新穂高から槍平小屋テント泊で槍ヶ岳へ。久しぶりに槍の穂先まで登ってきました。穂先はいつも混んでて登る気がしない…。素通りしたり登るのやめたりしてます。今回は槍平小屋テント泊で登ってきたので、タイミング的にも空いてる時間に登ってこれました。雲が多めで大展望とはいかなかったけど、久しぶりに登った槍ヶ岳山頂からの景色を満喫です。
- 日程: 2024年8月17日(土)~18日(日)
- 天気: 1日目:くもり午後小雨 2日目:晴れのちくもり
- メンバー: T世
- 温泉: ひらゆの森(700円) コインロッカー100円戻ってこない
- 食事: ひさりな食堂 野菜たっぷりタンメン+味噌ラーメン
- 登山口情報: 鍋平の有料🅿に停めた(300円/1日)
1日目
- 新穂高(7:20)
- 穂高平小屋(8:15~25)
- 白出沢(9:10~20)
- 滝谷(10:25~35)
- 槍平小屋(11:25)
2日目
- 槍平小屋(4:55)
- 千丈沢乗越(6:45)
- 槍ヶ岳山荘(7:35~40)
- 槍ヶ岳(7:55~8:15)
- 槍ヶ岳山荘(8:25~9:00)
- 槍平小屋(10:40~11:25)
- 滝谷(11:55)
- 白出沢(12:45~13:00)
- 穂高平小屋(13:35~40)
- 新穂高(14:20)
お盆の後半は双六小屋ベースであちこち歩こうかと画策していました。しかし、台風がやってきそう。でも、それそう。でも、晴れてはくれなさそう…ということで、盆休み最後の土日で新穂高からの槍ヶ岳と相成りました。槍平小屋のテント泊は予約不要。泊ったことなかったし、空いてそうだし、軽い荷物で槍を往復できるのがありがたい。
新穂高の駐車場事情
新穂高といえば駐車場がなあ…。以前はだいたい深山荘のとこに停めれたもんですが、今はいつ行っても満車。結局、鍋平まで上がらされることになります。駐車場から新穂高の橋のとこまで、下りで20分くらいかかってしまいます。それでもまあ、ほぼ確実に停めることができるという点では、三股や中房温泉などに比べればマシと思います。
5時ごろ安曇野を出ます。6時半ごろに新穂高着。深山荘のとこの駐車場入り口には『満車』の看板。帰る時に見たら、空いてても『満車』と出てたので、いい加減なもんかもしれませんね。登山指導センターのことろに荷物とT世さんを置いて、鍋平の駐車場に停めに上がります。今回は登山者用の中では一番近い有料スペースに停めました(300円/日)。まだ少し空きがありました。
槍平小屋へと道のりは半分林道でウンザリ
7時20分ごろ登山指導センターを出発です。新穂高にしては遅めの時間、山に向かう人は疎らです。槍平への林道を歩いてても、ほとんど人に会いませんでした。新穂高から白出沢まで林道歩き。長い上に急です。ウンザリしてきます。白出沢からは山道になるけど、今度はあまり標高上げなかったりで、これはこれでストレスになります。
槍平小屋 テン場はガラガラ
4時間半ほどで槍平小屋。テントは疎ら。人影も疎ら。テントは10張もなかったかな。場所は選びたい放題です。全体的に優良物件が多い。アンカー用の石も多い。谷間の小屋だけど、槍平はわりと開けててテン場の雰囲気はよかったです。ただ、ほぼ雲に覆われてて景色は夕方少し見えた程度。穂高や南岳あたり?が見えてたと思います。ビールは自販機で350mlが600円とまあまあ良心的。初日は3本持参なのでお世話にならず。
午後はたまに雨が降ってきて、テントの中に避難する時間もありました。晴れなかったぶん暑くもなく、快適に過ごすことができました。午後になってもテントの人はそれほど増えず、せいぜい20張りってとこ。お盆の最終ってことと、槍平自体があまり混むことがないのかも?予約不要ですしね。
翌朝、軽い荷物で槍ヶ岳に登ります
翌朝は3時半に起きました。朝ラー食って準備します。8月も後半になって、夜明けの時間がだいぶ遅くなりました。ヘッデンなしで歩くには4時半ではまだ早い感じです。槍平のテン場の特徴としては、大半の人がテント張りっぱなしで槍ヶ岳に行くってことかな。案内板にも張りっぱなしで槍に行ってもOKとありますし。これをダメと言われると、恐らく客は減るでしょう。
槍平から先は主にダケカンバの明るい林になります。傾斜も増してきて、登ってる感がありますね。登るにつれて背後の景色が開けてきます。稜線付近が雲に覆われた笠ヶ岳の稜線が見えてきました。チラッと見える穂高には雲はなさそうだけど、全体的に雲が多いです。
登りは千丈沢乗越経由で
登りは千丈沢乗越経由で。朝の飛騨沢は日が当たらないし、延々登る感じで辛そう。登りに変化のある尾根経由としました。分岐から少しのトラバースで中崎尾根の道と合流。そこからひと登りで西鎌尾根と合流しました。
西鎌尾根を槍ヶ岳へ
西鎌尾根自体は槍ヶ岳が遮って日が当たらないけど、黒部源流の山々や硫黄尾根には朝日が当たっています。前に登った千丈沢も眼下に広がってます。全体的に雲は多いです。幸いなことに、槍ヶ岳には雲はかかってません。西鎌尾根を登っていきますが、登る人も下る人も少なく感じます。あと少しで稜線ってとこでライチョウがいました。
槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山荘まで登ってきて、初めて太陽が当たります。東側はメッチャ明るいです!やっぱり登るのなら槍沢かな~と思っちゃいますね。飛騨沢のメリットとしては、太陽が当たらないから涼しく登れることか…。小屋前のテラスも混んでないし、これから登る槍の穂先もそんなに人が張り付いてる様子はないです。下から見て渋滞してると、穂先に登る気が失せます。今日は大丈夫そう。
槍ヶ岳の穂先に登ります
ということで穂先へ。しばらくで5人組くらいのグループに追いつきますが、若者男子なのでスムーズ。最後のハシゴを登り切って山頂です。山頂には10人くらいはいたかな。狭い山頂ですが、この程度なら自由が効きます。朝なんてダダ混みで身動き取れないんじゃないでしょうかね。
久しぶりの槍ヶ岳山頂
槍の穂先に登ったのはいつ以来か…?何度か槍の肩までは来てるけど、混んでて登らないか、または素通りしてます。恐らく2005年と2012年に北鎌から登ってて、それ以降は登ってないと思います。まあ、北鎌からくれば穂先をパスすることはできませんのでね。
さて、槍の穂先からの展望ですが、だいぶ雲が増えてしまいました。残念ながら穂高は見えません。穂高方面は大喰岳がなんとか見える程度。北鎌尾根は一瞬独標が見えたかな~。東も稜線の高さに雲があって、常念や大天井岳の土台らしきものが見えた。さっきまでわりと晴れてた西側も雲が増えてしまいました。展望としてはイマイチだけど、槍の穂先には終始太陽が当たっていて、そんなに悪くない槍ヶ岳山頂でした。
槍ヶ岳山荘テラスで休憩
山荘まで下って30分ほどベンチでのんびりしました。これから下山、先が思いやられる。下りは飛騨沢を下ります。山荘から少しでテン場。きちんと区画されてて、どれもきちんと整備されてます。狭いスペース、広いスペースが程よく点在。ロケーションも素晴らしい。まだ一度も泊まったことないので、絶対晴れる日に一度泊りに来てもいいなあ…。殺生は何度もある。※過去にテント背負って登ってきたけど、テントのポールを忘れて、小屋で素泊まりした経験あり
下りは飛騨沢経由で
飛騨乗越から飛騨沢へと下ります。飛騨乗越の先、大喰岳や中岳方面はまだ一度しか歩いたことないんよなあ。大キレットは3回通ったけど。天狗原経由の大キレットだったり、槍平から南岳に登っての大キレットだったり。飛騨沢の下りはガスって展望ない代わりに涼しく下れました。ひたすらジグザグに下るので飽きました。
槍平まで戻ってテント撤収 のち下山
槍平でテント撤収。撤収しながらのビールが旨い!テント張りっぱなしで行った人たちのテントは、まだほとんど残っています。連泊する人もいるかもしれないな。新穂高まで3時間半。退屈な道。雨が降らないうちに下山したいところです。新穂高まで下りてきて、指導センターに荷物を置かせてもらいます。空身でロープウェイに乗って車を回収。なんだかなーって感じです。
本日の下山後温泉とラーメン
本日の下山後温泉はひらゆの森。ここは混むけどキャパもあるので定番化してます。大広間がもっと寛げるといいんだけど…。あと、風呂上りには暑い。下山後ラーメンは安曇野まで戻っての『ひさりな食堂』。ラーメンの野菜がめちゃウマです!おなか一杯になりました。
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