青年小屋テント泊で権現岳と編笠山に登ってきました。今のご時世、2000円がテン場の相場なのに、青年小屋は破格の800円/1人。コロナ騒ぎ以前の相場を維持してる感じですかね。さらに!350mlのビールは500円。これはひと昔以上前の相場です。とくにテン場なんて上げようと思えば上げれると思うんですけどね。小屋の方の方針なんでしょうね~。天気の方は権現岳は曇ってて、編笠山は晴れてくれました。
- 日程: 2024年9月7日(土)~8日(日)
- 天気: 1日目:晴れのちくもり 2日目:くもりのち晴れのちくもり
- メンバー: T世
- 温泉: 富士見の道の駅 蔦の湯 物味湯産手形利用
- 食事: ハルピンラーメン諏訪南インター
- 登山口情報: 観音平の駐車場はすぐ満車になるが路駐しやすい 仮設トイレあり
1日目
- 観音平(6:35)
- 押手川(7:55)
- 青年小屋(9:00~50)
- 権現岳(11:05~55)
- 青年小屋(12:50)
2日目
- 青年小屋(5:10)
- ギボシ(5:50~6:20)
- 青年小屋(6:50~55)
- 編笠山(11:20~55)
- 青年小屋(8:10~45)
- 押手川(9:30)
- 観音平(10:35)
この週末はダメ元山行で八ヶ岳
この週末、直前まで予定決まらず。とくに行きたいところもなく、天気の方もハッキリしない予報。予報もいまいちということで、天気よくなくても悔しくない山…ということで、青年小屋泊の権現岳&編笠山と相成りました。わりあい近くてテン場が安いというのも、ダメ元山行にはありがたい。
観音平の路駐は長蛇の列
観音平の駐車場は深夜に行っても停めれるかどうか…。どうせ路駐になる。まあまあ安心して停めれる?路駐です。早く出れば路駐位置が登山口に近くなり、遅いと遠くなる感じ。初日の行程からして急ぐ必要もないし、テン場も張れないってことはないでしょう。ということで、4時起きの5時前安曇野出発、6時過ぎに観音平到着です。登山口から400mくらいのところに無事駐車。6時で結構な列でした。
登りは巻き道利用で青年小屋へ
天気は快晴です。こんなにスカッと晴れるとは思ってなかった。空が青いです。でも、青年小屋までは樹林帯なので、せっかく晴れても恩恵は受けれん…。観音平から雲海展望台を過ぎ、押手川との間くらいまでは八ヶ岳らしからぬ明るい森。それ以降は八ヶ岳らしい鬱蒼としたシラビソの森となります。『雲海展望台』は展望台と名が付く割に、展望はいま一つ。あまり開けてません。さらに、真上の空は青いけど、横は霞んでました。
押手川から編笠山に登るのしんどいので、トラバース道で青年小屋へ。こっちの道が楽なんでしょうけど、やや荒れた感じで歩きにくい道でした。やっぱトラバース道というのは荒れやすいのかな…?標高差800mちょいを2時間半ほどで登って青年小屋に到着です。
青年小屋のテン場はまだガラガラ
果たしてテン場はどんなもんか~。行ってみますと…5張くらいでガランガラン。張るスペースも平たんで快適そうなとこがたくさん残ってて、どこにしようか逆に悩んじゃいました。夜は降る予報なので、湿っぽい場所は避けます。あと、朝日が早めに当たるテントが早く乾く場所…で決めました。テント張ってる間に10張くらい増えた気がします。一気に増えました。が、まだスカスカ。
軽い荷物で権現岳へ
テント張ったところで権現岳に向かいます。だんだん雲が増える傾向ですが、山頂まで持ちこたえてもらいたいところ。下半分はシラビソなどの樹林帯。岩場が出てきたら森林限界が近いです。森林限界に出た展望の良い場所が多分のろし場。ここで権現岳の山頂が見えてきます。
後半は岩場の連続 だんだん雲が増えてきました
いったん樹林帯に戻るけど、そのうちまた抜けてガラガラのジグザグ登り。ここが一番しんどいとこかな~。ガラガラ登りが終わるとあとは岩場となり、楽しく登ることができます。しかし、岩場に差し掛かったあたりから太陽は雲に隠れ、暗く寂しい雰囲気に…。山頂に着くころにはガスがかかり始めちゃいました。
権現岳山頂に小1時間居座りました
権現岳山頂でのガスはかかったり取れたり。取れても全体的に雲が多く、よくて青年小屋や編笠山が見える程度。長居しても仕方ないのですが、下りても暇なだけ。暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい気温だったので、こんな天気にもかかわらず1時間近く居座っちゃいました。
まだ頑張って咲いてる花、ドライフラワー化した花…などなど
高い山はそろそろ秋の装いです。ウラシマツツジなど紅葉しはじめた葉っぱが目立つようになりました。花もドライフラワー化したのもチラホラ。そんな中、まだ頑張って咲いてる花もありました。
テン場に戻って宴会
テントに戻って酒飲んでツマミつまんでゆっくりします。テン場は時々日差しがあります。程よく風も吹いてて、テン場も暑くもなく寒くもなくで快適でした。そのうち山にかかってた雲がなくなり、青空も見えるように。編笠山よりの大岩ゴロゴロの中間あたりまで登ってみます。青年小屋と権現岳の眺めがよい場所です。テン場は電波通じなかったけど、弱いながら大岩ゴロゴロのところは入ります。お酒も持ってきてたので、ここでしばらく一人宴会してました。
翌朝の青年小屋は霧に包まれてます
翌朝は3時半に起きました。テントから顔を出すとガスってます。ありゃまぁ。。。もう一度権現岳に登ろうと思ってるのに…。夜に降るかと思っていた雨ですが、どうも降った形跡がないですね。音もしなかったし、テントが濡れてもないです。降ってくれてれば、今あるガスはなくなってたかも?
ガスガスの中を権現岳へ
朝メシ食って出発準備ができても、外はまだ暗いです。明るくなるまで待ちます。T世さんは天気悪いので留守番。膝の温存です。樹林帯を抜けると開けますがガスガス。ただ、真上の空は気持ち青いような気がします。分厚い雲が山にかかってる感じではなさそうです。こんな時は一気に雲が取れて晴れるもんです。でも、その一気がいつなのかはわかりません。
昨日は山頂に行ったので、今日はギボシへ。こんな天気だし、こっちの方が近いし。時々真上の空が青くなります。東の方には太陽の気配もあります。30分ほど居座ってみましたが、なかなか雲が取れる雰囲気にはならなかったです
下り始めると晴れてくるというお決まりのパターン
下り始めてしばらくで、今までになく明るくなってきました。そして、のろし場では朝日を浴びまくってる編笠山が見えてきました。権現岳や八ヶ岳の主な山々はまだ雲が残ってます。でも、なくなるのは時間の問題か…。あと15分くらい遅く出るか、ギボシで粘るかしてたら、感動的な瞬間をゲットできたかも…と思うと、ちょっと勿体なかったかなと思いました。しかし、こればっかいは結果論ですからね。仕方ない。
続きましては編笠山へ
青年小屋まで戻って今度は編笠山へ。晴れてるのでT世さんも一緒に行きます。前回来た時は、テント装備を背負って編笠山に登りました。重荷を背負って編笠山への登りはしんどかったです。その反省を生かして今回はほぼ空身にて。もう一度青年小屋に戻らなくてはなりませんが…。20分ほどで苦も無く編笠山。途中で重荷を背負ったご夫婦を追い越しましたが、息が上がっててとてもしんどそうでした。
編笠山の山頂 晴れたけど遠くの山は見えなかった
編笠山は大岩がゴロゴロした広い山頂。八ヶ岳の主要部を南から見る感じです。南北に長い八ヶ岳なので、パノラマ的な見え方ではないです。南アルプスは近いのですが、空気がモヤモヤしててスッキリ見えません。富士山は辛うじて山頂付近の台形が見える程度でした。北アルプスや中央アルプスは見えず…。最高の展望ってわけではなかったけど、昨日と今日の権現岳がアレだったので、一矢を報いたと言えるでしょう。終わりよければ全てヨシということにしときましょう。
テント撤収のち下山
青年小屋に戻ってテント撤収です。テントはすっかり乾いてるつもりが、なんだか結構濡れてました。家に帰ってから干さなくて済むように完全に乾かしたかったけど、思うように乾いてくれませんでした。半濡れのまま撤収。2時間弱で観音平に下山です。このくらいの時間で下れると、身も心もダメージ少なくて助かります。
本日の下山後温泉とラーメンは
本日の下山後温泉は道の駅まで下っての蔦の湯。下山後ラーメンはまた高速の高さまで登ってのハルピンラーメン。諏訪地方は好みのラーメン屋さんが少なくて、どうしてもハルピンラーメン頼りとなってしまいます。今日はハル次郎。盛ってある中身はほぼモヤシとはいえ、ちょっと欲張り過ぎて苦しかったです。あと、換気のため?か店内が暑くて夏はキツイですな。辛味もあって汗だくです。
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