2019-20年末年始九州の最後の山、多良岳に登ってきました。多良岳は名の通りタラ~とした山容。すぐ南の雲仙が海から聳えてるのに対し、多良岳は押しつぶされて広がったように見えますね。雲仙に比べるとかなり古そうな火山だからそうなるのかな…と思ったり。
多良岳はこの山系で一番高いわけではなく、経ヶ岳、五家原山に次ぐ高さ。なのに代表する山となってるのは岩々だから?信仰の山のようで、山頂には多良岳神社、一段下には金泉寺があります。三百名山に選ばれてるのも多良岳なんですよね~。なので、多良岳だけに登ってきました。経ヶ岳にも登る計画にはしてましたが、登る意欲の出る山でもなさそうで…パス。
祐徳稲荷神社へ初詣 未明に行っといてよかった!
山のページとして、一応タイトル的には多良岳なのですが、今日のメインはやっぱり祐徳稲荷神社かな。太良町のすぐ北にある鹿島市にある神社です。今回の九州まで知りませんでした…。日本三大稲荷だそうです。初詣の参拝者は九州では太宰府天満宮に次いで2位だとか。有名な神社だったんですね~
今日は1月2日。昼間は混むだろうからと、多良岳に登る前の早朝に訪れました。早朝からなかなかの人出。本殿は山の中腹にあり、手前の部分は宙に浮いてることに。基礎が格子状に組まれていて、まるで清水寺みたいです。早朝はまだ暗く、ライトアップされた本殿の景色は壮観でした。
せっかっくなので奥の院まで行ってみます。標高差100m以上はありました。結構疲れました。
大魚神社の海中鳥居
祐徳稲荷神社の初詣が終わり、多良岳ハイキングの前にもう一つ。大魚神社の海中鳥居へ。海中鳥居なのですが、行った時間は干潮の時間で、先端の鳥居の先まで歩いて行けました。満潮時には鳥居の上の方まで海の中になるそうな。大魚神社は多良岳神社と沖ノ島の直線状にあって、並んでる鳥居の先に沖ノ島があるみたい。
多良岳へは中山キャンプ場から登りました
太良町に戻って多良岳登山です。中山キャンプ場まで車で上がります。標高は約550m。山頂は996mなので1時間ちょいってもんかな。道はきちんと整備されてます。中腹の林は南国の山らしく照葉樹が中心の森。日が射すと冬でも緑が映えます。ほぼトラバースのような感じで、多良岳本体の基部まで登り上げました。
稜線に出てまずは多良岳に登ります
金泉寺はあとで立ち寄るとして、まずは多良岳山頂を目指します。ここからは岩場交じりの急峻な道。攀じ登っていく感じ。頂稜に登り上げて左に少し進むと国見岳、右に進むと多良岳。地形図の996mは国見岳のような気がするけど…。山頂看板には国見岳が994m、多良岳が996mとありました。まあいいけど。
国見岳は展望まずまずだけど、展望が開けてる西側は今日は雲が多め。大村湾とか見たかったけど見えず…。多良岳山頂には多良岳神社がありました。ここは展望なし。
前岳まで足を伸ばします
せっかくなので前岳まで行ってみます。途中にある座禅岩というのが展望良好らしい。なるほど中間付近に露岩地帯があり、このどれかが座禅岩なのかな…と。なんにも書いてないので特定はできず…。とりあえず前岳へ。展望ないし狭いのでトンボ返り。座禅岩あたりで休憩します。
昨日はスッキリ晴れたけど、今日は雲が多めで空気の澄み具合もいまいち。どっちかというと西側に雲が多いです。経ヶ岳の山頂付近にも雲がかかってます。有明海は見えていますが、遠くまでは視界が効きません。さっきの大魚神社から見た沖ノ島は確認できず。まあ、小さそうな島だからな~
帰りに金泉寺に立ち寄りました
下山時は多良岳に登り返すことなく、コル付近から山腹に付けられた巻き道へ。途中に六体地蔵菩薩像とやらがありましたが、とくに…。せっかくなので金泉寺にも立ち寄っときます。なんと金泉寺の庭はキャンプ場になってました。代金は隣にある山小屋に払うか、賽銭箱へ…となってました。
続きましては二見ヶ浦の夫婦岩
あっけなかったですが多良岳終了。このあとには、まだまだミッションが続きます。二見ヶ浦で夫婦岩を見て、博多に移動してラーメンを食べなければなりません。再び鹿島市を通るのですが、祐徳稲荷神社に向かう車で大渋滞。とくに北の方からの渋滞がすごいことになっていました。早朝に行っておいてよかったと思ったのでした。
二見ヶ浦もインスタスポットみたい。駐車場はあるのですが、常時満車に近い状態でした。白い鳥居と夫婦岩をセットで写真に収めるのがいいみたいだけど、鳥居に対して夫婦岩が大きすぎる気が…。ずらして撮った方が収まり良く感じたけど、これだとインスタ的ではないのかなと…とも思ったり。
最後に博多ラーメン『博多だるま』
二見ヶ浦の近くにあった伊都の湯どころで温泉に入ります。そして博多だるまへ。街中なのでコインパーキング。すんなり駐車して、行列に並ぶことなく着席。博多ラーメンは麺が細いから、着丼も早いです。イコール回転も早い。なかなかこってりです。風邪っぴきの胃にはこってり過ぎた…。不知火の道の駅まで移動して九州最後の夜を。
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