栂池BC 親沢源頭 2023/3/12

今週は栂池ステイの栂池BC三昧。きのうは山ノ神クラシックルートで今日は親沢源頭斜面へ。2日連続での天狗原への登りは、さすがにウンザリしたけど、滑ることに関しては昨日よりもマシでした。沢底の雪はわりあい締まってました。それにしても、土日両日とも最高気温が20度前後。3月半ばに差し掛かったところなのに、今年は雪融けのスピードが早くて急過ぎます!先が思いやられる…。

  • 日程: 2023年3月12日(日)
  • 天気: 晴れ時々くもり
  • メンバー: M野、T世
  • 温泉: 大町温泉郷 黒部観光ホテル 物味湯産手形利用
  • 食事: 家
  • 登山口情報: 栂池ゴンドラ1700円/片道 ゴンドラに近い🅿1000円
コースタイム
  • 栂池ゴンドラ上(8:50)
  • 天狗原基部で休憩(10:10~20)
  • 天狗原(10:45~11:15)
  • 裏天狗の雪原で休憩(11:35~12:05)
  • ヒヨドリ尾根登り返し点(12:45~13:00)
  • 栂池スキー場(13:15)

2日連続の天狗原への登りはさすがにウンザリ

前夜は栂池の休業中のペンションで宴会。総勢5名なのですが、なんやかんやで2名が離脱。結局3人で行くことに。ゴンドラの行列は昨日と同じくらい。今日もゴンドラ下りたとこから歩きはじめます。林道入口の人は昨日より少ないかな~。それでも盛況。陽気がよくなって、金山沢やあっちの方も滑れる雰囲気ですからね。

さすがに2日連続の天狗原はウンザリしますねぇ。わずか2時間の登りとはいえ…。恐らく2日連続での栂池BCは初めてと思います。これで今年4回目。4回ってのも過去最高かもなあ…。今年は雪が少な目な上に雪融けが早く、低い山が早めにシーズン終了となってます。そんなもんで、標高の高い栂池が候補になりやすいです。そうは言っても、まだシーズン残ってるので、あまり栂池カードを使うのも考えもんかな…。

天気の方は昨日よりも視程は良さそうな気がするけど、雲は今日の方が少し多いです。スカッと晴れた!って感じではないです。気温は昨日と同様に高いです。朝からユルユル。天狗原への登りでは汗ビッショリです。

2日続けての天狗原への道はさすがにダルイ
今日は昨日より視程はあるけど雲が多い

天狗原まで登ると急に曇ってしまった…

天狗原に登り着きます。すると、いつの間にやら空が真っ白に。すっかり曇り空に。明日にかけて下り坂予報だけど、少なくても午前中はもつと思ってました。これからロケーションを楽しみながら滑るところなのに…。天狗原の祠のとこはそよ風が吹いてて、かいた汗が自然に乾いてきて快適に。

天狗原に登る頃にはすっかり曇り空に
はくのり大斜面も水墨画
頚城の山々もパッとしません

親沢源頭斜面の雪質はいかに…?

さて、天気はパッとしませんが、親沢源頭に向けて滑っていきます。源頭の滑り出しまでは昨日と全く同じ行程です。どんな雪かと恐る恐る滑り込んでみますと、あんまり走らないべた付く雪でしたが、昨日に比べるとずいぶんマシ。木などの障害物もないので、安心してテレマークで滑れましたね。今日もウロコ板で来てしまったんですが、これは大失敗です。

親沢源頭は広いくて緩いU字谷。とってもテレマーク向き(個人的に)なのです。今日はアレですが、走る雪の時はホント気持ちいいです。曇ってしまった空ですが、滑りだす頃にはまた青空が復活してきて、ロケーションを楽しみながら滑ることができました。本流から離れて裏ヒヨのベースのような台地へ。

親沢源頭斜面 栂池周辺の中で一二を争う好きな斜面
ひと滑りして 青空が戻ってきた

ヒヨドリ尾根に登り返して栂池へ

この台地も雰囲気の良いとこ。のんびり休憩するとします。風もなく穏やかで、暑くも寒くもない。のんびりと休憩できます。このあとは若栗に抜ける手もありましたが、きのう行ってるのでヒヨドリ尾根に登り返します。で、成城大小屋近くに滑り降りてオシマイ。ウロコでは林道は滑らず、スキー場までがかったるかった。スキー場を下まで滑るのはきつかった…。

裏ヒヨの台地でゆっくり休憩
ヒヨドリ尾根へと登り返し
この斜面もそそるなあ
ヒヨドリ尾根から成城大小屋へと滑り込みます

本日の下山後の温泉

これにて栂池ステイな週末はおわり。大町の黒部観光ホテルで温泉に浸かって解散です。物味湯産手形は今3セット同時進行中ですが、ここ黒部観光ホテルと薬師の湯は完了してしまった。大町市としては、八坂と美麻が1つずつ残るのみです。時期を見てもう1セット買うかな。

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手持ちのガイド本を紹介します

山スキーを始めた頃は情報源といえば山雑誌の記事とガイド本のみ。今のご時世はネットに情報が腐るほどあって、情報を集めるというより選別するという感じ。ネットのレポは個人差大きく主観が入ってて難しいところがありますね。その点ガイド本はレベル的に安定してます。行き先はガイド本で探して、足りない情報をネットで補う…が理想的なのかなと思ってます。

山スキールート212

『212』というだけあって盛りだくさんの内容。定番ルートからマニアックなルートまで品揃え豊富です。値段が2980円と高いけど、内容からすれば安いくらいかも。コレ1冊持ってればOK!って感じですかね。地形図にラインが入ってるので、概念図から地形図に変換する作業も不要です。ちょっと至れり尽くせり過ぎじゃないって感じ。

山スキー百山

隣の山スキールート212とボリュームも見た目も似てますが、こちらは山スキーアルピニズム研究会の著。ちなみに、こっちの方が早くに世に出てます。中身はだいぶ違ってて、かなりマニアック。一般人には行けないルートも多いです。『百名山』ではなく『百山』ってことです。

山スキー百山2

山スキー百山の第2弾です。山スキーアピニズム研究会の著、記録集をよりガイド本化したような感じか。見やすい地形図に落とし込まれており、利用価値が高いです。ただ、レベルの高い人が多いので、自分の力量と合致してるか見極めるのも重要。


東北の山スキー特選ガイド

特選ガイドというだけあって、東北の主なところが網羅されています。オールカラーで解説が丁寧です。東北に住んでる人や、東北への出没頻度が高い人は必携のガイド本かなと思います。

東北山スキー100コース―滑走記とデータ

東北の山スキー本というと、以前はこれでした。しかし、如何せん時代遅れ感が否めなくなってきました。地形は変わらなくても、流行、アプローチ、植生、雪の量などは変わっていきますから。

ハイグレード山スキー―最新ルート集

月刊誌『岳人』では初冬に山スキーの特集が組まれていました。その特集の数年分を集めて一冊のガイド本になったのがこの本。2007年発刊ですが、しばらくは大変お世話になった一冊です。


日本バックカントリー・オール 50エリア170ルート (パウダーガイド12)

ここまで紹介したガイド本はどちらかというと登山系の出版社のもの。この本はパウダーガイドなので、基本的に滑り系の人向け。本の名も『バックカントリー』ですからね。GPSデータも付いてたり。

リフトで登る日帰り山スキー特選ガイド

『リフトで登る』に特化したガイド本。しかも日帰り。2004年発刊。当時は概念図が当たり前だったけど、この本は地形図にルートが引いてあります。かなり大雑把だけど。

山スキールート図集1’〈01~’02〉

2昔前の山スキーのバイブル本。この本も古いので時代遅れ感はありますが、シーズン初めにひと通り目を通すのも良いのかなと。概念図+点線&波線の懐かしい表記です。


山スキールートガイド105

ガイド本というよりも、著者である酒井さんの記録集的な本。エリアは北陸中心で掲載ルートも特殊です。山スキーを始めて最初に買うガイド本でないことだけは確か。ルート図も概念図にラインが引かれた昔ながらの手法です。概念図から地形図に落とし込む作業が必要です。上級者向けの本だと思います。

山スキー
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