一番のウリでしょう。池に映る逆さ明星がいいですね。この日は少し風があったけど、まあまあの映り具合でした。少し登ったとこあるトリム展望台にも寄っておきます。高浪の池を見下ろせて、その向こうに明星山という絶景でございます。太陽の低さ、紅葉の進み具合…等々、前回の高浪の池の方がよかったです。
しろ池の森から白池、角間池、大網峠
続きましては先週に引き続き白池と角間池。戸倉山は面倒臭いのでパス。その代わり今日は大網峠まで登って、尾根通しに戸倉山に登る登山道に出る踏み跡を辿ってみることに。しろ池の森に着いたのは既に10時半を回ってました。遅いせいか駐車場もだいぶ埋まってました。
白池までは車道と山道のふた通りあります。車道はかったるいけど登ったり下ったりがない。山道はアップダウンがあります。なので、いつも登りは山道、下りは車道にしています。トイレに貼り紙があって、朝や夕方は熊の目撃情報が多いので、車道を通るようにとのこと。車道の方が見通しが効くので、鉢合わせになりにくいってことかいな。
白池の紅葉はまだ少し先
20分ちょっとで白池。パッと見少ししか紅葉は進んでない印象。よく見るとブナの色付きが進んでいます。紅葉というのは色付き始めるとどんどん進みます。ブナは先週から少し色付いていたので進んだけど、そのほかの木はまだスイッチ入らないから進まないのかな…と想像。白池の散策は下山時にとっておくとして、先に進みます。
角間池
白池の標高は約630m、角間池は約780m。角間池あたりのブナは最盛期です。何をもって最盛期か…?ブナは明るめな黄色になってから、枯れ気味の赤茶色に変わっていきます。先週はまさに明るめな黄色で、今週は赤茶色が混じってます。どっちが好きかは個人の好み。ワタクシは今週の赤茶色が好きです。よって今週が最盛期…と。
大網峠からブナの森歩き
大網峠に向かいます。大網峠は約840m。さらに紅葉が進んでますね。ここらで戸倉山への登山道が尾根道になるあたりと同じ標高です。その尾根道になる尾根と大網峠は尾根通しでつながっています。ここには登山道の表記はないけど、ヤマレコとかでたくさん歩かれている様子。試しに歩いてみます。
歩いたことないから歩いてみる…程度の動機で歩いてみたんですが、ここのブナ林が立派なことといったら!基本、角間池のブナと同じく細くて背の高いブナ。まだ若いんだと思います。で、そのブナの密度が密密でした。この隙間をスキーで滑るのは至難の業。でも、ここは台地なので滑ろうと思っても滑らん。以前、スキーで鎌倉山に行った時、近くは通ってるんですけどね。このブナ林を目的にまたスキーで鎌倉山に行ってみたいと思いました。
尾根通しの道と言うか踏み跡は、メインの登山道に比べると薄いです。しかし、バッチリ赤テープの目印があるので道を失うことはないと思います。以降は葉っぱが落ちて積もって、踏み跡はわかりにくくなるでしょうからね。赤テープの本領発揮ですかね。この道のないところを歩いてる時間は20分くらいかな。まあまあ人とすれ違いました。まあまあ知られてる踏み跡なんだな。
戸倉山の登山道と合流して角間池に
賑やかになって来たかと思ったら、戸倉山への登山道と合流です。ここは先週も通りました。先週は黄緑だったのが、だいぶ茶色くなってます。合流したあたりのブナ林も素晴らしいです。角間池に向けての下りも雰囲気いいです。そして、角間池に下りたところにあるベンチで休憩です。いいとこです。
帰りの白池で池畔を周回しました
白池まで下って散策。白池の見栄えとしては、やっぱり白池越しの海谷三山かな。朝早いと海谷三山が逆光気味になります。そんなこともあって、白池&角間池を高浪の池の次に回しました。その甲斐あって、白池に下りる手前にある絶景ポイントからの白池と海谷三山は最高でした。しかし、対岸の一番白池の雰囲気がよい場所からは逆光になってしまって、なんだかなあ…な状態。まさに、あっちが立てばこっちが立たず…です。現在は13時。10時か11時くらいならいい感じかも。
蓮華温泉に行く途中にある白池へ
時間があって気が向けば…のスタンスだった最後の白池。とりあえず車で行ってみて、よさそうだったら歩こうか…と向かいます。白池は標高が1100m近くあります。戸倉山よりだいぶ高いです。車で向かってると、木地屋あたりはまだ色付き始め。木地屋の標高は600mくらいです。白池や高浪の池と同じくらい。登るにつれてどんどん紅葉が進み、いいぞいいぞと思っていたら、紅葉が進み過ぎて散ってきました。白池あたりでは散り損ねた葉っぱが残ってる程度。先週がよかったかもなあ…。
白池の駐車場に停めます。葉っぱが散ってとっても明るくなっています。池の周囲のロケーションも素晴らしいです。ということで、1周歩いてみることに。池を周回するルートがあって、ところどころに桟橋みたいなのが出ています。水芭蕉のスポットみたい。周回の道はとっても気持ちいいんですが、時々ぬかるみがあったりで気が抜けん…。
白池の南一段下にある五月池
白池の南側の一段下に五月池があります。ここはちっちゃい池。白池は広くて開放的な池なのに対し、五月池は小さくて閉鎖的。その分風がないためか池面によく映っていました。反時計回りで回ったけど、最後の車道があるところは遊歩道はなくて車道歩き。またこの車道歩きが気持ちいいんですけどね。最後の最後でまた遊歩道があって1周終了であります。こっちの白池もよかったので、次は紅葉真っ盛りの時に訪れたいところ。
これにて糸魚川の4つの池巡り、五月池を入れると5つの池巡り終了であります。それぞれ標高が違い、地形が違い、植生が違い、趣きが違い…で歩いてて興味深かったです。山の紅葉が終わる時期なので、毎年の定番にしてもいいかなあ…と思ったり。今日は時間的に中途半端なのと、バッテリー交換の予約が夕方に入ってるので、下山後温泉&ラーメンはナシでございます。
コメント