浅間山の紅葉&黄葉 2021/10/10 浅間山荘から前掛山

紅葉&黄葉の浅間山に行ってきました。花の時期や初冬には何度か行ったけど、この紅葉の時期は初めてです。ウワサ通りの素晴らしい紅葉でした。普通のところ違って、ロケーションが特別です。殺伐とした荒野に、黄色く染まったカラマツ。言葉では説明できないので、あとに出てくる写真を見て下され。たいした写真はないけど、言葉よりは伝わるかと…。後半曇ったのだけは残念で仕方ないです。

  • 日程: 2021年10月10日(日)
  • 天気: 晴れのちくもり
  • メンバー: T世
  • 温泉: みづほ温泉 湯楽里館
  • 食事: 三宝亭 安曇野市
  • 登山口情報: 浅間山荘 広い駐車場あり(500円)
コースタイム
  • 浅間山荘(7:45)
  • 火山館(9:15~25)
  • 前掛山(11:05~15)
  • 2180mで休憩(11:50~12:15)
  • Jバンド途中2150m(12:50~13:10)
  • 火山館(13:45)
  • 浅間山荘(15:00)

浅間山紅葉&黄葉の動画です

ブログよりも紅葉の様子が伝わりやすいかと思うのですが、動画作成の能力に乏しいのでそれなりかな~。いずれにしても、お時間に余裕のある方はどうぞご覧くださいませ!

北アルプスでテント泊予定だったこの土日。土曜日早朝に起きて冷蔵品と凍ったビールをザックに収め、いざ出発…の運びだったが、腰が痛い…。昨日から少し調子は悪かったけど、ひどくなるとは思わなかった。ということで、中止。日帰りならまだしも、泊まりの荷物を背負うのは無理かなと。

浅間山荘天狗温泉が登山口です

で、翌日の朝、なんとかなりそうなのを確認して浅間山へ。少し迷いもあったので、だいぶ出発が遅れました。腰もアレだけど、天気も微妙でしたので。浅間山荘の駐車場は山荘前の駐車場が満車になっても、一段下に運動場のような広~い駐車場があります。停められなくなる心配は無用なようです。ちなみに1台500円。

歩き出しあたりの林は紅葉はまだ早い

天気は快晴!こんなに晴れるとは思わなかった。ただ、ずっと晴れのままかはわからない。遅い出発のためか、停まってた車の台数のわりに人が少ないです。みなさん朝早くから出て行ってるんでしょう。下の方の木々の葉っぱはまだ緑色。このあたりの紅葉はだいぶ先かな。ま、既にこのあたり紅葉してたら、上はおしまいってことですけどね。

下の方は紅葉はまだまだこれから

火山館が近づくにつれて紅葉が進んでくる

最初の1時間くらいはアプローチ的な道。とくに見どころナシ。長坂を登ったあたりからカラマツが黄葉し始め、右手にはトーミの頭、左手には牙山が見えてきて、浅間山らしい雰囲気になってきます。火山館で休憩。

長坂を登るとカラマツが色付き始めてきました
まだまだ青い
トーミの頭あたりが見えているのか
この小沢を渡ると火山館も近い・・・はず
火山館 コロナで入館制限って書いてあった
火山館からの眺めもよい!

火山館から少しの登りでカラマツ林の火口原に出ます

前掛山に登るのに、高峰高原からと浅間山荘からとどっちが多いのかなあ?前掛山だけなら浅間山荘が効率良さそうだけど、外輪山も含めるとなると高峰高原からの方が楽なのかな?予定では外輪山も周遊するつもり。でも、浅間山荘から。こっちの方が少しくらい長くても、こっちの方が道中が楽しめるからです。高峰高原からトーミの頭の間は、たしか楽しくない道だった記憶…。

火山館からひと登りで火口原?カルデラ?で出ます。湯ノ平と呼ばれてるとこです。カラマツ林で林床は笹、青空バックに外輪山の火口壁がそそり立っているというロケーションです。いったん針葉樹とか混じって冴えない林相になり、前掛山とJバンドの分岐。今現在、噴火警戒レベルは1なので、前掛山までは登ることができます。

火山館からひと登りでカラマツ地帯
黒斑山など外輪山の火口壁が迫力ある
トーミの頭に登る道との分岐

前掛山に登るとしましょう

少し前掛山の方に登ると、再びカラマツの純林に。で、登るにつれてカラマツの丈が低くなり、生え方も疎らになってきます。カラマツにとっての環境が悪くなるからでしょうけど、標高が高くなるためなのか、火口に近付くからなのか…どっちなんだろう?どっちもかもしれませんね。

カラマツが低木の疎林になると、展望がよくなってきます。火口原を見下ろすロケーションが素晴らしいですね。浅間山ならではの景色です。日本離れしてます。この先長い年月が経過すると、丈の低いカラマツは大木に生長し、ただのカラマツ林になるんだろうか…?はたまた浅間山が噴火して焼け野原に戻るのか…?

カラマツがなくなると火山礫のガラガラした登りに。見下ろし景色はさらに高度感が増してきます。ただ、このあたりから雲が増えてきました。前掛山だけでなく、黒斑山など外輪山にもかかるように。これ以上悪くならなければいいのですが…。

Jバンド方面との分岐を分けると、だんだんカラマツの背丈が低くなってきます
カラマツの疎林と火山礫の浅間山本体
カラマツが木から草のようになるのがオモシロイ
カラマツ黄葉の火口原を見下ろします
青空がなくなってきて残念
太陽が当たってるところだけキンキラキン
植物がなくなってきた
トラバース気味に登っていきます
火口原がだいぶ下に見えるようになってきた

山頂まで少しのところから雲に覆われるようになってきた

外輪山の縁に出ます。この外輪山ってのは、内側の外輪山。火口のある浅間山最高点の一つ外側にある外輪山です。あとはこの縁を伝って登って前掛山となります。外輪山を登っている間にモクモクと雲が出てきました。みるみる真っ白けになって、山頂では展望ほとんどナシ。風も強いので、トンボ返りで山頂をあとにします。

外輪山に乗っかります
途中にシェルターあり
なんだか雲に覆われる時間が長くなってきた
群馬県側は雲海なのか?
一応撮っておきましょう

下る頃には火口原もすっかり雲に覆われてしまった

火口原に向かって下って行くのですが、雲は山頂付近だけでなく下の方にまで増殖。素晴らしいロケーションのカラマツ林はすっかり雲に覆われてしまいました。残念無念。雲がなければ展望が素晴らしそうな、カラマツ林が始まるあたりで休憩します。

登る時は晴れてた火口原ですが・・・
晴れてれば外輪山も周回予定でしたが、この天気なので途中まで

天気はイマイチだけどJバンドの途中まで登ってみましょう

天気は回復しそうもないです。このまま下山でもいいんですが、せっかくなので賽ノ河原経由でJバンドの登りの途中まででも行ってみることに。途中まででも登って、賽ノ河原を見下ろしてみたいなと思って。賽ノ河原あたりはまた独特のロケーションです。外輪山の崖もスゴイ。

外輪山への登り、半分も登ってないと思うけど、下を見下ろす絶好の岩がありました。ここで休憩です。晴れてたらなあ…と思うばかり。曇っててもすごい景色だもんなあ…。浅間山は春の花、秋の紅葉とも素晴らしいので、何度でも来てみたいなと思うのでした。今日は仕方ないので、ここで引き返すとします。帰りも曇りの紅葉を楽しみつつ。

晴れてればなあ
Jバンドの途中の眺めのよい岩まで登ることにします
火口原を見下ろす
通って来た道、帰りも通る
晴れた日にリベンジしたいと思います

晴れた日にリベンジするとして下山します

小諸市街の方は晴れてるのが見えてました。山から離れて火山館あたりまでくると、晴れ間も多くなってきました。振り返ってみますと、外輪山や浅間山本体にはまだ雲がベッタリと…。湿った風が山にぶつかって雲ができてるんだろうな。往きでは逆光だった牙山、帰りは晴れてて陽当たり良好。基部の紅葉もいい感じでキレイでした。帰りは不動滝経由で。道が少し荒れ気味で、下り続きということもあってか、腰にダメージが…。まあ、あとひと踏ん張り。

帰りの牙山
温泉成分で流れが赤くなっています

下山後の温泉とラーメン

温泉は物味湯産手形利用で東御市の湯楽里館へ。コロナもだいぶ収まってきてるせいか、駐車場は車がたくさん。そのわりにお風呂は混んでなくて助かりました。下山後ラーメンは豊科まで戻って三宝亭。テレビでやってたので行ってみたけど、行かなくてもよかったなあ。まあ、好みと違ったってことですが。

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