和田峠から八島湿原までビーナスラインを歩き、そこから鷲ヶ峰に登ってきました。帰りは鷲ヶ峰の北西斜面を滑ってビーナスラインへ。車道の雪も少な目で、スキーのメリットはあまり感じられませんでした。雪質が劣悪だっただけに・・・。展望はすこぶる良好でした。普通に八島湿原まで車で行ってから登るのが良いかと思います。
鷲ヶ峰の様子を動画にしてみました
お手軽な鷲ヶ峰にしては長めの動画ですが、静止画と文章のブログよりも伝わりそうな…(笑)。滑ってるシーンはあんまりないです。転んでるシーンの方が目立つかも。
ダイエット目的でビーナスラインを余分に歩くコースで
本日が今シーズンの山スキー初め。ほぼ車道歩きですけど。日本海側の天気が回復し切らないので、鉄板晴れ予報の信州の内陸へ。このエリアで山スキーと言えば、霧ヶ峰や三峰山がメジャー。しかし、今日は八島湿原から鷲ヶ峰を目指してみます。年末年始は帰省してて、少しばかり体重が増えてしまったので、余分にビーナスラインを歩く計画にて。
東餅屋の駐車スペースに車を置いてスタート
朝6時半に家を出ます。通勤ラッシュ前でまだ空いてます。往きは岡谷経由。1時間半弱で旧道の和田峠あたりに到着です。ちなみに、帰りは混むので、少し距離は長くなるけど三才山経由。ビーナスライン入口の駐車スペースには、詰めれば4,5台停めれるのかなあ?今日は先客ナシでした。
今朝は冷え込みました。下界でもマイナス10度近くに。ここは標高1500mくらいだからなあ…。ただ、風はないので震えるほど寒くはなかったです。道中は雪が少なくて心配になるくらいだったのが、ここまで上がってくるとそれなりの積雪に。ビーナスラインの積雪でいくと、バラツキは大きいけど、平均したら20~30センチくらいなのかな。
出発点は東餅屋でいいのかな?ここから八島湿原の駐車場までは約5キロ。山のアプローチと考えると長いが、ウォーキングと考えると大したことはない。ひと登りでビーナスライン。過去2回はここを右に曲がって三峰山へと行きました。残ってる跡も、ほぼ三峰山方面。八島湿原の方は古そうなスキーのトレースがあるのみでした。
八島湿原までビーナスラインを5キロほど歩きます
この間のビーナスラインは山の西側を巻くことが多く、朝のうちはとくに日陰の時間が長かったです。手も足も指先が痛くなりました。Goproの電池の消費も早いので、林道の間は懐に忍ばせて電池をできるだけ温存します。たまにある日向はポカポカでした。太陽が恋しかった。
5キロの間はほぼ機械的に動くのみ。ひたすら車道歩きですな。時々西側の展望が開けると、中央アルプスや御嶽山が見えます。基本ヒマなので大半はボケーっと歩いてました。そんな中でも、鷲ヶ峰から下りてこれそうなポイントだけはチェックしながら歩いてました。法面になってて下りられない箇所が多いんです。
八島湿原の駐車場にある建物が見えてきてからが長かったですね。鷲ヶ峰本体を巻くのに大きく蛇行しますんで。
八島湿原の駐車場にやっと着いた~
八島湿原の駐車場には5台くらいの駐車。鹿除けネットに絡まりながら、ビーナスラインの下をくぐるトンネルを抜けます。すると八島湿原が見渡せる場所へ。夏もいいとこだけど、夏にもまして冬は素晴らしい!天気もいいからなあ。ここまでの観光客も多そうです。
八島湿原から鷲ヶ峰へ
夏道沿いに付けられたトレースを辿ります。間違いなくスキーは邪魔です。とくに鹿除けゲートを通過する時とか。掘れてる上に蛇行してたり、段差があったり、岩が出てたり…と。予想通りと言えば予想通り。振り返る景色がいいな。登るにつれ八島湿原が見下ろす感じになっていきます。さらに登ると蓼科山が現れ、さらに登ると八ヶ岳全体が見えるようになりました。
山頂1つ手前のピークが展望良好!
鷲ヶ峰山頂の一つ手前のピークが一番展望良好だったかな。遮るものが何もなかった。八島湿原越しの霧ヶ峰や、その先に蓼科山から南ヤツが控えるという構図が素晴らしい。そして、反対側に目をやれば中央アルプス、御嶽山、乗鞍、槍穂高、常念あたり…がズラリと並んでおります。
北東斜面を少し滑ってみることに
この展望良好なピークの北東面に滑れそうな斜面があるみたい。ちょっと覗いてみたところ、草が生えてたり笹が出てたりもしてる。あまり滑る気はなかったが、雪面がキレイだったのでスケベ心が芽生え、試しに滑ってみることにした。
シールを剥がしていざ斜面へ。2ターン目でズボッと埋まってドテ・・・。モナカの下が笹でスカスカになってました。懲りずにもうひと滑り。アイスバーン、パウダー、モナカ・・・ごく短い間に目まぐるしく変化。とてもじゃないけど自分のテクでは滑れません。
あとでログ見たら、滑ったのはたったの標高差30mだったという…。その割にコケて、起き上がるのに消耗して時間は食いました。シールで登るのも結構大変だった。カチカチ&ズボズボで。滑ったのは失敗だったけど、これはこれで仕方ない。
鷲ヶ峰山頂は無風快晴で快適
鷲ヶ峰山頂は灌木がたくさん生えてて、さっきのピークより展望は若干劣りますね。とくに南側の展望が。八島湿原や八ヶ岳方面。ここに来るまでにたっぷりと見させてもらえたので、まあいいか…。逆に北に進んだ分、三峰山や美ヶ原の展望はよくなりました。西の景色は相変わらず素晴らしい!
山頂には展望盤やらベンチやらがあって山頂っぽさはある。気温はかなり低いと思われるけど、無風快晴なのでポカポカです。ゆっくり休憩できます。雲がほとんどないので、タイムラプスは撮るに及ばすでしたが、念のため撮ってみたけど、やっぱり撮るに及ばすでした。しばらくで単独の人、さらに2人組が登って来られました。
問題の下り 鷲ヶ岳の北側を滑って下ります
さて、問題の下り。安パイは来た道戻る…ですが、かなり遠回りで時間かかりそう。滑って下りるのは無理っぽいですしね。登りはなんとか登れたが。鷲ヶ峰から北へと続く登山道沿いに下りてみよう。スキー無理なら登山道を歩いて辿れば、最悪は下りてこれるでしょう。
山頂から少しの間だけ緩い尾根筋。トレースないので意外と滑り易い。山頂部北端まで進むと、そこからは急斜面となって落ち込んでいます。落ち込む瞬間だけ木が密になってるけど、これを抜けて左側の斜面に出れば、急だけど疎林になっていました。
転んで苦労はしたけど北面はまずまずの斜面
その疎林に出る手前のところでズボッ!登山道の掘れてるところで、頭が下になって転んでしまった…。もがくほどに深みにはまり、復旧するのに時間と体力を使ってしまった。
疎林斜面はわりとマシだったけど、それでもトラップは多かった。笹の部分は中がスカスカで埋まって転倒。起き上がるのに突くストックもズボズボ埋まるので疲れる。もう少し降って、全体的に圧縮してもらわないとです。途中、雪が良いところで3ターンくらいテレマークで滑れたのでヨシとしましょう。下るほどに木が混んできたけど、すんなりとビーナスラインに下りれました。
ここの斜面は山頂手前の撃沈した斜面よりもポテンシャルが高そうでした。北西面で雪質も安定してそうですし。ただ、ビーナスラインのそこの部分に下りてきてもなあ…。北に戻るも南に戻るも長いビーナスライン歩きが漏れなく付いて参ります。
あとはビーナスラインを東餅屋まで辿って下るのみ
あとはビーナスラインの自分が付けたトレースを戻るのみ。概ね下りベースではあるんですが、緩い登りや平坦な部分もあり、漕ぐ腕が疲れます。シーズン初めなのでとくに。翌日は腕の筋肉痛が予想されますね。ビーナスラインから離れるところから駐車地までは斜度あるので一気に下ります。で、無事下山。
和田峠をスタート&ゴールにしても、ゆっくり5時間弱。まあ、適度な運動量なのですが、大半が車道歩きではね。やっぱり八島湿原の駐車場からの方が効率は良いです。余った時間を周辺の散策にも当てれますしね。次はそうしよ。
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