奥飛騨 沢上谷 沢登り 2021/6/12

沢登り復帰シリーズ第2弾は奥飛騨の癒し渓であります沢上谷に行ってきました。沢上谷は2008年に一度行ってまして、今回が2度目。全くではないけど、ほぼ記憶にございません。その時は雨だったので、ちょっと暗い沢のイメージが残ってます。今回は曇りベースながらも、陽の射す時間も長くて、明るい沢上谷を楽しんでこれました。

  • 日程: 2021年6月12日(土)
  • 天気: くもり時々晴れ
  • メンバー: yozkoさん、YUQYさん
  • 温泉: なし
  • 食事: 
  • 登山口情報: 入渓点に数台、終了点にも数台
コースタイム
  • 入渓点(9:20)
  • 五郎七郎滝へ立ち寄り(9:30~10:05)
  • 岩洞滝へ立ち寄り(10:35~11:25)
  • 箕谷大滝高巻き(11:45~12:15)
  • 終了点の橋(13:40)

お粗末ですが動画もどうぞ!

車2台あるので終了点に1台デポします

今回のメンバーはyozkoさんとYUQYさん。GWの会津駒で一緒になって、今度は沢に行こう!と話してたやつの実現版です。当初は南アルプスの沢との2本立てで考えてました。天気はコロコロ変わるし、自分の腰の具合いもよくなかったので、無難に沢上谷にしといたってところです。

8時に奥飛騨の道の駅で合流。2台あるので終了点に1台仕込んでおきます。車道歩いて戻ると4キロちょっと、小1時間はかかるだろうからかったるい。入渓点のスペースに先客と思われる車が1台ありました。うちらはのんびりなので、恐らく姿を見ることはないんじゃないかな。

作業道を少し歩いて沢上谷の流れへ

入渓後しばらくは平凡

ポツポツ雨も落ちてたけど、入渓する頃にはだいぶ空が明るくなってきました。水はぬるい。入渓点は800mあるから低くはないけど、上流が高くなくて、沢も緩そうだから温まるのかな。

ここから水に入ります

前回は行かなかった五郎七郎滝に立ち寄ります

前回は雨だったので、立ち寄り地であります『五郎七郎滝』と『岩洞滝』はパスしました。今回はきちんと立ち寄ります。五郎七郎滝は傾斜の強いナメ滝?スラブ滝?シャーと流れる雰囲気は吾妻連峰の滑川大滝にも似てなくもない。スケール感は全く及ばないけど。

遡行図には2条となってますが、二俣が滝で出合ってるが正解かな。ちょうど一段目の途中で出合ってます。落差が70メートルになってるけど、上の方はよく見えないです。多段滝になってそうな雰囲気。

しばらくで五郎七郎滝への分岐
ナメを辿って五郎七郎滝へ
これが五郎七郎か!と思ったら違った
これが五郎七郎滝 滝で出合う二俣
本流への下降はナメ下り

歩いてて沢靴のフェルトが剥がれてしまいました

本流に戻ります。歩いてると左足に水流の抵抗を感じます。見ると、沢靴のフェルトが半分剥がれてしまってました。丸3年履いてなかったので、一応心配はしてたんですが、前回の大白沢で大丈夫そうだったので、大丈夫かなと思ってました。しばって固定しようとしましたが多分ダメなので、全部剥がしちゃいました。

滑る石と滑らない石がありますね。ヌメヌメは確実に滑るし、滑らないと思った石でも滑ったり。はたまた、滑らない石はフェルトよりグリップ効きます。滑る時は氷で滑るように一瞬でツルっとなります。なので、普通の河原も大胆に歩けなくなってしまいました。ガイドブックによると1級上だけど、2級下くらいにはなった感じだな。

本流に戻ります
釜付の滝も出てきます
このへん赤い岩盤とかあっていい感じ

岩洞滝は立派な直瀑

次の立ち寄り地は岩洞滝。さっきの五郎七郎滝が糸を引くような滝だったのに対し、岩洞滝は直瀑。直瀑というか、完全にえぐれてて空中を落ちてくる感じです。なので、裏に回り込めます。水量がもっとあれば迫力アップするのかなと思ったり、これはこれで水滴が降ってくる感じもいいなあと思ったり。

ここまで汗ダラダラかいてたけど、岩洞滝で涼むことができました。

岩洞滝 
被ってて空中を水が落ちてきてます

次なるアトラクションは箕谷大滝

本流に戻ります。ナメや突っ張って越えるとことか楽しんでたら、前方に箕谷大滝30mが…。立派な滝ですな~。大きなスラブを水流が幅広一直線で落ちてきてます。今日見た3つの大きな滝が、それぞれ違う特徴ってのがいいですね。

高巻きは右の踏み跡から登って杣道利用、ロープに頼りながら下降します。落ち口の高さよりはるか上で巻くことになります。登り過ぎるので損した気分。左の方が小さく巻けるんじゃないかと思うんですけどね、登り過ぎても踏み跡ある方が楽だから冒険する気はしないです。

フェルトなしの沢靴では難易度高い
突っ張りで越えていきます
箕谷大滝
同じ位置から落ち口を入れてみた
アップで!
高巻きは杣道利用

箕谷大滝の上は平たいナメが続きます

箕谷大滝から上はナメナメ地帯。ナメナメの前半と後半の間に15mのナメ滝ってのがありました。左岸直登となってます。ロープ完備なので捕まりながら登りました。下手に自力で登ろうとすると、左足がツルツルなので怖い。この先のナメは広くて平らなので、ジムニーとか余裕で走れそうな感じでした。滑るからスタッドレスがいいかも。ナメ部門ではここらへんが一番キレイでした。

もうすぐ終了点なんですが、沢の中でお昼を…ってことで無理やり休憩しました。休み終わって歩きはじめたら、ほどなく終了点の橋に到着。林道を少し歩いて、仕込んである車に着いておしまいです。

この向こうが箕谷大滝の落ち口
箕谷大滝の上は平たいナメが続きます
ロープ完備の15mナメ滝
上からyozkoさん登ってくるの見物
15mナメ滝の上はさらに広くて平たいナメに
ナメとしてはこのあたりが一番キレイだったかも
この橋で遡行終了

下山後温泉にありつけず・・・

温泉は久しぶりに平湯の森だ…と思ってたら、お風呂セットと着替えを忘れてしまってナシに。パンツとシャツとタオルを買って入ってもよかったけど、明日の山の服も忘れてるからな…。いったん家に戻ることに。結果、翌日の山は雨で中止になったので、平湯の森で入っておけばよかった…と思ったのでした。


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