妙高 神奈山 藤巻尾根 2023/2/5

休暇村妙高から藤巻尾根の1500mくらいのとこまで登って滑ってきました。長野のロック&ブッシュ山行に混ぜてもらいました。途中から晴れてくるのかと思いきや、雪が上がっても一向に晴れる気配なし。今日は一度も太陽はおろか、青空も見ずじまいでした。雪はやや重パウダー。ブナ林はよかったんですが、この天気だとどこのブナ林に行っても同じだよな~と思ったのでした。

  • 日程: 2023年2月5日(日)
  • 天気: 雪のちくもり
  • メンバー: H野、K井、Oもと、こーちゃん
  • 温泉: 
  • 食事: 
  • 登山口情報: 休暇村に停めさせてもらうか、関温泉🅿か… 微妙なところ
コースタイム
  • 休暇村妙高(8:25)
  • 藤巻尾根約1500m(10:55~11:10)
  • 休暇村妙高(12:15)

小雪の舞う中、休暇村スキー場をスタート。林道をゆるく下って行って、幕の沢に架かる橋を渡ってすぐのところに、尾根に取り付く昨日のと思われるトレースあり。これを拝借いたします。すると、一段登ったところにテントあり。この、歩き始めて10分少々のところでテントで泊まる意味や如何に~。目的が雪中テント泊ならわかります。このテントの人たち(多分2名)のトレースをありがたく頂戴しました。

藤巻尾根に乗っかりますと、なかなか立派なブナの森となります。深々と雪が降るブナの林は、しっとしとしててそれなりに良いもんです。が、やっぱり晴れてるにこしたことはない。前半は基本的にゆるゆる。時々傾斜がやや急になります。登りトレースを利用しながら下るって感じかな~。そうこうしてる間に、テントの住人が滑り降りてきました。木がなくなるところで登るのやめて滑ってきたそうな。
自分たちが登るころには晴れてて欲しいもんだが…。

ブナの森が終わると、いきなりほぼ無木立斜面に。灌木がポツリポツリと生えてる程度。雪はやんだのかどうか…ですが、ガスってきてしまって視界が悪い。ポツリポツリとある灌木をつなぎながら登り、まあいいかってところで登るの終了とします。この頃には晴れてる目論見だったのですが…。今日はダメだな~。

登り終了地点は吹き曝しで風が冷たいです。だいぶ身体が冷えてきた。とっとと滑りましょう。感触としては重めの雪。滑ってみてもやや重パウダーってとこか。上の方の斜度のあるところは、まあそれでも気持ちよく滑ることがきました。

ブナの森の入り口に数名。杉並労山の方たちでした。以前、何かでコンタクト取った記憶があるけど、具体的には思い出せん…。本日のメンバーにロック&ブッシュと杉並労山を掛け持ちしてる人もいたりで、にわかに賑やかになってきました。今日はロック&ブッシュに混ざってますが、3人がお初の人。そこに杉並労山が混じるもんだから、もう何が何やら…。入り乱れながら滑ってました。

登りに使った支尾根は細かったり急だったりで滑りには向かない感じ。前回や前々回のように、藤巻山まで進んでから裾広がりの尾根を滑ったほうが楽で楽しいと思われます。まあ、今日の場合は天気も悪かったし、無難に下りてこれたのでヨシとしましょう。林道に下りてから休暇村までの緩い登りは、板を担いてツボ足で。下地が締まってて良かった。


手持ちのガイド本を紹介します

山スキーを始めた頃は情報源といえば山雑誌の記事とガイド本のみ。今のご時世はネットに情報が腐るほどあって、情報を集めるというより選別するという感じ。ネットのレポは個人差大きく主観が入ってて難しいところがありますね。その点ガイド本はレベル的に安定してます。行き先はガイド本で探して、足りない情報をネットで補う…が理想的なのかなと思ってます。

山スキールート212

『212』というだけあって盛りだくさんの内容。定番ルートからマニアックなルートまで品揃え豊富です。値段が2980円と高いけど、内容からすれば安いくらいかも。コレ1冊持ってればOK!って感じですかね。地形図にラインが入ってるので、概念図から地形図に変換する作業も不要です。ちょっと至れり尽くせり過ぎじゃないって感じ。

山スキー百山

隣の山スキールート212とボリュームも見た目も似てますが、こちらは山スキーアルピニズム研究会の著。ちなみに、こっちの方が早くに世に出てます。中身はだいぶ違ってて、かなりマニアック。一般人には行けないルートも多いです。『百名山』ではなく『百山』ってことです。

山スキー百山2

山スキー百山の第2弾です。山スキーアピニズム研究会の著、記録集をよりガイド本化したような感じか。見やすい地形図に落とし込まれており、利用価値が高いです。ただ、レベルの高い人が多いので、自分の力量と合致してるか見極めるのも重要。


東北の山スキー特選ガイド

特選ガイドというだけあって、東北の主なところが網羅されています。オールカラーで解説が丁寧です。東北に住んでる人や、東北への出没頻度が高い人は必携のガイド本かなと思います。

東北山スキー100コース―滑走記とデータ

東北の山スキー本というと、以前はこれでした。しかし、如何せん時代遅れ感が否めなくなってきました。地形は変わらなくても、流行、アプローチ、植生、雪の量などは変わっていきますから。

ハイグレード山スキー―最新ルート集

月刊誌『岳人』では初冬に山スキーの特集が組まれていました。その特集の数年分を集めて一冊のガイド本になったのがこの本。2007年発刊ですが、しばらくは大変お世話になった一冊です。


日本バックカントリー・オール 50エリア170ルート (パウダーガイド12)

ここまで紹介したガイド本はどちらかというと登山系の出版社のもの。この本はパウダーガイドなので、基本的に滑り系の人向け。本の名も『バックカントリー』ですからね。GPSデータも付いてたり。

リフトで登る日帰り山スキー特選ガイド

『リフトで登る』に特化したガイド本。しかも日帰り。2004年発刊。当時は概念図が当たり前だったけど、この本は地形図にルートが引いてあります。かなり大雑把だけど。

山スキールート図集1’〈01~’02〉

2昔前の山スキーのバイブル本。この本も古いので時代遅れ感はありますが、シーズン初めにひと通り目を通すのも良いのかなと。概念図+点線&波線の懐かしい表記です。


山スキールートガイド105

ガイド本というよりも、著者である酒井さんの記録集的な本。エリアは北陸中心で掲載ルートも特殊です。山スキーを始めて最初に買うガイド本でないことだけは確か。ルート図も概念図にラインが引かれた昔ながらの手法です。概念図から地形図に落とし込む作業が必要です。上級者向けの本だと思います。

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