三峰山 新和田トンネルから 2025/2/14

今年は日本海側にはたくさん雪が降るけど、内陸の雪は少なめ。南岸低気圧が来ない。何度か通る予報にはなったけど、消えてなくなったり、雲が信州まで届いてこなかったり。年に何度かは美ヶ原-霧ヶ峰-八ヶ岳のラインの山には行きたいと思っているんですが、雪が降らないことにはねぇ…。

日本海側は天気悪いけど、内陸は晴れるので、雪の量の偵察がてら行ってみることにしました。前々日に少し降ってて、多少の足しにはなるかも…。実際に行ってみますと、雪は少ないけどスキーが使えないほど少なくはなかったです。稜線もスキーで通せました。滑る斜面も雪質は置いといたとして、必要にして十分な量はありました。日本海側とはまた違った趣きのスキーを楽しんでこれました。

  • 日程: 2025年2月14日(金)
  • 天気: 快晴!北アルプスには少し雲
  • メンバー: ひとり
  • 温泉: なし
  • 食事: 家
  • 登山口情報: 新和田トンネル手前(下諏訪側)の路肩が広くなったところ
コースタイム
  • R142旧道入口(8:50)
  • 和田峠(9:50)
  • 和田山(10:30)
  • 三峰山(11:25~50)
  • 三峰茶屋(12:05)
  • 旧和田トンネル以前の除雪終点(12:25)
  • R142旧道入口(13:20)

新和田トンネルの下諏訪側からスタート

下諏訪から新和田トンネルへと向かい、旧道に入ろうとしたら通行止め。災害っぽいなあ…。和田側はどうだろうと行ってみると、こちらも通行止め。下諏訪側の旧道入口に数台の県外車が停まってたけど、あそこから山に登る車だったのか…。旧道分を余分に歩くことになるけど、今から行先考えて変えるよりはいいだろう。せいぜい登りで1時間のロスくらいだろうし。

新和田トンネル下諏訪側の旧道入口から

旧R142から中山道に入ってみます

旧道には5センチくらいの新雪があって、その下はアスファルト。一昨日の雪があるだけ。すぐに古い雪が出てきたけど、下から登るとそのぶん雪も少ないってことになる。車道の途中で中山道が何度か横切り、何度目かのとこでトレースは車道から離れて中山道に向かってました。スキーのトレースもあります。わからんけど行ってみるか。

中山道は適度な勾配の道で、スキーでも登りやすい道でした。たまに急になったり変なとこも出てくるけど、問題なくスキーで進めます。植生もまあまあ明るくて、車道を歩くよりはずっと気分的にもよかった。小1時間で和田峠まで登れたので、たいしたロスではなかったです。旧道が通れたら和田山の先まで車道だけど、中山道経由だと必然的に稜線歩きになります。かえってこっちの方が楽しめる。まあ、旧道の入口から和田峠に登ってもいいんですけど。

何度か中山道が横切る
途中から中山道に入った
中山道は適度な斜度でスキーでも登りやすかった
和田峠
和田峠には以前スキー場があった

和田峠から三峰山まで稜線歩き

かつてはこの辺に和田峠スキー場があったはずです。峠の南側の山だったかな。進むのは北側だけど、北側の山もスキー場っぽい切り開きになってます。そこを登っていったん下り、もうひとつ登ったポコが和田山のひとつ南のピーク。ここで初めて三峰山が見えました。笹が露出してるとこが多く真っ白ではありませんね。背後には八ヶ岳もよく見えてきます。

和田峠からは稜線歩き
稜線歩きなのでアップダウンあり
切り開きはスキー場なのか防火帯なのかたまたまなのか
下ってきた斜面
御嶽山
一昨日の木に着いた雪がまだ残ってる
何時の頃の看板だろう?
蓼科山と八ヶ岳
和田山手前のポコから初めて三峰山が見える

展望を楽しみながら歩きます

和田山を越えたところでビーナスラインと接近します。旧道から登るとここで合流です。ここからは木がなくなって、三峰山まではずっと笹の斜面。左手には鉢伏山や北アルプス。北アルプスは槍&穂高や常念山脈は見えてるけど、後立山は雲かぶってます。乗鞍も見えず…。雪が少ないので、スノーシューの人はズボズボ埋まってます。笹の空洞に落ちちゃいます。大変お疲れの様子でした。

雪が少ないから真っ白じゃない
二ツ山や鉢伏山 遠くに北アルプス
笹で雪の薄い部分は踏み抜き激しい(スノーシューの人)
和田山を越えたところでビーナスラインと接近

今年も鹿が笹を食ってるとこを目撃してしまった…

三峰山本体の登りにかかります。今年も鹿が笹を食いに上がってきています。前に来た時は一面雪で笹は露出してなかったけど、雪を掘り起こして食べてました。あと、道路にまかれた塩カルで塩分を補給して越冬しているとのことです。これ以上頭数も範囲も増えないでもらいたいところです。

三峰茶屋からの合流点付近
三峰山直下
鹿が食い荒らしたとこ
今日も笹を食べに上がってきてる
振り返ると霧ヶ峰や八ヶ岳

三峰山山頂は展望すこぶる良好!

ちょこちょこ登山の人を抜いたりすれ違ったりしましたが、山頂は貸し切りになりました。三峰山は無雪期の景色も素晴らしいけど、雪山となると美しさ倍増ですね。もちろん天気が良くてのことですが。北アルプス側の見え方もいいし、八ヶ岳方面のロケーションも素晴らしい。少し風があって寒かったけど、長居できないほどではなかったです。

三峰山山頂です!
美ヶ原
北アルプス
鉢伏山と二ツ山
エビのしっぽができてた
素晴らしい展望です

山頂からビーナスラインに向けて滑ります

滑るのはわずかに戻ったとこから稜線の左の斜面、浅い谷を滑ります。いつもは雪庇になってるけど、今年は雪が少ないからか雪庇なし。どこからでも斜面に入れます。雪は堅くて板がカタカタ暴れます。過去2回ともモナカだったので、それに比べるとマシかな。ここの雪を当てようと思うと、南岸通過直後に来ないとダメかも…?でも、滑るロケーションが素晴らしいので、時々は来たくなるのです。

滑った斜面 ビーナスラインまでおりたとこから

下山は基本ビーナスラインを

ビーナスラインに下り着き、三峰茶屋までの緩い登りはシールを着けました。シールなしでも登れないことはないけど、体力を消耗してしまいます。シールをはずしてビーナスラインを滑り、和田山の基部にあたるところから、ヘアピンショートカットでカラマツの森に入ります。このカラマツの森にパウダーが残ってました。少し角度が変わるとベタ雪になりました。滑りの部ではここが一番。和田峠との分岐に到着です。

ビーナスラインで戻ることにします
三峰茶屋までの緩い登りはシールを付けました
滑った斜面の隣りの斜面
ビーナスラインを歩くだけでも悪くない
一番右の浅い谷を滑った

ビーナスラインも一筋縄ではいかなかった…

ここで痛恨のミス…というか近道に気付かなかった。旧道までの連絡路みたいなのを辿ってしまいました。ビーナスラインと旧道が交差するとこから入れば楽だったのに…。道はほぼ平坦で滑らず、緩い登りも含まれるのでだいぶロスしました。あとはトンネルをくぐって、そこからはずっと滑って下りれました。途中、路肩が大きく崩落してるとこがありました。こりゃ車は通れないな。雪がなくても通行止めです。ここが開通すると冬も除雪するのか…?新和田が無料になったので、もう除雪しないのか…?

旧道の和田トンネル

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