大山 剣ヶ峰 三ノ沢から三ノ峰ルートで 2024/10/13

三ノ沢から槍ヶ峰、三ノ峰経由で大山最高峰であります剣ヶ峰に登ってきました。崩落が進んで危険なため、一般登山道では登れない剣ヶ峰。バリエーションにはなるけど、このルートが一番一般的みたいです。記録もたくさんある。今日は残念なことに稜線が雲に覆われて、肝心なやせ尾根稜線歩きがほぼ視界なし。翌日同ルートで快晴の下リベンジ完了です。一応、今日のも日記に残しておきます。

  • 日程: 2024年10月13日(日)
  • 天気: ガスガス
  • メンバー: T世
  • 温泉: 三朝温泉 株湯(400円) シャンプー&石鹸なし
  • 食事: 中華そば八兵衛 倉吉市牛骨ラーメン
  • 登山口情報: 文殊堂に広い駐車スペースあり トイレはない 携帯通じない
コースタイム
  • 文殊堂(7:20)
  • 槍ヶ峰手前の稜線(8:45)
  • 三ノ峰(8:55~9:00)
  • 剣ヶ峰(9:15~30)
  • 三ノ峰(9:40)
  • 槍ヶ峰手前の稜線(9:50)
  • 文殊堂(10:55)

快晴なのに大山の稜線には雲がかかってる…

前夜は『かもがわ円城』という道の駅で車泊。総社市から少し内陸に入ったところです。朝起きたら冷え込んでて、空には満天の星です。晴れそうな予報なので意気揚々と大山に向かいます。ところが、稜線に不穏な雲がかかる蒜山が見えてきます。案の定、大山にも…。東寄りの風が強く、その方向から雲がなびいてきてました。雲は稜線部分だけなので、なくなる時は一瞬です。ただ、それが何時なのかが問題。山の様子は文殊堂の駐車場からも見えました。増殖傾向なら登らないけど、現状維持なので登ってみることにします。大山まで遠いですからね、やり直すのも大変。

文殊堂には広い駐車スペースがある

晴れることを祈りつつ登ります

三ノ沢沿いの作業道を登ります。工事現場までは立派な作業道で、その先から山道に。堰堤を巻きつつ、左岸の山道を進みます。この山道、登山道並みにきちんとした道なのですが、一般登山道ではないので、あえて山道としてみました。大きな堰堤を左から越えると、三ノ沢と大山南壁が大きく開けます。

雨飾山の荒菅沢から布団菱を見る景観をさらにスケールを大きくしたような感じ。圧巻の景色です。稜線にかかる雲は右の風下側ほど濃くて、風下側ほど薄くなってます。風下側にある剣ヶ峰と思われるピークが見え隠れしてます。この感じだと、さらに風下側にある弥山は晴れてるのかなあ…?大山寺から登ってたら、もしや晴れの中を登れたのかなあ…?

堰堤工事ようの作業道を進みます 山頂部には雲
剣ヶ峰など左ほど雲が薄い
荒々しい三ノ沢奥壁

槍ヶ峰に向けて急登を

稜線に上がる前にこの雲が解消してくれることを祈りつつ駒を進めます。途中から槍ヶ峰の基部を目指して大きく右上。なかなかの急斜面です。足元もガラガラしてて登りにくい。穂高の天狗沢や鋸岳の角兵衛沢のイメージ。登るにつれて三ノ沢を見下ろすようになってきます。

登ってきた三ノ沢を振り返ります
槍ヶ峰に向けて登っていきます

ガスガスのやせ尾根歩き

槍ヶ峰の基部で稜線に出ます。希望は叶わず、稜線に出ても雲は消えませんでした。残念…。風が強いのでやせ尾根歩きはどうかと思ったけど、剣ヶ峰を目指すことにします。稜線の南側がどんどん崩れてて、登山道がえぐられていってます。ただ、道幅自体はそこそこあるので、普通にテクテクと歩けます。つまずいたり、バランス崩したりしない限りは、落ちることはないでしょう。ただ、落ちたら止まるとこがないので下まで…。

槍ヶ峰のシルエットが
ガスガス よく言えば幻想的
こんな天気ですが剣ヶ峰に向かいます

三ノ峰から剣ヶ峰へ

最初に立ち寄ったピークに三ノ峰の看板。次に地図に出てるのが天狗ヶ峰だけど、どこだかわららずに通過。雲は濃くなったり薄くなったりしてますが、視程としては大まかに50m前後なのかなあ…?細かいアップダウンを繰り返すんですが、近づかないと次のピークが見えないって感じ。最後の登りと思われるところで、右側の灌木の中を巻く道に。稜線上にあった道がなくなったんだろうな。

途中にある三ノ峰
ここからは両側絶賛崩落中のやせ尾根を進みます
あれが剣ヶ峰か…
このへん登山道の下がえぐれてる

剣ヶ峰山頂 晴れる気配なし

巻き道から稜線に戻ると、上部に展望盤と思われる影が…。あそこが剣ヶ峰かな。あっけなく到着です。直前まで見えないので、まさにあっけなくってところです。展望盤は大きいので、多少は風よけ効果あり。まったく晴れる気配がないところを見ると、登り始めた時よりも雲が濃くなってると思われます。粘っても無駄だな…。ということで、少し足を休めた程度で剣ヶ峰を後にしました。

登頂しましたがガスガス 登り始めより雲が濃くなってるみたい

一度も晴れることなく稜線から下ります

難所というのは登りより下りの方が怖いです。でも、この稜線はどっちもたいして変わりませんでした。帰りに槍ヶ峰にも立ち寄りましたが、何も見えないので行く意味なかった。登るのに1分もかからないので、損もないですけどね。急な下りをガンガン下ります。こんな天気なのに登ってくる人はまだまだいます。三ノ峰までって人も多いみたい。

三ノ沢の沢床まで下りてきました。登る時よりも明らかに雲は厚くなってます。雲がなくなるか増えるか五分五分かなと思いながら登ったんですが、ダメでした。

帰りに立ち寄った槍ヶ峰
三ノ沢まで下りるとやっぱり雲は濃くなってた

下山後の温泉とラーメン

下山後は今回の楽しみの一つであります蒜山焼きそば。悠悠という店がお気に入り。行ってみると休んでました。かなり前から休んでて、最近少しずつ再開し始めてるようですね。調べとけよって感じですが、やってるもんと思い込んでたから…。大山がガスガスだったと同じくらいショッキングな出来事でした。

時間があるので投入堂に行ってみることに。詳しい様子は別ページに書こうと思います。下から投入堂まで標高差は400m近くありました。大山に登った後でしんどかったです。下山後温泉は三朝温泉の公衆浴場『株湯』へ。めっちゃ熱かった!熱さに耐えつつ入ったけど、こらえられずにすぐ出た。太ももとか真っ赤になっちゃいましあ。

下山後ラーメンは倉吉にて牛骨ラーメン。『中華そば八兵衛』というお店へ。少し並んで入店です。かなりしょっぱいのも牛骨ラーメンの特徴なのか?まあまあ美味しかったです。

問題はこのあと。今日が晴れてれば迷うことなく帰路につきますが、大山がアレだったんでねぇ…。もし明日が晴れだとしても、2日連続で登るのもなあ…。ただ、また大山まで来ることを思うと…。いろんな考えが頭の中を錯綜します。最悪なのは、登ったはいいけどまたガスった…です。なので、明日の朝、大山がちゃんと見えてるのを確認したところで、登ることにしよう…ということに。今夜は道の駅琴の浦でお泊りです。


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