今年の山スキー始めは根子岳。この冬は12月から結構寒くて雪が降りました。冬型が続いたので雪の中心は日本海側。根子岳も年末年始にしてはそこそこあるけど、ハイシーズンって感じではないです。滑る斜面の笹がまだ露出してます。地形もデコボコ。感覚的には直近であまり降ってないような…?今シーズンもあと何度かは来ると思うので、着実に増えていって欲しいところです。ま、今回は様子見ってことで…
- 日程: 2025年1月5日(日)
- 天気: 晴れ時々くもり
- メンバー: T世
- 温泉: ふれあい真田館 物味湯産手形利用
- 食事: 朧月夜 上田市ラーメン
- 登山口情報: 奥ダボススキー場 リフト1回券500円 8:30スタート
今回の年末は東北でスキー、年始は帰省しました。最終日に帰ってくるつもりにしてたけど、最終日が晴れ予報じゃないですか…。貴重な晴れ予報、せっかくなので一日前倒しで帰ってきて、どこか山スキーにでも…で根子岳に行くことになったのでした。
奥ダボススキー場から登り始めます
9時ごろに奥ダボススキー場に着いたけど、駐車場が結構空いてます。やっぱ最終日は家でおとなしくしとくってもんなのか…?リフト1回券は500円。最近の感覚だと500円は安いと思えてしまいますね。使わないのが一番安いですし、駐車場から登ってもそんなに時間はかかりません。でも、あるものは使って楽しないと。
今朝の菅平最低気温はマイナス20度近くまで下がりました。でも、到着した9時にはもうマイナス4度まで上がってます。風もなく穏やか。でも、さすがに上着を着てのスタートです。空はほぼ快晴で根子岳バッチリですが、西の方はちょっと雲が多めかな。ストックで突っつく雪はサラサラ。でも、新しい雪ではなさそう。昨日以前の跡がたくさん残っています。
年始にしては雪の量はまずまず
登るルートの雪はまあまああるのかな…?昨年は1月17日に来てますが、その時よりは多いです。笹もほぼ埋まってます。ただ、小根子付近は風で飛ばされて雪着きが悪く、笹が埋まってるように見えてても踏み抜き多発。スノーシューの人はだいぶ消耗してるように見えました。キャット終点からのモンスターは白くなってるだけで、ボリューミーになるのはまだ先。
根子岳山頂
T世さん今日は体力温存モードなのか、小根子岳までにするとのこと。まあ、滑るのは小根子岳からが本番ですし。その間に山頂へ。山頂の祠の土台はほとんど埋まってません。山頂はそんなに人がいなかった。入れ替わり立ち替わり、登ってきては滑っていくって感じか。キャットの終点までの人も多いかも。ちなみにキャットは今年も営業しないようです。単調な登りで飽き飽きする時にキャットがやってくると励みになるのに、残念です。
根子岳から小根子岳の間が景色いい
稜線伝いに小根子岳へ。結構滑りにくいことが多いけど、今日は雪が柔らかくて楽でした。ただ、雪が少なくてブッシュがお元気。根子岳の山スキーで滑ってる時の景色が一番良いのはここかなと思います。小根子岳でT世さんと無事合流です。
西から北西面を滑りますが…
北西面に向けて滑るけど、針葉樹やヤブに阻まれて左寄りに。結局いつも引き込まれる西面に近いラインへ。どうせならもっと西の方が斜面がよかった…。1本目は消化不良。2本目はいつものように登りながら良さそうなラインを物色。できるだけ笹の出てない斜面を滑りたい。西面や北西面の笹はまだ埋まり切ってません。とくに下にいくほど笹が煩わしい。あと、地形の凸凹もいつもより多く感じました。一度くらってコケました。ま、今日は様子見ってことなので。
2本目はいつものように夏道が合流するところで滑るのやめる…はずだったのが、夏道に気付かず進んでしまいました。今までで夏道に気付かなかったのは初めて。下手したらシールの出番かとも思ったけど、なんとかトラバースしてツアーコースに復帰です。そして無事下山。
本日の下山後ラーメンは
本日の下山後温泉はふれあい真田館。物味湯産手形利用です。ルート的にここが一番便利。下山後ラーメンは朧月夜。おおぼし上田店が移転したんですが、その空いたところに入ったと風のウワサに聞いての訪問です。結構おいしかったです。しかも通し営業。おおぼしも移転してから通し営業になったので、上田で下山後ラーメン難民になることはなくなりそうです。
手持ちのガイド本を紹介します
山スキーを始めた頃は情報源といえば山雑誌の記事とガイド本のみ。今のご時世はネットに情報が腐るほどあって、情報を集めるというより選別するという感じ。ネットのレポは個人差大きく主観が入ってて難しいところがありますね。その点ガイド本はレベル的に安定してます。行き先はガイド本で探して、足りない情報をネットで補う…が理想的なのかなと思ってます。
『212』というだけあって盛りだくさんの内容。定番ルートからマニアックなルートまで品揃え豊富です。値段が2980円と高いけど、内容からすれば安いくらいかも。コレ1冊持ってればOK!って感じですかね。地形図にラインが入ってるので、概念図から地形図に変換する作業も不要です。ちょっと至れり尽くせり過ぎじゃないって感じ。
隣の山スキールート212とボリュームも見た目も似てますが、こちらは山スキーアルピニズム研究会の著。ちなみに、こっちの方が早くに世に出てます。中身はだいぶ違ってて、かなりマニアック。一般人には行けないルートも多いです。『百名山』ではなく『百山』ってことです。
日本バックカントリー・オール 50エリア170ルート (パウダーガイド12)
ここまで紹介したガイド本はどちらかというと登山系の出版社のもの。この本はパウダーガイドなので、基本的に滑り系の人向け。本の名も『バックカントリー』ですからね。GPSデータも付いてたり。
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