裏磐梯スキー場から磐梯山に登ってきました。火口原から登って中ノ湯経由で下りる周回です。このルートの見どころとしては、やはり荒々しい爆裂火口壁と銅沼からの景観でしょうか。火口壁を見ながら下から歩き、登ったら今度は火口壁の縁を歩きます。猪苗代側から見ると端正な磐梯山は、裏側は実は荒々しい。先日登った大山と似たようなとこがありますね。この日は天気に恵まれ、上部では素晴らしい展望を、下半分はまだ残ってる紅葉を楽しめました。
- 日程: 2024年10月27日(日)
- 天気: 晴れのち時々くもり
- メンバー: T世
- 温泉: 大塩温泉共同浴場 400円以上
- 食事: 朝ラー:菊水(喜多方ラーメン)、ぽぱい(津南)
- 登山口情報: 裏磐梯スキー場 トイレなし 裏磐梯の道の駅にて
会津にいるのでまずは喜多方ラーメン朝ラー
昨日は浅草岳で今日は磐梯山。磐越遠征とでも言いましょうか…。予定では今日は御神楽岳だったけど、諸事情により磐梯山に変更です。磐梯山になったならば、もれなく付いてくるのが喜多方ラーメンの朝ラー。定番の菊水で朝からおなか一杯であります。朝ラー後になるので、必然的に山の出発も遅れます。帰宅時間も遅れることになるけど、まあいいでしょう。
裏磐梯スキー場からスタートです
8時過ぎに裏磐梯スキー場に。20台くらいは先客いたのかなあ…?晴れた日曜にしては多いのか少ないのか?やっぱメインは猪苗代や八方台?まずは30分ほど裏磐梯スキー場のゲレンデを登ります。ゲレンデ上部で噴火口分岐、櫛ヶ峯側から登るか中ノ湯経由で登るかの分岐です。
時計回りか反時計回りか悩みどころ
このルートは真北から磐梯山に登ることになります。基本的には逆光です。基本的には逆光ですが、自分の思う見どころと、その時の太陽の向きを考えます。自分の思う見どころとして、銅沼からの磐梯山、火口原からの爆裂火口壁、櫛ヶ峰分岐からの爆裂火口壁の縁歩き、櫛ヶ峰を見下ろしながらの下り…等々。アレを選べばコレがダメに…。コレを選べばアレがダメに…。
時計回りで回ることに
結局のところ、火口原からの爆裂火口壁の景観と、火口壁の縁を山頂に向かって歩くことを選択。時計回りで周回することに。火口原から北面にしてはまあまあ日当たりの良い火口壁を見ることができました。浅間山チックな景観で満足です。反面、今の銅沼もよかったかなあ…?とか、下りる頃になると曇ってしまってるかも…?とか頭の中をよぎりまくってました。
櫛ヶ峰分岐で爆裂火口壁の縁へ
櫛ヶ峰分岐へは急な登り。ここも浅間山の草すべりの急登と重なるところがありますね~。登りながらの景色は全然違うけど…。登り切ったところが櫛ヶ峰分岐。磐梯山と櫛ヶ峰のコルにあたります。荒々しく雄大な景色が広がります。磐梯山の南半分は穏やかな地形、北半分は荒々しい爆裂火口壁。この対比が凄い。櫛ヶ峰に登ってる人がいますね~。いつか登ってみたいなあ。櫛ヶ峰からの磐梯山の眺めはどんな感じなのか気になるところです。
磐梯山の山頂へと向かいます
磐梯山に向かいます。目指す磐梯山はのっぺりした山容でそそりませんが、やはり右手の荒々しい景観と背後の櫛ヶ峰の山の形がいいですねえ。左下に広がる沼の平は紅葉真っ盛りの時分はいいのかなあ…?次は猪苗代側から登ってみたいと思います。やっぱり紅葉の時期かな~
弘法清水は賑わっていました
急登→平坦→急登→平坦と登ったところが弘法清水。弘法清水小屋と岡部小屋の2軒の売店があります。ここは山頂下の拠点になる場所なので賑やかです。宿泊小屋ではなくて売店が2軒というのも珍しい。山頂にも岡部小屋という売店がありますし、磐梯山特有の文化みたいなものなのか…?
灌木のトンネルを抜けて磐梯山山頂へ
弘法清水から磐梯山山頂までは灌木のトンネルの中の道を登ります。前回同じルートで登った時は渋滞にウンザリしました。今日もすれ違いで多少待たされる時間はあったけど、ウンザリするほどではなし。まあ、前回は体育の日の3連休でしたからね。
磐梯山山頂
山頂は岩が積み重なってて広い。人も多いけど、休む場所には事欠きません。ただ、少し風があるのが気になるかな~。風当たりの弱いところを探すけど、どこも変わらない感じ。山頂に登ると初めて猪苗代湖が見えてきます。猪苗代湖は見えてたけど、会津若松や喜多方の街はまだ雲海に沈んでます。街の人は晴れ予報なのに晴れんがや…と思ってるでしょうね~。その雲海の向こうには飯豊連峰。だいぶご無沙汰してるので、久しぶりに登ってみたい気になりました。
南側は少ししら~っとしてます。一応お天気下り坂ですし。あと、気になる雲が湧いてきました。山にかかる雲です。すでに安達太良とか中腹に増殖し始めてます。なんとか銅沼に下りるまでは持ちこたえてもらいたいです。
中ノ湯への下りは紅葉がキレイでした
山頂から弘法清水まで、下りも少しのすれ違いの待ち程度で済みました。弘法清水から中ノ湯に下りますが、いったん櫛ヶ峰の方に戻って火口壁の縁を歩くルートへ。少し大回りになるけど、景色はこっちが断然上です!多分。中ノ湯への道は森がスッキリしてます。森がスッキリしてると紅葉もスッキリします。森がモジャモジャしてると、いくら紅葉してても快く感じません。
中ノ湯まではスッキリしてたのに、中ノ湯からの下りはいきなりモジャモジャ感満載。紅葉もたいしてしてないので、今日の中でも一番つまらん区間だったかも。急なところから平坦なところに下りてくると、また森がスッキリしてきて、スッキリした紅葉になりました。
最後の〆は銅沼
そして、最後のアトラクションであります銅沼。鉄分を含んでるのか沼が赤く、岩も赤茶色に染まっています。銅沼越しに見えるのが磐梯山の北面、荒々しい爆裂火口壁です。見えてるのは磐梯山より東の櫛ヶ峰よりです。今は太陽はだいぶ西に寄ってきてるので、ちょうど火口壁の日当たりがよくなっています。朝だとほぼ日陰でしょうね~。なので、銅沼は下山時に見るのが正解。ただ、午後になると曇りやすく、そのへんが難しいところです。結論としては、噴火口の分岐から銅沼は近いので、朝見ておいて、さらに下山時にも見るという2本立てが堅いのかな…と思ったり。今日もそうすればよかった。次回があればそうしよう!
銅沼周辺には松が多いようで、紅葉する木は少数派。ブナとかミズナラとか広葉樹があればいいんでしょうけどね。銅沼など火口原あたりは火山後の再生中の森なので、何百年か経ったらよくなってるかもしれませんね~。銅沼でだいぶのびりしました。30分ほどで無事下山です。
下山後の温泉とラーメン
下山後ラーメンも喜多方ラーメンでもよかったのですが、まだおなかが空いてません。食べようと思えば食べれるけど、そこまでねぇ…。まずは下山後温泉。金山町までガマンしての大塩温泉。ピカピカの共同浴場です。協力金400円以上なので実質400円かな。小さくて洗い場が少ないので混むと大変だけど、今日は空いててよかったです。
下山後ラーメン&カツ丼は津南町まで戻ってからの『ぽぱい』。よく通る道で気になっていました。でも、津南あたりはだいたい中休みの時間に当たるので、これまで一度も来れてません。一度、閉店直後に駐車場に入ったことがあって、店の人が出てきて申し訳なさそうにペットボトルのお茶をくれました。そんなこともあったので、早いうちに一度来たかったのであります。味噌ラーメンと珍しくカツ丼。味噌ラーメンのスープが旨かったです。カツ丼はボリュームあり!
磐越遠征は無事終了であります。
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