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春の上高地観光 残雪で規制多し 2025/4/22

上高地が目的で行った上高地っていつぶりだろう…?大学生のころ以来かも。あのころはまだ車で入れる時期があったなあ。行ったのはバイクだけど。ほとんど記憶にございません。山に登り始めてからは結構な頻度で上高地には行くけど、槍や穂高に登る時の単なる登山口って感じ。一度ゆっくり周ってみたいなあ…とは思っていました。

ということで、今回は上高地をゆっくり散策してきました。というのも、肋骨が折れてスキー封印中だから。ほぼ治ってるけど、翌週からのGWに備えているというわけであります。今回は大正池、河童橋から田代橋の周回、明神池、岳沢湿原を散策。どこも素晴らしいんだけど、自分的には明神池が大ヒットでした。ここ明神池だけ上高地の雰囲気とは異なる、まさに異空間のようでした。穂高神社の近所に住んでて、未だに奥宮に行っていないという事態も解消できました。

  • 日程: 2025年4月22日(火)
  • 天気: 晴れ時々くもり
  • メンバー: T世
  • 温泉: なし
  • 食事: なし
  • 登山口情報: 沢渡駐車場800円/日 上高地バス往復2800円
コースタイム
  • 大正池(7:50~8:20)
  • バスで上高地(8:25)
  • 岳沢湿原(8:50~9:00)
  • 河童橋(9:10)
  • 田代橋(9:40)
  • 河童橋(10:10)
  • 明神池(11:20~45)
  • 明神(11:50~12:10)
  • 上高地バスターミナル(13:00)

沢渡駐車場はガラガラ

ハイシーズンだと沢渡の駐車場に車を停めるのも厳しいけど、この時期でしかも平日はどんなもんなんだろう…?まあ、漠然と7時ごろに行けば大丈夫かな…と思い行ってみる。すると、閑古鳥がたくさん泣いていた。ターミナルの外も中もバス乗り場も1人もいない。バスに乗る時間になってさすがに数人来たけど、この時期ってこんなに少ないんか…と衝撃を受けました。

バスは往復2800円。駐車場は800円/1日。駐車場の値段の上がり方のほうが激しい気がする。大正池でバスを下ります。次に来た便もだけど、乗っている人の大半が大正池で下りる。観光目的だと、まず大正池って感じなんだろうな。

大正池は逆さ穂高と逆さ焼岳

大正池で下りて、少し中ノ湯側に戻ったところにビューポイントあり。そのあと大正池ホテルの方へ。まあ、どっちも景色に大差はない感じ。ホテルの方に行っとけばいいと思いました。今日は穏やかで穂高連峰や焼岳が湖面によく映ってくれました。本来ならばずっと歩いて上高地までいくとこだけど、今年は雪がたくさん残っていて、大正池と田代池の間が通行止になってます。雪で転んだり、池なんかに落ちたりする人が出てくるから大事をとってるんでしょう。ということで、大正池で再びバスに乗って上高地バスターミナルへ。たくさん降りてくるから、その空いたとこへって感じ。

大正池のバス停をおりて 雪が残ってる
今朝の大正池は池面穏やか
逆さ焼岳
残雪のせいで田代橋への遊歩道は通行止
ちょっと空気が霞んでるのか…

大正池から上高地へは再度バスに乗ります

岳沢方面への行き帰りで通る岳沢湿原に行ってみます。朝から少しシラーっとはしてたけど、時間とともにさらに白みが増してきました。岳沢湿原は湿原というか川の流れ越しの六百山の景色がウリ。やや逆光な上に空が白くなってしまって期待はずれでした。あと、まだ新緑が始まってなくて、ちょっと殺風景にも感じたなあ…。新緑の頃か紅葉の頃の午後がベストと思った次第であります。

河童橋周辺は閑散としてました
いつもこうならいいんですが…
焼岳
岳沢湿原と六百山
神秘的な川です
水の中から木が生えているというのはどういうことだろう…?

河童橋~田代橋を反時計回りで周遊

再び河童橋に戻って、今度は田代橋の方へ。反時計回りで歩いてみます。往きは梓川の右岸を、帰りは梓川の左岸を。往きは梓川と焼岳を見ながら、帰りは梓川と穂高連峰を見ながら歩けます。大正池から歩くと、どちらかを選ばなくてはならなくなります。その点では上高地から周るのもアリですね。ただ、田代湿原をどうするか悩みが増えますが…

河童橋から反時計回りで田代橋へ
カラマツ林と六百山
梓川の河原におりてみる
ウエストン碑 見たことあると思うけど記憶がない
焼岳より乗鞍よりの山々と思う
田代橋からの穂高連峰
田代橋を渡って左岸側を河童橋方面へ
葉っぱが付いたらどんな雰囲気になるのか
田代橋と河童橋の間 穂高の角度が違う
遠くに建物が見えてきた 河童橋あたりか

河童橋は時間とともに人が増えてきました

三度目の河童橋。だいぶ人が増えてきました。聞こえてくる言語はほぼ外国語。白人は少なくて、アジア系が目立ちます。平日だからなおさら日本人比率は低くなりますね。外国人だと宿で朝メシ食ってからの出動だろうから、この時間から増えてくるのかなと思いました。

再び戻ってきたら人が増えてた
大半は外国人
宿に泊まってから出てくるとこの時間になるのかもね
これでもハイシーズンとは比較にならないくらい静か
蛇行する梓川がいいです

いつもは素通りの小梨平を散策

明神に向かいます。登山の時なら最短ルートですが、今日は散策なので小梨平を梓川沿いに歩いてみます。川沿いの道はいいですね~。ずっと穂高が見えてるし、キャンプ場の雰囲気も最高。普段歩く道だと、とくに小梨平でキャンプしたいとか思わないのに、川沿いだとキャンプ目的で来てみたいと思えるのでした。調べるとキャンプ代は1500円とのこと。まあ今のご時世こんなもんか…

焼岳も絵になる
人気のないベンチ
小梨平のキャンプ場も川に近いところは雰囲気よさそうだった
小梨平付近、いつもと違い極力川沿いであるいてみた
小梨平キャンプ場は1500円/1泊

小梨平から明神はいつもより長く感じる

小梨平が終わるといつもの平凡な道。槍や穂高に向かう時は長い長い横尾までの横歩き区間があって、明神は最初のチェックポイント。いつの間にか明神に着いてるようなイメージです。しかし、明神が目的地となりますと、明神が遠い…。時どき景色は開けてくれるけど、大半の区間は黙々と歩くのみ…ですんでね。

明神まで歩く
明神の手前にある池
これから穂高神社の奥宮に向かう

初めての穂高神社奥宮と明神池

やっとこさ明神にたどり着き、明神橋を渡って明神池に向かいます。明神橋を渡りながらの明神岳がいい感じでした。営業準備中の嘉門次小屋を抜けた先に穂高神社の奥宮があります。そして、500円の拝観料を払うと明神池に入ることができます。明神池に入るのは初めてであります。自宅は穂高神社のまあまあ近くにあるんですが、その奥宮は初めてということになります。

明神池が見えてきて、明神岳に向けて桟橋が伸びています。桟橋の先っぽには鳥居ではないけど屋根のある賽銭箱。そして、その横に二艘の赤い船が係留されています。まさに映えるスポットです。今は人が少ないからすんなり行けたけど、ハイシーズンだとこうはいかないでしょう。長蛇の列は確実。一組ずつしか行けないですからね。

桟橋のあるのが一之池、その隣に二之池があります。一之池は広い池。二之池は広いけど島がたくさんあって松島みたいな感じ。どっちも素晴らしいです。なによりも雰囲気が上高地ではない。何が違うかと考えると、水の色。上高地は梓川に代表されるように水が青い。しかし、明神池の水はモスグリーンに近い緑色。そしてバックの樹林も似たような色。上高地にあって上高地とは別な空間が広がっていました。明神池は来てよかったです。

明神橋を渡って
神社の鳥居が見えてきた
明神池へは拝観料500円
一之池と二之池があるがつながっている
上高地エリアにありながら雰囲気が独特です
ハイシーズンはこの桟橋行列できるだろうな

上高地バスターミナルに戻っておしまい

このあと明神に戻ってベンチでランチ。ランチといってもコンビニで買ってきたおつまみ系の総菜です。休憩してると日向では暑いくらいでした。木陰のベンチは満員でした。明神付近でも外国人比率が高いけど、白人比率が高く感じました。白人は行動範囲が広く、中国人は河童橋だけ見て帰る…とか想像しちゃいました。

さてと、帰り道も長い長い…。でも、往きよりも短く感じたかな~。沢渡行きのバスは15分、45分の1時間に2本。10分くらい前にバス停に到着です。往きは数名でしたが、この時間は正規のシートは満席になり、補助席が少し出される程度の人でした。朝と昼の差がでかい。そんなこんなで無事に沢渡に到着。上高地観光が終わりました。上高地は登山口という感覚が強いけど、ちゃんと歩いてみるとやっぱいいとこです。紅葉の盛りの時期に来たことないので、次は紅葉狙いだな。そん時は混むだろな…


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