まだちょっと早いかなと思いつつも、はるばる四国は石鎚山まで紅葉を見に行ってきました。実際のところ、まだちょっと早めではありましたが、紅葉の石鎚山と言っても差し支えのない景色は見ることができました。ニョキっと聳える天狗岳の紅葉は噂通りに圧巻の景色。雲海から山頂部だけ抜けてて、幻想的な景色でもありました。後日登った笹ヶ峰、大山と合わせて、充実の体育の日3連休となりました。
- 日程: 2024年10月11日(金)
- 天気: 雲海の上と下 山頂部は雲海の上
- メンバー: T世
- 温泉: 西条市 ひうちの湯 平日650円 土日祝700円
- 食事: 豚太郎新居浜店
- 登山口情報: 土小屋の駐車場 ロータリーにトイレ 第二🅿は広い
体育の日3連休は中国四国遠征
体育の日3連休(今はスポーツの日か)は紅葉シーズン真っ盛り。東日本や北日本は行くとこたくさんありますが、西日本は紅葉にはまだ早く、紅葉してるのはごく一部。そのごく一部が今回訪れた石鎚山。遠いし高速代高いしで、積極的には行きたくない感じ。でも、一度は見ておかないと…ということで、今年の体育の日3連休を当てることにしました。
問題は遅れ気味の紅葉。10月になっても暑い日が続いてて、1週間前の段階では全く色付きナシ。3日前くらいになって色付き始めます。色付き始めればどんどん進む紅葉。前々日の写真で三分から五分くらい。あと2日あれば八分まではいくと踏んで四国行き決定であります。ちなみに、ダメなら東北と考えておりました。
信州から石鎚山は遠い
日程は3連休の前日の金曜を休んで4連休で臨みます。激混みの石鎚山を平日の金曜日に登ろうという目論見です。なので、木曜の仕事が終わって間髪入れずに出発です。石鎚山の登山口であります土小屋へは、グーグルマップで10時間。山陽道に入ったところで仮眠。瀬戸大橋経由で四国に上陸です。今まで知らなかったけど、瀬戸大橋経由より淡路島経由の方が距離は近いけど、高速代は高いという謎…。恐らくネクスコ以外の道路が混じるからと思います。
石鎚山自体、登って下りる時間は短いです。登って下って4時間ほど。朝っぱらから登る必要はないかなと、10時をめどに登山口に着くように走りました。高速を西条で下りたあとがとにかく長い。UFOラインは景色が良いので楽しみだったけど、生憎のガスガス。北側から雲が押し寄せて、稜線を越えて下降していくのがわかりました。UFOラインがガスガスなのは諦めるとして、石鎚山は晴れてもらわねば困ります。ダメなら翌日リベンジかな~とか思いながら走っていました。
9時ごろに登山口であります土小屋到着。ロータリーのところは当然ながら満車。少し離れた第2駐車場はガラガラ。ここはかなり広いので、簡単には満車にならないかなって感じ。明日からの3連休はもしかして…?間にある路肩のスペースに停めました。

土小屋から歩き始めます
国民宿舎があって、その裏手から登山道に入ります。裏口感満載。ひと登りでメインルートに合流します。相変わらずガスガスです。恐らく雲海の雲だろうと想像は付きます。石鎚山がもっと高ければ抜けてるだろうけど、2000m弱なので微妙なところです。山頂もガスガスなら明日にでも登り直しだな。また四国まで来るの大変ですからね。山頂直下の鎖場が始まるまでは、時々緩い下りを交えながらダラダラと登っていきます。この区間が結構かったるい。とくに下りが。



新しく建てられた公衆トイレあり
鎖場の基部にきれいな公衆トイレがありました。向かいにある山小屋はもう営業してない雰囲気で、トイレだけ立て直したみたいです。この少し下でロープウェーからの道が合流するのもあってか、公衆トイレ前は賑わっていました。公衆トイレの北側の空には青空が出ています。もしかしたら…と淡い期待を抱きつつ山頂へと向かいます。

二の鎖、三の鎖
公衆トイレのとこから二の鎖が始まります。ぶっとい鎖が複数垂れ下がっています。三の鎖では4本くらいぶら下がってるとこがありました。とは言っても、前を追い抜ける感じではなかったです。なので、前の人たちの進みが悪く待ち時間が長かったです。ま、そこらへんは覚悟の上なので仕方ないです。ただ、その先はガラガラだったから気持ち的には微妙…。
三の鎖を登ってると、上空が薄っすら青空に。もしや雲海を抜けたのか…?そして、周囲の木々の色付きも進んできたように感じます。三の鎖の基部でおばさま方の前に出ます。かなり傾斜が強い岩場です。太い鎖が足場や手がかりを隠してるので、鎖をつかんで登るしかありません。鎖が邪魔な場面もあったけど、鎖が重すぎて動かん…。サクサク登れたので息が切れちゃいました。ちょうどいいのがいいな。






弥山 山頂部は晴れてました!
鎖を登り切ったところが弥山。そして、神社の横を抜けると、見えています!天狗岳!そこそこ紅葉もしてます。左側は崖になってて、そこを雲海の雲が湧き上がってきてます。その雲は稜線を越えずに、ネズミ返しのようにはね返されてます。天狗岳の右側はしっかり晴れてますね。よかったよかった、明日また来なくて済みそうです。ということで、とりあえず天狗岳に登るってもんでしょ。





とりあえず天狗岳へ
天狗岳への道はそんなに混んでる感じではないけど、岩場なので足元おぼつかない人がいれば詰まります。ダラダラ進む感じなのですが、絶景の中にいるので写真撮ったり景色見たりでストレスは少ないです。左側から湧き上がる雲は時々なくなって、少し下の方まで見える時間もありました。もしかして晴れるのか…と期待しますが、そのうち元通りに…。





南尖峰まで足を伸ばしてきました
天狗岳まで来たら、さらに先に尖ったピークが。せっかくなので行ってみましょう。そのピークは南尖峰というようです。地図に出てる標高だと1982mで天狗岳と同じ。石鎚山の最高峰は天狗岳ということになっているので、端数のところで天狗岳の方が高いんだろうなあ。天狗岳から先は人が激減です。スタスタと南尖峰まで。
さて、どこで休憩しようか…。南尖峰は人は少ないけど、山頂も狭いので落ち着かない感じ。弥山は広いかわりに人も多いので、こちらも落ち着かない感じ。ま、ここは弥山まで戻って、天狗岳を見ながら休憩するってもんかな~。ということで戻ります。戻る途中、ブロッケン現象が見れました。ちょうどお昼という時間なのに…。それだけ切り立った崖ってことです。さすがに、真夏の太陽の高さだったらダメだったかもです。







弥山に戻って大休止
弥山にもどって大休憩。運よく天狗岳を見ながら座れるよい場所がキープできました。少し風はあるけど暑くもなく寒くもなくで、絶景の休憩スポットでのんびりできました。天狗岳以外には二ノ森が良さげに見えました。機会があれば行ってみたいです。弥山周辺は登ってきた時よりも人が増えた印象です。こういう大衆的な山なので、お昼にかけてが一番混むのかもしれませんね。
ここで日当たり考察。太陽の位置的には弥山から天狗岳方向が逆光。弥山に戻る時は順光になって、見える景色がクッキリ鮮やかです。弥山-天狗岳-南尖峰の岩稜は北西から南東に伸びてます。朝イチは岩稜の左側の崖の部分に日が当たることになります。お昼になると右側が日向になります。それでも弥山から見ると少し逆光。夕方になると良くなるのかなあ…?紅葉としては今の崖側は影になっててわかりにくいけど、右側斜面よりも紅葉する木が多そうに見えます。ってことは、朝イチの方がよいのかなと思ったり…。御来光時の写真をよく目にしますし。考えててもわからないので、一度頂上の山小屋に泊まって、午後から翌朝までじっくり見るのが一番かなと思ったのでした。






下山路、土小屋までは気分的に長い
下山は当然ながら三の鎖、二の鎖は通りません。迂回する道にて。空中階段みたいなところもあったり。公衆トイレまではあっという間でした。長いのがここから先。とくに見どころもなく、標高差よりも距離との勝負。帰り道も往きと同じ感じで雲に覆われていました。下から晴れてるに越したことはないけど、雲海との共演も悪くはなかったです。『紅葉の石鎚山』という宿題は一応終わったのでひと安心。また機会があれば来てもいいかな~ということで無事下山であります。

下山後の温泉とラーメン
UFOラインは依然として雲の中。ならばナビやグーグルマップが言ったルートで帰ってみます。いったん下界まで下りて、国道194号で寒風山トンネルに登るというルート。こっちの方が時間は少し早いみたいだったけど、道は微妙な感じでしたねぇ…。国道に出るまでがなかなかシビアでした。このまま西条市まで走り、ひうちの湯で温泉に浸かります。そのあと新居浜の豚太郎で下山後ラーメン。豚太郎は昔からあるチェーン店。中国四国の瀬戸内側に展開してますね。可もなく不可もなくなラーメンでした。明日の笹ヶ峰に備えて、今夜は別子の道の駅で車泊です。


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