一昨日に少し雪が降ったので爺ヶ岳に登ってきました。そんなに降ってないし、中一日空いたのでどうかな~と思いつつでしたが、まあまあ雪景色を見ることができました。立山・剱にそこそこ残ってたのが大きいかな。あとは天気に恵まれました。爺ヶ岳への道の雪は2000m前後からで、トラバース道の日陰にいやらしく残ってました。稜線に出てからは南面はほぼ融けてて、北面はわりとフレッシュな状態で残っていました。
- 日程: 2025年10月30日(木)
- 天気: 晴れ
- メンバー: ひとり
- 温泉: なし
- 食事: なし
- 登山口情報: 登山口の向かいの少ないスペースに停めれた
柏原新道登山口の駐車場はガラガラ
快晴予報の木曜日が休み。どこに行こうかとだいぶ悩みました。まだまだブナの黄葉はよさそうだし、雨飾山&鎌池でもいいかな…と思ってたところ、火曜日に雪が降って後立山が白くなりました。季節を先取りするという意味では、紅葉よりも新雪かな~と思い、爺ヶ岳に行くことにしたのでした。
今日は平日でハイシーズンは終わってます。扇沢の駐車場は早く行かなくても大丈夫でしょう。7時前に着いたら、登山口の向かいの数台停めれるスペースがまだ空いていました。橋の向こうの広いところかな~と思っていたのでラッキー!もしかしたら、ここに停めることができたのは初めてかもしれない。


扇沢をスタートです
街は濃い霧でしたが、街から外れると霧の上にでます。空は雲一つない快晴で扇沢付近は紅葉真っ盛り。もう10月も下旬というのに…。今年は遅い。しばらく紅葉を楽しみながら登りますが、登山道沿いの紅葉はたいしたことないです。そのうち針葉樹林になり自動的に紅葉はおしまい。針葉樹林の隙間から針ノ木岳とか見えてきます。こっちからは北面が見えてるので、なんとか薄いけど雪が残っています。麓が紅葉してるので、それとの対比がよかったです。







トラバース道の日陰には雪が残る
ハッキリは忘れたけど、2000m手前くらいからチラホラ雪が出てきます。石畳付近が一番残ってたかな。踏まれて一度融けて、今朝の冷え込みで凍ってたのでタチが悪かったです。凍ったままだと下りがいやらしいな…。トラバース道は日陰部分が多いので雪が残りやすいけど、徐々に左にカーブして日当たりが良くなると雪はなくなりました。ダケカンバの葉っぱが落ちてるので、上部は見通しがよく効きました。



種池山荘
階段状の道を登り切ると種池山荘。年々色が薄くなってるような気がする…気のせい?山荘前の広場では薄く雪が積もっていました。一面氷になってる部分もありました。種池山荘まで来るとまず立山が見えてきます。さすがにひと際白いですね。下界も見えてます。朝はビッシリ雲海だったはずですが、だいぶ雲が疎らになってきてます。霧は解消傾向です。






爺ヶ岳に向かいます
爺ヶ岳山頂に向かいます。はじめは稜線の南側を歩いてて、そのうち北側に回り込みます。そのタイミングで振り返ると、さっきまで見えなかった剱岳が見えてきます。前景に種池山荘があって、遠景には立山・剱の白くなった峰々。この構図が爺ヶ岳登山の代表的な風景なのかなと自分では思っています。
最初は種池山荘と立山剱は横並びなんですが、登っていくにつれて立体的になっていきます。種池山荘が下の方にきて、立山剱が上に大きくなります。少し登っただけで構図が変わっていきます。なので、少し登るたびに何度も何度も振り向いて景色を見ていました。
その間にも鹿島槍ヶ岳も初お目見えするのですが、こっちは南面で雪が融けててそんなに目を奪われません。まあ、雪がないから目を奪われないというのは半分当たってますが、半分は別のところに原因が…。鹿島槍はやっぱ大町から見るのが一番立派。岩々しててボリュームあって存在感抜群です。西側には岩はなくて穏やかなので、そのぶん存在感が劣っているんだと思われます。









爺ヶ岳南峰
爺ヶ岳南峰に到着です。1名様がいらっしゃいました。少ししてからもう1名様。山頂に登る途中に団体さんと思われる人たちとすれ違いました。下山時にもすれ違ったのはチラホラ程度。こんな良いお天気なのに少ないですね。
展望は素晴らしい!爺ヶ岳には何度も登ってて、この新雪の時期にも何度か登っています。でも素晴らしい!立山連峰と針ノ木岳前後の山並みの展望が素晴らしいですね。槍や富士山も見えていますがちょっと遠い。火打山や焼山の雪は意外と少ないですねぇ。火打山なんてもっと白くなってても不思議じゃないような…。欲を言えば後立山連峰の北部の山並みが見えて欲しいけど、鹿島槍がでっかくて展望を遮ってしまってます。こればっかりは仕方ない…







下山します
山頂を後にします。登る時は何度も振り返って見た景色が、下りではずっと正面に見えています。素晴らしいロケーションです!ただ、景色ばっかり見てると足元が…。積もった雪は薄くペラペラなので、ツルツル滑ってしまいます。山頂直下からしばらくは気を遣いながら下ってました。そのあと大丈夫になるんですが、トラバース道の石畳のところがまだ日陰で危険だったけど、朝はツルツルだった部分は融けてくれててまだマシでした。トラバース道は程よい斜度が続いてて歩きやすいんですが、単調なので飽きてきます。ケルンまでが長い…、ケルンからはどんどん下るので、そのぶんストレスも下がります。そんなこんなで本日も無事下山であります。大町なので特に温泉もラーメンもナシです。




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