秋の浅草岳へ。残り物の紅葉を楽しんできました。10月も下旬というのに、ブナはまだ盛りな状態で、山頂あたりの灌木もまだ色の付いた葉っぱが残っていました。桜曽根を登ってブナ曽根を下る周回ルートの予定だったけど、嘉平与ボッチと前岳の間がよかったので、登りも下りも桜曽根にしました。ブナ曽根を歩いてないので、これが正解だったのかは不明です。残念だったのはお天気。あとほど晴れる予報にもかかわらず、ずっと高曇りで明るさ不足。せっかくの紅葉の映えがいま一つでした。
- 日程: 2024年10月26日(土)
- 天気: くもり
- メンバー: T世
- 温泉: 浅草山荘 600円
- 食事: 喜多方ラーメン 坂内食堂
- 登山口情報: ネズモチ平に広い駐車場
予報が芳しくなかったこの週末、どうやら新潟・福島ラインより北は山に行けそうな予報に。急きょ、浅草岳と御神楽岳(結局は磐梯山になった)を計画。浅草岳はスキーでは何度か登ってるけど、山歩きとしては2回目。前回は六十里越えから鬼ヶ面山経由で浅草岳を往復しています。他に入叶津からや田子倉湖からのルートもあるけど、今回は一番一般的なルートになるのか?ネズモチ平からとしました。
ネズモチ平から登ります
浅草岳あたりが前夜発か朝発かの瀬戸際。行く山にもよるけど、浅草岳までが朝発範囲かな~。ネズモチ平からだと行程も短いし。ということで、朝4時に安曇野を出発。3時間半ほどでネズモチ平へ。人気の山のハードルとして駐車場争奪戦があります。ここは70台となってて広そう。実際、もっと停められそうなくらいの広さでした。7時半着で半分強くらいの埋まり具合。よほど条件が重ならない限り、満車にならないんじゃないかと思います。知らんけど…。トイレ完備。

先に林道を歩いて桜ゾネ登山口へ
登って来た林道は駐車場でゲートがあって一般車はここまで。この続きを歩きます。天気は薄日の差す高曇り。北の方ほど青空がのぞいています。予報は曇りのち晴れだし、このあと晴れてくると思ってました。10分ほどでブナ曽根の登山口。最短で浅草岳に登るルートです。ブナ曽根は帰りにするとして、往きは桜曽根を登ることにします。先に林道を歩いておく方が気が楽ですしね。
桜曽根の登山口までは林道歩き30分ほど。紅葉してるし景色も悪くないし、苦になる林道歩きではなかったです。登山口付近は広くなってて、以前はここまで車が入れたのかも?浅草山荘近くからくるムジナ沢のルートもここで合流します。スキーで登るルートは隣の尾根になるのか?嘉平与ボッチで合流する感じです。





桜ゾネはまだ紅葉が残っています
尾根に取り付くといきなり紅葉がいい感じであります。落ちた葉っぱもあって、真っ盛りからは少し経ってます。葉っぱが少し落ちたぶん見通しがよくなって明るい雰囲気です。あとは天気だけど、一向に晴れてくる様子はないですね~。逆に雲が厚くなってきてて、薄日も差さなくなりました。途中からブナ林になります。ブナは今が見頃な感じ。ブナは曇ってるとシットリ感が出ます。



嘉平与ボッチから前岳の間がよかった!
樹林帯を抜けたところのピークで展望が広がります。前方には嘉平与ボッチと前岳、右前方には鬼ヶ面山の稜線、左手は早坂尾根とその向こうには本物の海のような雲海、背後には守門岳といったところ。遠くには越後三山や尾瀬の燧ヶ岳も見えています。視程は効くけど相変わらずの曇り空。早く晴れてくれんかなぁ…。
嘉平与ボッチから前岳にかけて、素晴らしいロケーションの尾根道。残り物だけど紅葉もあって気持ちよく歩けます。紅葉の尾根の中を木道が縫ってるってのもポイント高いです。せっかくこのロケーション、晴れた時に歩きたい。帰りが晴れたなら、帰りもこの尾根を下ってもいいなあと思い始めました。










前岳の前後
前岳あたりでブナ曽根からの道、鬼ヶ面山からの道が合流して賑やかになってきます。鬼ヶ面の稜線は田子倉湖側から見るとメッチャ険しいけど、逆側は比較的穏やかな山容。道は穏やかな山容側に付いてることが多いです。岩稜歩きが楽しめる気で行くとガッカリします。山頂付近の紅葉はほぼ終わってますが、草原がゴールデンレトリバーです。ムジナ沢の源頭斜面や早坂尾根を見てると、この冬スキーで来たくなりました。






浅草岳の山頂です
浅草岳山頂です。未だ晴れず…。風も少しあって、山頂は居心地イマイチなので、少し入叶津側に進んだところで休憩です。こっちも居心地的にはイマイチでした。ゆっくり寛ぐには前岳とのコルあたりの広いとこがいいのかも?田子倉湖も雲海に沈んでるかと思いきや、しっかり見えてました。晴れてくるまで粘りたい気持ちもあったけど、晴れてくる気配がないからなあ…。ってことで、山頂を後にします。


下山も桜ゾネにて
帰りはブナ曽根の予定でした。一直線に下るので、桜曽根よりは30分くらい早く下れそう。でも、見るからに面白くなさそうな地形。斜面だか小尾根だかを登ってくるように見えますね。登って来た人の話だとヌカルミがひどかったみたいだし。そんなわけで、登ってきた桜曽根を下ることにします。天気は相変わらずの厚めの高曇りです。
前岳から嘉平与ボッチの間は登りの景色もよかったけど、下りの景色もよかったです。多少薄日の差す時間はあったけど、日が差して青空にならなかったのが残念でたまりませんな。樹林帯に入ると少し日が当たるように。日が当たると紅葉が映えてきて気持ちいいです。また近いうち、絶対晴れる日に登りなおしたいです。






下山後の温泉とラーメン
下山後温泉は最寄りの浅草山荘へ。600円ということでまあまあお手頃価格。下山後ラーメンは喜多方まで移動。夕方営業の店を3店リストアップしてきたけど、なんと全滅…。よくあることです。これは最後の手段であります『来夢』かなと思ったところ、屈指の有名店であります『坂内食堂』の行列がわりと短めだったので坂内へ。美味しいんですが、過去の坂内に比べると???だったような…。


コメント