三瓶山 室の内池からめ周遊 2022/7/17

海の日に1日絡めて4連休にしたのに、天気予報が芳しくないので予定の山は中止。帰省としました。両親もいい歳なので、帰れる時はできるだけ帰っておきたいところです。だいたい海の日かお盆のどっちかは天気が悪いので、どっちかで帰省となるパターンが多いです。天気は悪いけど、一応山の用意だけして帰省。17日の日曜がまずまずの天気になったので、体力維持を主目的に三瓶山に登ってきました。

  • 日程: 2022年7月17日(日)
  • 天気: くもり/霧
  • メンバー: ひとり
  • 温泉: 
  • 食事: 
  • 登山口情報: 三瓶山 東ノ原駐車場 ずいぶんリニューアルされていた
コースタイム
  • 東の原登山口(8:50)
  • 太平山(9:25~40)
  • 女三瓶(10:00)
  • 男三瓶(10:40~11:00)
  • 室ノ内池(11:40)
  • リフト終点(12:10)
  • 東の原登山口(12:35)

三瓶山は活火山だったんだ

三瓶山は標高は1126mで、部類としては低山になるのか…?山は低いんですが、火口を取り囲む山々を周回できたり、火口湖である室の内池があって、それらをつないで登山道が巡っています。火口湖を取り囲む山というと、普通なら外輪山を思い浮かべます。が、三瓶山の場合はどうやら外輪山ではないみたい。

三瓶山の場合は男三瓶、女三瓶、小三瓶、孫三瓶などが、それぞれ火山活動でできた溶岩ドーム。なるほど地図を見てみると、それぞれが独立した山のように見えます。カルデラと外輪山の関係だったら、陥没するのでカルデラ壁は垂直に近い壁になるはずです。でも、そうではない。イメージとしては八甲田山のようなポコポコした山の集まりなのかなあ…?ホントかどうかはわかりませんが。まあ、なんにしても、今回登って色々と調べてみるまでは、三瓶山はカルデラと外輪山の関係と勝手に思っていました。最後の火山活動は4000年くらい前と、意外と新しい火山です。

三瓶山は標高は低いけど二百名山に入ってます!

三瓶山に登るのは4回目か5回目。遠足を入れたらもう少し。わが母校の校歌の初っ端に出てくることもあって、とっても馴染みの深い山なのです。高校生の時は熱が出たか何かで登れず、悔しい思いをした記憶。実際のところ、男三瓶の山頂に登ったのは、故郷を離れて就職して登山を始めてからでした。二百名山に選出されてるのもダテではなく、たくさんの山に登った現在でも、三瓶山は良い山だなと思えます。

今回の主目的は室の内池。溶岩ドームの山頂を巡る周遊コースは2回歩いているので、今回は行ったことにない室の内池に行ってみたいなと。東の原から太平山、女三瓶、男三瓶と登り、小三瓶とのコルから室の内池への道を下り、太平山に登り返して東の原に下山という道を歩きました。子供の頃は室の内池は火山ガスが出てて立ち入れなかった記憶。定かではないが…。

微妙な天気予報で三瓶の峰には雲が

家にいてもヒマなので、予報的には半信半疑だったけど三瓶山に向かいます。曇りがちではあるけれど、出ている雲は高い。まずまずの天気かなと思いながら大田市まで行くと、三瓶山にだけベッタリと雲がまとわりついています。西の原まで行っても、男三瓶には雲がかかってます。しばらく待機して東の原に向かいました。途中で雨が降り出してきて、こりゃダメかなと思いつつも東の原へ。すると、雲が薄くなってきて晴れ間も。山はダメだけど。車の中で悶々としてましたが、体力作りを兼ねて太平山までは登ってみよう。天気をみつつ、あわよくば行けるところまで。

駐車場で行こかどうか悩んでたら晴れ間が出てきた
リフトの誘惑に負けず登山道で

リフトの誘惑に負けかけたけど歩いて登った

東の原には登山リフトあり。片道470円。ちょっと惹かれたけど、我慢して登山道へ。快晴で確実に周遊できるのならリフトに乗ってたかもしれないな~。リフトに乗ってる時に雨が降ってきたら最悪だなって思ったのもありますし。ジムニーなら登っていけそうな道を30分ほど歩いてリフト終点。そこからひと登りで太平山です。

リフトの終点まで登ってきました
とりあえず太平山に向かいます

太平山には今流行りの『テラス』が

太平山には『東の原展望テラス』と名付けられた展望デッキがありました。ここ最近はテラスが流行ってますね。それにあやかって整備したんでしょうけど、もう少し本気でやって欲しかったなと感じます。ややショボい。でも、リフト乗り場あたりは施設が一新されてて、かなりあか抜けた感じにはなっていました。ワイナリーとかできてたりで。

遠足で登った太平山
太平山はこぎれいになってました
男三瓶には雲が

女三瓶経由で男三瓶を目指します

太平山にいる間に天気はわりとよくなってきてて、たまにですが男三瓶も見えてる時も。せっかくなので男三瓶を目指すか!とりあえず、目先の女三瓶を目指して登ります。天気は良いとは言えないけど、雨が降ってきそうな雰囲気はないので、女三瓶から男三瓶へと向かいます。道中わりと開けてるところが多く、晴れてたら展望良好と思われます。開けてるだけに、高山植物もそこそこ咲いておりました。

女三瓶にはアンテナ乱立

男三瓶に登頂です!天気はよくない

男三瓶の一角に登り上げます。下界から見ると男三瓶は台形になっています。山頂は平らに見えます。この平らな部分は草原になってて、晴れてたらかなりいい感じ。花もたくさん咲いてます。低山ですけど高山植物も。ただ、ガスがかかってるわけではないけど、低い雲に覆われてて寂しい感じです。

男三瓶の山頂はまるで公園。こんなにたくさんベンチのある山頂は記憶にないくらい。地元の人気の山ってことなんでしょうなあ。今日の人出は少な目ではありますが。まあ、登山道の数からしても人気の高さをうかがえます。ここ男三瓶を見てみても、5方向から登山道が集まっています。三瓶が人気あるというのもあるけど、他に登山の対象となる山が少ないのかなとも思ったりです。

男三瓶の山頂一角へ 避難小屋あり
男三瓶の頂稜には草原が広がります
男三瓶の山頂
展望盤 男三瓶の山頂にはベンチがとってもたくさんあります

男三瓶から室の内池に入ってみます

ひと通り休んだ後、予定通りに室の内池に向かいます。小三瓶とのコルが扇沢という地点。250mほどの急下降。そこから緩やかに火口湖である室の内池に下りていきます。カルデラの陥没によりできる外輪山だったら、男三瓶から扇沢への急下降、扇沢からの緩斜面はありえませんですな。鬱蒼とした森の中を下って室の内池に。

池に出る前に『鳥地獄』の標識。そちらの方に少し進んでみるが、なんだかよくわからないので戻る。子供の頃に有毒ガスが出てて立ち入れないってのは、この鳥地獄のことかな。戻ってしばらくで室の内池。晴れてないこともあってか、今ひとつパッとしない池でした。そんなに期待はしてなかったんですけどね。まあ、来れてよかったです。

初めて下りてきた室の内池

太平山に登り返して東の原に下り、本日の予定終了であります

九十九折の道を登ること30分ほどでリフトの山頂駅。ここでもリフトで下山した衝動にかられましたが、ここは心を鬼にして登山道で下ります。車道みたいな感じの道なので、お昼を過ぎているというのに、登ってくる人が何人かいました。体力作り的なもんかと思ったり。登り30分だったところを下りは25分。あんまり縮められませんでした。

下山して西の原まで行くと、空は曇天ながらも三瓶の峰々にかかってた雲は全てなくなってました。

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