焼山温泉から吉尾平経由で昼闇山の肩まで登り、昼闇谷と吉尾平の間の斜面を滑って、途中から昼闇谷に滑り込んできました。天気は申し分なしでしたが、上の方の雪が堅くて滑るの大変。堅いとこが終わったら今度はグサグサのストップ雪。雪質には恵まれなかったけど、素晴らし景色を拝めたのでヨシとします。吉尾平久しぶりだったし。
- 日程: 2025年3月14日(金)
- 天気: 晴れ時々くもり
- メンバー: ひとり
- 温泉: なし
- 食事: なし
- 登山口情報: 焼山温泉の駐車場
焼山温泉からスタート
平日だけど快晴予報。みんな会社休んで来てるかと思いきや、焼山温泉の先客は2台のみ。笹倉温泉の様子も見てきたけど、似たようなもんでした。両温泉付近、雪はたっぷりでした。ただ、最近にしては多いけど、目立って多いようにも見えなかったです。

林道を歩いてアケビ平へ
焼山温泉スキー場に沿うように段々田んぼを登っていきます。朝のうちは雪が堅くてシールの引きずる音が大きい。アケビ平の杉林に入る手前の橋、ここはモリモリ雪がありました。もう少しで全部埋没しそうなくらい。橋がなくても渡れる状態でした。この橋がこれだけ埋もれてるのは初めて見たかも…?



今年は雪が多いので渡渉はノープロブレム
吉尾平に行くには沢を2つ渡らねばなりません。雪が少ない年はこの渡渉ができず、吉尾平に行くことができなかったりします。今年は全くノープロブレム。ほぼ全部埋まってました。1つ目は対岸に渡り、2つ目はしばらく沢の中を進んでから吉尾平の台地に上がりました。





観光気分で吉尾平を歩く
吉尾平に上がると絶景ロードの始まり。右に阿彌陀岳&烏帽子岳の尖った急な山を、正面には台形の鉢山を見ながらの歩き。スケールがでかいだけに、歩いても歩いても景色が変わっていかない。景色が変わらず飽き飽きしてくるけど、毎度のことながらいつの間にか左カーブし、鉢山と小鉢の間を目指すようになります。ここからの振り返る景色は圧巻の一言!



鉢山にもそのうち…
吉尾平を歩いてる時の鉢山は台形ですが、コルあたりまで来ると尖った山。縦から見るのと横から見るのとずいぶん形が違います。鉢山もいつか登らねば…と思ってましたが、最近はまあいいか…と思うようになりました。今年は鉢山の尾根に張り付く雪庇が大きい。雪が多い方が登り易そうだけど、割れてる部分があると雪が多いぶん逆に大変そうにも見える。



小鉢の尾根から昼闇山の肩へ
尾根に乗っかると、あとは尾根通しで昼闇山の肩まで。今までに比べるとたいした距離や標高差ではないんだけど、最後の1ピッチというのは精神的にも体力的にもしんどいです。これまで見えなかった雨飾山や金山をおかずに頑張ります。それにしても尾根上の雪が堅い。斜面もこの堅さだと難儀しそうです。






昼闇山の肩
昼闇山の肩。絶景が広がるんですが、何かが足りない…。何かってまあ焼山と火打山なんですが、昼闇山に阻まれて見えないんですよね~。昼闇山に登るまで見えない…。1時間そこそこで昼闇山に登れると思うけど、その1時間がなかなかしんどい。肩でのんびりするつもりだったけど、思いのほか寒い。休憩はほどほどに滑る準備して出発。




雪が堅くて滑りは難儀
登ってきた尾根を少し滑り下ります。尾根だし雪は堅いしで滑るのはしんどいけど、雨飾山や鉢山に向かって下るロケーションは最高です。ひと下りしたとこから斜面に入ります。緩んでることを期待したけどダメ。堅い上に変な凸凹が…。諦めて大きく斜滑降して高度を下げていきます。2段目のメインバーンも堅くてダメ…。さらに下りても、さらにさらに下りても堅いまま。こりゃダメだと早めにトラバース。昼闇谷に向かいました。



昼闇谷の中の雪は緩んでて普通に滑れた
昼闇谷の左岸尾根に出ます。ここがまた絶景で、広大な昼闇谷のカール状地形を見渡すことができます。そして尾根から谷へと滑り込みます。雪は緩んでますねぇ。高度を落とさないようトラバースして沢身へ。この沢身はやや堅めながらも普通に滑れました。ところが斜度が増す斜面に差し掛かるとガリガリに。ガリガリ部分はトラバースに終始。雪が緩むとこまで進みます。谷底は快適に滑れました。昼闇谷自体が平坦になるところで、絶景を見ながらのんびり休憩としました。


下はグサグサでストップ雪
台地末端まで進んでから谷に滑り込むことが多いけど、今日は一人なので無難に谷通しで滑っていきました。ここらへんは既にグサグサでブレーキかかってきました。谷から抜けてアケビ平への斜面、雪が多いのか疎林具合いがいつもより疎林でした。いい感じなんですけど、如何せんストップ雪で…。林道もベタ付いて滑りません。スピード出ないのにストップ雪のため2度コケました。スイスイ滑ればあっという間の林道だけど、滑らないもんだから焼山温泉まで長かったです。
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